トップ10 トヨタ一色にさせぬ2台
text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)
2021年7月の新車販売の車名別ランキングが発表された(自販連/全軽自協調べ)。登録車については、人気の定番モデルや新型車が販売台数を伸ばす。
トップに立ったのはSUVモデルのヤリス・クロスの販売が好調なトヨタ・ヤリスで、前年同月比65.7%増(2万3200台)を成し遂げて13か月連続でのトップにつく。
続く第2位には、昨年9月に商品改良を図るとともに兄弟車のタンクと統合して同126.8%増(1万4807台)を達成したトヨタ・ルーミーが、前月と同順位で位置。
第3位には、同15.9%減ながら9242台を販売したトヨタ・カローラが、第4位には5月に一部改良を図ったトヨタ・アルファードが同6.1%増(8964台)を記録して入った。
そして第5位には、7月19日に新型が発売されて同117.0%増(7902台)を記録したトヨタ・アクアがランクイン。トヨタのスタッフによると「受注は好調」ということなので、来月以降はさらなる順位アップを実現しそうだ。
一方、4月に新型に切り替わったホンダ・ヴェゼルは、同158.0%増(7573台)を売り上げて第6位。
4月に仕様変更して2WD車が2030年度燃費基準を達成した日産ノートは、同1.1%減ながら6657台を販売して第9位と、トヨタが勢力を誇示するなかトップ10入りを果たした。
1位:トヨタ・ヤリス(2万3200台)
2位:トヨタ・ルーミー(1万4807台)
3位:トヨタ・カローラ(9242台)
4位:トヨタ・アルファード(8964台)
5位:トヨタ・アクア(7902台)
6位:ホンダ・ヴェゼル(7573台)
7位:トヨタ・ライズ(7530台)
8位:トヨタ・ハリアー(6780台)
9位:日産ノート(6657台)
10位:トヨタ・ヴォクシー(6372台)
トップ10以降の注目車の動きを見ていこう。
キックス、オデッセイは大幅増
4月に仕様変更を行って2030年度燃費基準に対応したスズキ・ソリオは、前年同月比9.1%増(3743台)を達成して第18位に。
タイ工場での生産および日本への輸入を強化する日産キックスは、同520.2%増(2828台)を登録して第20位にランクイン。
また、昨年11月にマイナーチェンジを図ったホンダ・オデッセイは、同130.4%増(2131台)を記録して第24位に。
昨年10月にフルモデルチェンジしたスバル・レヴォーグは、同97.0%増(2063台)を成し遂げて第26位に位置。
6月に特別仕様車のRS/RSフォー・リミテッドIIとS/Sフォー・エレガンス・スタイルIIIを発売したトヨタ・クラウンは、同20.7%増(1968台)を販売して第27位に。
昨年12月に大幅改良を行ってPHEVモデルを設定した三菱エクリプス・クロスは、同123.9%増(656台)を売り上げて第47位に入った。
7月の軽自動車のランキングでは、3強の一角が崩れた。
7月の軽 ランキングに異変
軽自動車に関しては、3か月ぶりにスーパーハイトワゴン3強の一角にハイトワゴンが割り込んだ。
首位に立ったのは、昨年12月に商品改良を実施したホンダNボックスで、トップ10のうち唯一プラスとなる前年同月比4.7%増(1万6992台)を達成して20か月連続での頂点につく。
続く第2位には、半導体不足による減産の影響で同17.7%減(1万983台)にとどまったスズキ・スペーシアが、前月と同順位で位置。
そして第3位には、キャンバス・モデルの伸びもあって同10.9%減(8979台)を記録したハイトワゴンのダイハツ・ムーヴが入り、トップ3常連でスーパーハイトワゴンのダイハツ・タントは、同39.8%減(7895台)と苦戦して第4位に陥落した。
1位:ホンダNボックス(1万6992台)
2位:スズキ・スペーシア(1万983台)
3位:ダイハツ・ムーヴ(8979台)
4位:ダイハツ・タント(7895台)
5位:ダイハツ・ミラ(5938台)
6位:スズキ・ハスラー(5635台)
7位:ダイハツ・タフト(5552台)
8位:スズキ・アルト(4267台)
9位:日産ルークス(3868台)
10位:ホンダNワゴン(3707台)
ニューモデルの動向を見ていこう。5月に一部改良を図ったダイハツ・タフトは、半導体不足の影響もあって同11.9%減(5552台)にとどまって第7位に位置。
また、昨年11月に全面改良したホンダNワンは、同6643.8%増(2158台)を達成して第14位に入る。
さらに、3月に特別仕様車のモデューロXバージョンZを発売するとともに、2022年3月での生産終了を発表したホンダS660は、同74.0%増(456台)。4月に一部改良を実施したダイハツ・コペンは同73.2%増(343台)を成し遂げた。
なお、登録車と軽自動車を合わせた7月の車名別ランキングのトップ5は、全モデルで唯一2万台オーバーの販売台数を記録したトヨタ・ヤリスが2か月ぶりに首位を奪還し、前月トップのホンダNボックスは第2位にランクダウン。
そして、トヨタ・ルーミー、スズキ・スペーシア、トヨタ・カローラの順で後に続き、2か月連続で登録車がトップ5のうちの3モデルを占めた。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
>ホンダは2040年に世界で販売する新車の全てをEVと燃料電池車(FCV)にする目標を掲げている。一方で、ガソリン車を中心としてきた四輪事業は、利益率などが低迷している。次世代車の開発加速と、人員構成の見直しといった構造改革を並行して進める。
・・・