もくじ
ー 最高出力 700psに
ー ダウンフォース 標準モデルの4倍以上
ー レース活動の知見 水噴射も
ー 解き放たれた真の性能
最高出力 700psに
フォードは、サーキット専用車として進化を遂げたフォードGTを発表した。エンジンの出力は700ps以上に高められ、エアロダイナミクスとシャシーにも改良が加えられている。
フォード・パフォーマンスと、そのパートナーとしてGTの開発や製造を請け負ってきたマルチマティック社は、このフォードGTマークIIについて「スーパーカーであるフォードGTのパフォーマンスを、次の段階へと解き放った」と表現している。
フォードの製品開発チーフを務めるハウ・タイ-タンは次のように述べている。「ル・マンで勝利したパフォーマンスと、フォードGTのレースカーがフィニッシュラインを通過したときの素晴らしい感覚を、オーナーとして味わうことができます」
この限定生産モデルは、競技以外のサーキット走行専用車として開発された。つまり、いかなるモータースポーツの車両規定にも縛られないということを意味する。
その価格は、もちろん桁違いのものになった。
ダウンフォース 標準モデルの4倍以上
45台のみが製造され、価格は120万ドル(約1.3億円)。フォードは昨年、標準モデルのGTの生産台数を、顧客の要望に応えて、1000台から1350台に増やすと発表した。そのうち100台が英国に割り当てられていた。
GTマークIIの3.5ℓ V6エコブースト・エンジンは、最高出力が公道仕様の656psから710psに向上されている。ル・マンのGTEプロ・クラスに出走していたレース仕様車はレギュレーションによって500psに制限される。
パワートレイン以外で、標準モデルとの最も顕著な違いは、改良されたエアロダイナミクスとシャシーだ。
リアのダウンフォースは、新しいスポイラーとディフューザーを装着することで、公道仕様から大幅に向上。これとバランスを取るため、フロントには明らかに低いスプリッターとダイブプレーンが追加された。
全体で標準モデルの400%以上に相当するダウンフォースを発生するという。
そのボディの下では、標準のGTに装備されている油圧式車高調整サスペンション・システムを取り去り、車両重量を150kg以上も削減。代わりにマルチマティック社が「DSSV(ダイナミック・サスペンション・スプール・バルブ)」ダンパーを前後に装着した。
低く固定された車高との組み合わせにより、ハンドリングは向上し、最大の空力性能を発揮する。
レース活動の知見 水噴射も
ブレーキは公道仕様車から流用している。フォードによれば、標準モデルのカーボンセラミックディスクは、FIAの規定によってレースカーが装着している鋳鉄製ローターよりも制動力に優れるという。その外側には、専用の19インチ鍛造アルミニウム製ホイールと、ミシュラン・パイロットスポーツGTサーキット用タイヤを装着する。
多くの改良は「フォードが成功を収めたFIA世界耐久選手権におけるレース活動から得た知見をベースにしている」とメーカーは言う。
その1つとして、GTマークIIには水噴射テクノロジーを使った大容量インタークーラーが装備されている。高圧の冷たい水をエンジン・コンポーネントに噴射して冷却することで、高温下でも安定したエンジンのパフォーマンスを引き出すことができるのだ。
ルーフに装備されたエアインテークも、GTEプロ・クラスのマシンに使われているものをベースにしている。エンジン、クラッチ、トランスミッションの冷却系にさらなる風を送り込み、効率を高める。
コクピットにはスパルコ製シートと6点式ハーネスを標準で装備。助手席もオプションで装着できるほか、データロガーやリアビューカメラも装備されている。
解き放たれた真の性能
マルチマティックのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるラリー・ホルトは次のように語っている。「規定から解き放たれたGTの真の性能はまだすべてを見せたことがありませんでした。ロードカーは世界各地の様々な法規制に適合させなければならず、レースカーはBoP(バランス・オブ・パフォーマンス)と呼ばれる厳しい性能調整によって制限されます。そのため、ロードカーより150馬力もダウンさせられているのです」
「マークIIは、すべての制限を外せば一体どれほどの性能を発揮するのかという、度々寄せられる質問に答えます。その答えは、ひとことで言えば “目覚ましい” ということになるでしょう」
GTマークIIは、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードのヒルクライムにスーパーカー・クラスから出走し、初めて公にデビューを果たした。販売はマルチマティック社から顧客に直接行われるという。
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