F1のCEOを務めるチェイス・キャリーは、F1が将来的に一部のレースを取りやめ、一方で新たな会場をカレンダーに追加していくことになるだろうと述べた。
最近になってF1のオーナーであるリバティ・メディアは、F1の仮のスケジュールにおけるレース数の上限を拡大し、最大25レースとした。レース数は今後数年のうちにそこまで到達するものと見られる。
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レース数の増加は主催者側からの健全な要求に後押しされており、F1カレンダーに新たな会場を追加することにつながる。しかし、リバティ・メディアがF1に必要な価値をもたらしていないと捉えている、ある特定の会場は除外されることにもなる。
月曜日に行われたウォール・ストリートのアナリストとの電話会談で、カレンダーの拡大の可能性について尋ねられたキャリーは次のように語った。
「我々は現在F1の利点について、さらに前向きな感触を持っていると言えるかもしれない」
「非常に前向きに需要は増え続けており、実際世界中で多くの場所が関心を抱いている」
「カレンダーはかなり過密になっている。契約は長期のものなので、どれだけのレースができるか制限はあるものの、我々には機会があると考えている」
「22戦というのはスケジュールとしてはかなり多いが、我々はあと数戦を増やす余裕があると考えている」
「我々は長期的な提携関係を求めているが、今年変化があったように、いくつかのレースを追加し、またいくつかのレースについては選択的に取りやめていくことになるだろう」
「これまでにも数件の問題に言及したが、我々が引き継いだレース契約のうち、明らかに我々があるべきと考える価値を反映していないものがあったのだ」
「この件には我々の期待以上に利点があり、それこそが成長を継続できる部分であると考えている」
■マイアミGP開催に向け「問題解決の時間はある」
F1の第3四半期に関する電話会談のなかで、キャリーはマイアミGPの可能性を含む最新の進捗状況を尋ねられた。マイアミGPについては、先週マイアミのデイド郡長カルロス・ギメネスが救済策を採ったことを受けて、マイアミ市がF1開催について最終決定を下すための緊急性はどれだけ高いのかという質問もなされた。
「非常に短い期間にいくつか手順を踏まなければならない。現実的に考えて、2021年の開催のためにこの件を短期のうちに解決する必要がある。2021年にレースを開催するには、今後数カ月のうちに解決が必要ということだ。だから時間はある」
「現実には、ほとんどの点で合意がなされ、ビジネス上の合意にも確かに至っている。今は周辺の政治的な問題があり、そうした問題が表面化しているのだ」
「しかし地元の政治に対して優位に立とうということは、おそらく私の仕事の範囲を超えている」
「マイアミについては希望を持っているが、この数週間のうちに方向性が見えてくるだろう」
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