現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > 【特集モータースポーツ】86/BRZはプロドライバーも参戦する激戦区

ここから本文です

【特集モータースポーツ】86/BRZはプロドライバーも参戦する激戦区

掲載
【特集モータースポーツ】86/BRZはプロドライバーも参戦する激戦区

86/BRZはプロドライバーも参戦する激戦区

 サーキットでレースに出場するとなると、プロのメカニックやエンジニアが必要で、資金的にも莫大になる。だが、ナンバー付き車両で開催されているレースなら、参戦できるチャンスが広がってくる。

SUBARU BRZの「カップカー ベーシック」が仕様変更

 現在国内で開催されているナンバー付き車両の主なワンメイクレース(ロードスター以外)を紹介しよう。ホンダN-ONEオーナーズカップは、軽自動車で戦う。今シーズンは3月のモビリティリゾートもてぎから11月の鈴鹿サーキットまで全11戦で競う。車両はN-ONEのターボ仕様で、駆動方式はFF、トランスミッションはCVTに限定。ロールケージなどの指定部品の装着やサスペンションやエアロの装着などが認められている。参加料は4万9500円。7月開催の鈴鹿サーキットの場合は事前に練習走行枠が用意されている(有料)。

「誰でも気軽に参加できるモータースポーツを目指しています。レースの結果も大事ですが、仲間に会いに来るという点を大切にしています。チーム編成はドライバー、監督、メカニック3人の5人構成が最大です。中にはドライバーがひとりで参加している選手もいるようです」と大会関係者は語る。参加するドライバー10代~30代が30%程度というから、若いドライバーが多い。また、AT限定免許でも参加できる関係から、女性ドライバーの参加が多い点はこのシリーズの特徴といえるだろう。

 マシン作りにかかる費用は車両本体を別にして150万円程度。ユーズドカーをベースに車両を仕上げれば、参加しやすい。

 N-ONEオーナーズカップが鈴鹿サーキットや富士スピードウェイで開催される際は、参加台数が100台を超えるケースが出てくる。せっかく参加したのに予選落ち……という事態にならないように、予選後は決勝レースとフューチャーズレースが開催される。富士スピードウェイの場合は予選出場台数が108台、決勝/フューチャーズレースはそれぞれ54台が出走する。

「参加料と移動費、宿泊費などを含めて1戦当たり10万円くらいかかるようです。タイヤは4~5戦は1セットで走れると思います。全戦参加される選手は少なく、自宅から近いサーキットに絞っている方が多いようです」

 トヨタGR86/SUBARU BRZを対象にしたGR86/BRZカップは、プロフェッショナル・シリーズとクラブマン・シリーズが開催されている。プロフェッショナル・シリーズにはスーパーGTでチャンピオン経験のある谷口信輝選手や井口卓人選手らが参戦。アマチュアを対象にしたクラブマン・シリーズは改造範囲が限定されている。

「クラブマンに出場される方は、若い人からベテランまで幅広い年齢層になっています。FRの本格スポーツカーで走る点や、トヨタという安心感などが評価されていると思います」と大会関係者は語る。また、クラブマンで参加を始め、いい成績が残せるようになってからプロフェッショナルにステップアップする選手がいるのも、この大会の特徴だろう。ヤリスカップから86/BRZカップにステップアップしてくる選手もいるという。

 クルマを仕上げるには車両本体とは別に部品代が150万円程度かかる。工賃は別途必要だ。カップカーはまだユーズドカーの流通が少ない状況だ。

 北海道から九州まで国内の主なサーキットを転戦するため、全戦出場するドライバーは少数派。ショップやガレージと提携する参加者もいる。参加料はクラブマン・シリーズで4万4000円である。 

