今年で100周年を迎えた2023年のル・マン24時間レース。残り6時間の時点では、51号車フェラーリが総合首位を走った。
レース前半はトラブルやアクシデントが相次ぎ、リタイアを喫したトヨタ7号車をはじめ複数台がハイパーカークラスの優勝戦線から脱落していた。
■これがル・マン24時間の厳しさ……不運な追突によりリタイアとなったトヨタ7号車の小林可夢偉が状況を語る
しかし12時間が経過した時点ではレース展開も落ち着き、51号車フェラーリと8号車トヨタが激しい頂上決戦を展開。総合トップ争いの2台が抜け出し、そこから1分遅れでキャデラックの2号車が3番手、ポルシェの6号車が4番手を走った。
トップの2台はピットでの作業内容こそ異なるものの、お互いのタイミングに合わせるようにピットストップを行なうようになった。
しばらくは大きなアクシデントも無く各車がラップを重ね、現地は5時30分を迎え、次第に空が明るくなっていった。
日の出を前にトップ2が再び同じタイミングでピットイン。51号車フェラーリがドライバー交代を行なったこともあり、首位の8号車トヨタとの差は40秒以上に開いた。
朝日が登る中、Dステーション・レーシングの777号車アストンマーチンがコース上でストップ。レース中に持病として抱えていた電気系トラブルが悪化した上、マシンの再起動も叶わず……ドライブしていた藤井誠暢はここでマシンを降り、レースを終えることになった。
その後、LM-GTE Amクラスの88号車プロトンのポルシェ、LMP2クラスの80号車AFコルセと連続して単独クラッシュが発生。コースに2ヵ所のスローゾーンが設けられる中、ハイパーカークラスのトップ2台が同タイミングでピットへ入った。ここで8号車トヨタはブレンドン・ハートレーから平川亮にドライバーを交代した。
残り9時間を切ると、2番手の51号車フェラーリがペースを上げ、首位8号車トヨタとの差を縮めていった。
51号車フェラーリはテール・トゥ・ノーズまで8号車に迫り、2台は206周目の終わりにピットイン。8号車はコンディション変化に対応するためかフロントカウルを交換し、スローパンクチャーを喫していた右リヤタイヤも新品に交換した。
作業に時間がかかったこともあって、8号車トヨタは51号車フェラーリから6秒遅れでコースへ復帰。ただ、3番手の2号車キャデラックとは大きなギャップを築いていたことから、2台の一騎打ちといった状況に変化はなかった。
6号車ポルシェは、レース3分の1を残したところで4番手の4号車キャデラックの背後まで迫ったものの、バックマーカーを抜いていく中でコースオフを喫した。その6号車ポルシェはグラベルトラップを抜けたことでフロアにダメージを負い、ピットで長時間の修理を強いられた。これにより、ポルシェワークス3台全てが上位争いから脱落することとなった。
残り7時間というところでトップ争いの2台はピットへ戻り、ドライバー交代を実施。首位51号車フェラーリにアントニオ・ジョビナッツィ、8号車トヨタにセバスチャン・ブエミが乗り込んだ。
その後コースでは、コース上に出てしまったグラベルを清掃するためにフルコースイエローが提示されたが、こちらは長時間を要することなく解除された。
現地時間が10時00分に近づく中、ル・マンの空にも晴れ間が見えはじめ、路面温度は26度まで上昇。首位51号車を駆るジョビナッツィが3分28秒台へとペースを上げた一方で、8号車トヨタは3分30秒台と徐々に引き離されていった。
18時間経過時点でハイパーカークラス首位は51号車フェラーリ。8号車トヨタが1分差で2番手に続き、キャデラック勢がトップ2から大きく遅れて3~4番手につけている。
LMP2クラス首位は34号車インターユーロポール。GTE Amクラスでは25号車ORT BY TFがクラストップを走り、木村武史が乗る57号車ケッセルレーシングは一時クラストップを走行したものの、グラベルを踏んだことによる緊急ピットインによりGTE Amクラス7番手となった。
朝方のセッションでル・マンの魔物は鳴りを潜めたが、残りは6時間。まだまだ何が起こるか分からない。
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みんなのコメント
信者が陰謀説とジャッジ対して不正だて喚き散らすんだろな
韓国選手が負けた時みたいに