メルセデスのバルテリ・ボッタスは、チームがドライバーズタイトルとコンストラクターズを獲得するために、必要とあらばチームオーダーを受け入れる姿勢であることを明かし、自分がタイトルを獲得できないのであれば、タイトル獲得の手助けをすることを厭わないと話した。
今シーズンは未だ優勝を挙げることができていないボッタス。今季これまで様々なトラブルに見舞われ、既にドライバーズタイトル獲得の望みはほぼなくなってしまった。
F1イタリアGP FP2レポート:ベッテルが首位でフェラーリ1-2。エリクソン大クラッシュ
チームメイトであり、ドライバーズランキング首位のルイス・ハミルトンとは現在87ポイント差だ。またランキング4位のボッタスとハミルトンの間には、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンがそれぞれ2位、3位に入っている。それゆえメルセデスは、今週末のイタリアGP以後はタイトル獲得のためにチームオーダーを出すことも検討しているようだ。
これについてボッタスは、「もし状況が明確になれば、チームが両方のタイトル(ドライバーズとコンストラクターズ)を勝ち獲るために、それがベストだと僕も理解するだろう」と話した。
「そのような状況に立たされることは誰も望んでいないし、ドライバーとしてそのような立場にいることも望まない。だけど自分がタイトルを獲れないという状況になったら、もちろん僕は手助けをすることを厭わない」
この数年メルセデスはドライバーのふたりに対し、お互いに自由にレースをさせるという方針を採っている。よく知られているように、ハミルトンとかつてのチームメイトであるニコ・ロズベルグは、タイトル争いを通して何度も衝突していた。
しかし昨シーズンからフェラーリが脅威的な存在となって以降、メルセデスは必要に応じて、その状況に適応するという方向性を示してきた。
ボッタスは、ドイツGPでチームオーダーに関する疑問に直面しなければならなかった。この時は先頭を走っていたベッテルがリタイアし、ハミルトンがトップに浮上。ボッタスはハミルトンに挑もうとするも、最終的にはチームからポジションを維持するよう指示を受けた。
またハンガリーGPでは、チーム代表のトト・ウルフがフェラーリの2台を押さえきったボッタスのことを”素晴らしいサポート役”だと発言し、ボッタスはそれに対して「自分はサポート役ではない」と主張していた。なお、ハンガリーGPでの件については、のちにウルフが自身の発言を弁明している。
しかしメルセデスの画策によってこういった事例が生まれたのではなく、その時々の状況の結果であり、ボッタスは自分が不平等な扱いを受けることはないと考えている。
「もし(イタリアGPで)僕にレースに勝てるだけのペースと純粋なスピードがあるのならば、僕はチームがその状況を考慮するだろうと思っている」
「どのような場合であれ、自分が優勝できる時に、レースに勝つ自由を完全に失うことになるとは考えていない」
「僕がポイントを奪ったり、ルイスがポイントを失うことを避けるための明確な方法があるかどうかは、状況次第だ」
「僕はチームを信頼している。彼らは僕を大いに尊重してくれるし、ふたりのドライバーに対してそうしてくれる。チームがあまりにも手厳しい対応をすることはないだろう」
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?