トムス流トータルチューニング術
レースのノウハウを注入してバランスよく仕上げる
「カローラスポーツにTOM’Sのレーシング魂を注入」FFホットハッチの走りに磨きをかけるワークスチューンド!
精鋭揃いの欧州ホットハッチと渡り合うべく、世界市場を見据えて開発されたカローラスポーツ。6速MTモデルも用意されるトヨタ期待のFFホットハッチだ。
切れ長なLEDヘッドライトをはじめ洗練されたフォルムは、文句ナシのカッコよさ。幅広い世代に人気が高まっているのもうなずける。
搭載されるエンジンは直噴1.2Lターボと1.8Lハイブリッドの2種類。これを新世代のGA-Cプラットフォームに積み込んだ。絶対的なパワーがあるわけではないが、ちょうど良いサイズ感でキビキビと走る。5ドアハッチバックならではの使い勝手の良さも魅力だ。
そうしたキャラクターを尊重しつつ、走りの楽しさをブラッシュアップさせてきたのが、国内有数のレーシングコンストラクターとして知られるトムスである。レースで培ったノウハウを注入し、トータルチューンを施しているのだから見逃せない。
まず、そのスタイリングからチェックしていこう。エアロはハーフタイプ。限られた面積ながら、ウイング一体形状とするなど、かなり凝った造形で仕上げられる。空力性能の向上はもちろん、ボディの厚みが増すことで低さが際立つのもうれしい。ちなみに、ディフューザー一体型のリヤアンダースポイラーはバレルマフラーとの同時装着が前提となる。
リヤウイングは、走行風をスムーズに流すことで、高速域での安定性向上に貢献する。ウイング中央に窪みを設けるなど、デザインにもこだわった。
走りの要となるサスペンションは、オリジナルの車高調キット(F4.9kg/mm R4.4kg/mm)を組み込む。タワーバーやロワボディブレースといった補強も追加されており、とても19インチホイールを履いているとは思えないほどしなやかに走る。長年レーシングカーで培ってきたノウハウはダテじゃない。
迫力の足元を演出するホイールは、クロススピード。サイズは前後とも8.5J-19+45をチョイスする。専用サイズというだけに絶妙なマッチングだ。タイヤはポテンザS007の225/35を組み合わせる。
今回の試乗車はハイブリッドのCVTということもあり、エンジンはほぼノーマル。スロットルコントローラーを付けたくらいのライトチューンだが、俊敏なレスポンスを体感できた。
マフラーは左右2本出しのエキゾーストシステム・トムスバレルを装着。リヤビューの存在感を高めている。こちらのテールエンドはチタン/カーボン/ステンレスから選べるのも魅力。
室内では、純正エアバック&コントロールスイッチを活かせるカーボンステアリングがポイント。純正362φに対し、トムス製355φと小径化できるのも魅力。ガングリップタイプとなっており、握り心地もいい。
ベース車の素性の良さを引き出すツボを押さえたカスタマイズは、さすがトムスといったところ。バランス良く仕上げられたこのカローラスポーツなら、日常性にも妥協したくない大人の走り屋でも満足できること請け合いだ。
(PHOTO:Hiroki IWASHIMA/REPORT:Daisuke ISHIKAWA)
●価格表
フロントディフューザー:6万1000円/サイドディフューザー:7万7000円/リヤアンダーディフューザー:7万5000円/エキゾーストシステム“バレル”チタン:18万円/TOM’Sエンブレム:9500円/スロットルコントローラーL.T.S.III:3万8000円/スポーツサスペンションキット:14万8000円/アッパーパフォーマンスロッド(フロント):1万6000円/ロワボディブレス(フロント):1万2000円/ロワボディブレス(リヤ) :1万7000円/ブレーキパッド スポーツ:各8000円/ブレーキライン:2万5000円/ステアリング カーボン:7万2000円/ドアキックプロテクター:9800円/TOM’Sクロススピード:4万円(1本)
●問い合わせ:トムス TEL:03-3704-6191
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