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

軽カーレースは勝利よりエンジョイ重視! ダイハツ「ミラ」をピンクのカモフラ柄に…サーキットで目立つ個性派チームはご当地グルメも目的のひとつ
軽カーレースは勝利よりエンジョイ重視! ダイハツ「ミラ」をピンクのカモフラ柄に…サーキットで目立つ個性派チームはご当地グルメも目的のひとつ
Auto Messe Web
サーキットで「格上の性能」を発揮! ワークス発のアップグレードキットとは? 走りを最適化する「ポルシェマンタイパフォーマンスキット」の実力を体感
サーキットで「格上の性能」を発揮! ワークス発のアップグレードキットとは? 走りを最適化する「ポルシェマンタイパフォーマンスキット」の実力を体感
VAGUE
【最新モデル試乗】やっぱり「屋根開き」は最高! メルセデス・ベンツCLEカブリオレ・スポーツの優越感
【最新モデル試乗】やっぱり「屋根開き」は最高! メルセデス・ベンツCLEカブリオレ・スポーツの優越感
カー・アンド・ドライバー
マクラーレンの名高い「1」モデルの血統を受け継ぐ新世代スーパースポーツ「W1」がデビュー
マクラーレンの名高い「1」モデルの血統を受け継ぐ新世代スーパースポーツ「W1」がデビュー
カー・アンド・ドライバー
【最新モデル試乗】「俊足の電動シティレーサー」に4WD新登場! 日産ノート・オーラNISMOのスーパーハンドリングに感動
【最新モデル試乗】「俊足の電動シティレーサー」に4WD新登場! 日産ノート・オーラNISMOのスーパーハンドリングに感動
カー・アンド・ドライバー
「PROXES Sport2」は、スポーツタイヤに求められる性能をすべて盛り込んだ「欲張りなタイヤ」でした【チューナーが試す最新タイヤ】
「PROXES Sport2」は、スポーツタイヤに求められる性能をすべて盛り込んだ「欲張りなタイヤ」でした【チューナーが試す最新タイヤ】
Auto Messe Web
還暦超えても軽カーレースに夢中! 新車スズキ「アルト」で参戦してはや2年…東北660耐久レース」の年間王者を目指すチューニング内容とは
還暦超えても軽カーレースに夢中! 新車スズキ「アルト」で参戦してはや2年…東北660耐久レース」の年間王者を目指すチューニング内容とは
Auto Messe Web
【ホンダ】全日本トライアルに参戦する電動トライアルバイク「RTL ELECTRIC」の概要を公開
【ホンダ】全日本トライアルに参戦する電動トライアルバイク「RTL ELECTRIC」の概要を公開
バイクブロス
トヨタの新型「和製スーパーカー」登場!? 超“ロングノーズ”ボディは「市販化前提」で開発! 「GR最強」のスポーツモデル 一体どんなクルマなのか
トヨタの新型「和製スーパーカー」登場!? 超“ロングノーズ”ボディは「市販化前提」で開発! 「GR最強」のスポーツモデル 一体どんなクルマなのか
くるまのニュース
1000馬力オーバー! 米国史上最強エンジン搭載のシボレー新型「コルベットZR1」は2025年に登場…クーペとコンバーチブルが同時に
1000馬力オーバー! 米国史上最強エンジン搭載のシボレー新型「コルベットZR1」は2025年に登場…クーペとコンバーチブルが同時に
Auto Messe Web
日本勢マカオ16年ぶり制覇へ……しかしそのハードルは高く。挑戦するトムスとTGMの”狙い”とドライバー選択
日本勢マカオ16年ぶり制覇へ……しかしそのハードルは高く。挑戦するトムスとTGMの”狙い”とドライバー選択
motorsport.com 日本版
「日本の子どもたちに世界一速いクルマに乗る夢を」TGRとハースF1の業務提携にモリゾウが語った思い
「日本の子どもたちに世界一速いクルマに乗る夢を」TGRとハースF1の業務提携にモリゾウが語った思い
AUTOSPORT web
ハースF1、トヨタ強力援護で旧車テストを通じた人材育成開始へ。TGRドライバー/スタッフのレースチーム帯同も?
ハースF1、トヨタ強力援護で旧車テストを通じた人材育成開始へ。TGRドライバー/スタッフのレースチーム帯同も?
motorsport.com 日本版
トヨタ ガズー レーシングがF1チームと業務提携を発表! 目的は人材育成…ドライバーだけでなくエンジニアとメカニックも派遣し、市販車にフィードバック
トヨタ ガズー レーシングがF1チームと業務提携を発表! 目的は人材育成…ドライバーだけでなくエンジニアとメカニックも派遣し、市販車にフィードバック
Auto Messe Web
ストラトス/パンテーラ/ヨーロッパ/トヨタ2000GT…スーパーカーの第1期を彩った名車たち(後編)【ムック「スーパーカークロニクル 完全版ダイジェスト」第2回】
ストラトス/パンテーラ/ヨーロッパ/トヨタ2000GT…スーパーカーの第1期を彩った名車たち(後編)【ムック「スーパーカークロニクル 完全版ダイジェスト」第2回】
Webモーターマガジン
免許取得後に本格参戦してタイトル獲得。WEC、フォーミュラEなど海外志向の21歳【ネクスト・スターVol.4/佐藤樹】
免許取得後に本格参戦してタイトル獲得。WEC、フォーミュラEなど海外志向の21歳【ネクスト・スターVol.4/佐藤樹】
AUTOSPORT web
JRP、2025年のスーパーフォーミュラ韓国大会開催断念を発表。来季は7大会12レースのシーズンに
JRP、2025年のスーパーフォーミュラ韓国大会開催断念を発表。来季は7大会12レースのシーズンに
AUTOSPORT web
【クルマ物知り図鑑】名手スターリング・モスも驚嘆した韋駄天ミニ、1968年スズキ。フロンテSS
【クルマ物知り図鑑】名手スターリング・モスも驚嘆した韋駄天ミニ、1968年スズキ。フロンテSS
カー・アンド・ドライバー

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.5217.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.8261.9万円

中古車を検索
N-ONEの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

173.5217.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.8261.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村