現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【初テスト】ディーゼルモデルのレンジローバー D350のドライビングテストレポート 果たしてスーパー4×4の性能と実力とは?

ここから本文です

【初テスト】ディーゼルモデルのレンジローバー D350のドライビングテストレポート 果たしてスーパー4×4の性能と実力とは?

掲載 3
【初テスト】ディーゼルモデルのレンジローバー D350のドライビングテストレポート 果たしてスーパー4×4の性能と実力とは?

レンジローバー(L460)D350、このスーパー4x4はエレガントな旅のエキスパートであり、ハイテクヒーローでもあるのだ。L460シリーズのラグジュアリーレンジローバーがテストに登場

汎用性の高いクルマはたくさんある。セーム皮のように地形を飛び越え、しかも(ポルシェ カイエンのような)ダサくないタイプ。あるいは、スズメのように燃料をついばみながら、クマのように強いモデル(分厚いディーゼルサルーンなど)。そして、立派に成長した働く象も珍しくはない(VWのマルチバンもその一つだろう)。

【比較テスト】アウディ RS e-tron GT対メルセデスAMG EQE 53対ポルシェ タイカン ターボ 勝者は? ドラッグレース動画&35枚の画像&性能データ付き

しかし、この「レンジローバー(L460) D350」は、これらすべての美点を巧みにミックスして使いこなし、特に繊細で絶対にしわのないパッケージで包み、中のすべてをふわふわの泡に埋め込んで、全体をベルベットのリボンで包んだ生き物なのである。日常的な要求、長距離移動のストレス、オフロードでの苦悩、そして街中での恐怖を、これほどまでに堂々とこなすXLサイズのオフローダーは、英国からやってきたこの巨人以外にない、と我々は断言したい。

大胆な論文?解説はこのあと!さらに、ちょっとしたクセもある。しかし、これだけは前もって言っておくが、我々はレンジローバーを喜んで許す。何しろ、これがなければ「本物の」英国車は存在しないのだから。

ウォールナットウッド、アルミニウム、アニリンレザー、XLサイズのディスプレイ

アニリンレザー、ウォールナット材、ダブルステッチ・・・、そして2つの大型ディスプレイがこの伝統的な高貴なインテリアを「現代化」している。これはエレガントな発想で、なによりも愛情を込めて組み立て、ガタつくことなく車に乗せられている。

もうひとつの大きな特徴は、可変ディスプレイにクラシックな丸型メーターを表示できることだ。センターコンソールのメイン画面には、「D350」の機能の大半が集約されている。無数のデジタルタイルには車両やマルチメディアの設定が隠されており、運転支援や操作情報のモードは休止状態になっている。ここでは無条件に操作説明書をよく読むようにお勧めする。

ひとつ残念なのは、レンジローバーはディスプレイを低い位置に設置しているため、右半分のアイコンを見るために、ドライバーは背もたれから大きく体を伸ばさなければならないことだ。

快適さは、シートから生まれる。調整(一部メニューによる)が不必要に複雑でも、これ以上快適な座り心地はないだろう。大型のアームチェアは、カバーの裏地がかわいらしく、精密に作られたベースが、スポーティになりすぎず、優れたサポート力を発揮する。これは2列目のシートにも適用される。注意: 自動で車高が下がるにもかかわらず、乗る時は背伸びをしないと乗り込めない。

カメラシステム: 壮観

一方、ドライバーは、ほぼ水平に近い角張ったボンネット越しに、思いがけずのびのびとした視界を楽しむことができる。同時に、壮大なカメラシステムが、全長5メートルの船をどんなに小さな隙間にも入れるよう操作するのに役立っている。レンジローバーは、ビデオサポートによってトレーラーのカプラーの位置を確実に特定し、オプションでセンターコンソールのロータリーコントロールを使用して、リモコンのようにステアリングを操作することで操縦を支援する(非常に便利で楽しい)。

すべての運転支援は、同じようによく考えられている。この技術は、オフロード走行(エアサスペンションの高さ補正やウェーディング時の水深測定(90cmが可能)など)とダイナミックな操縦の両方をサポートする。

また、アクティブディファレンシャルに支えられたシャーシは、あらゆる場所で常にトラクションを供給する。

最強のレンジは、速くも走れる

もちろん、「D350」はスピード性能も備えており、V6ツインターボディーゼルの700ニュートンメーターのトルクは、2.7トンを超える乾燥重量にもかかわらず、車体をスピードに乗せるのにほとんど支障をきたさない。

さて、ここからが本題だが、いつもレンジは心強く楽な印象がある。「D350 HSE」の足回りには、優れたドライビングフィールの多くがしみ出ている。細かい凹凸をかじるように、荒い波をドライに飲み込んでいく。路面への追従性が高い割には、決してデコボコした感じやモコモコした感じがしない。

レンジは加速時に静かにつぶやき、オートマチックは揺るぎない落ち着きでギアを切り替え、ステアリングフィール(低速ではスムーズ、高速では明らかにタイト)は、繊細さに欠けるものの、この大きなSUVに完璧に適合している。

ブレーキング時の力みの少ないペダルフィールも、この流れを汲んでいる。すべてがスムーズに動き、クールな静けさがある。センターコンソールのドリンクホルダーも、3つの小さなゴム製エアクッションを介して缶を保持し、遊びやガタつきなしに直立させることができる。

つまり、このクルマは乗客とペプシを同じように大切に扱っているのだ。GBに大感謝!

レンジローバーは200km/hを超えるとうるさくなる

ただし、ローバーはあまり速く走ってはいけない。時速200kmに達すると、風切り音が大きくなり、大型のエクステリアミラーも大きなヒスノイズを出し、巨大な22インチホイールのロードノイズが拍車をかける。要するに、フル回転でうるさくなるのだ。悪い?解決可能だ。アクセルから足を離す。なぜなら、150km/hでは、「D350」は燃料をほとんど飲まずに、くつろいでいるからだ。

最後のクセは、リアベンチの折りたたみ機構だ。電動式で、エレガントに平らにすることを想定したようだが、なかなかそうはいかない。その機構は - 申し訳ないが、そういうものなのだ - 思いのほかいい加減で、機械的な力で動いてしまうのだ。レンジローバーはすべてを完璧にこなせるわけではない。

Text: Jan Horn Photo: Jaguar Land Rover

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
ベストカーWeb
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

3件
  • 350Dの排気量や馬力にトルクは?燃料食わないって公表数値は無いの?
  • 「比喩的表現」が訳分からん。
    他車と比べて何が優れているのかも全く伝わってこない。提灯記事としてもレベル低過ぎだな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1835.03267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

100.03580.0万円

中古車を検索
レンジローバーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1835.03267.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

100.03580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村