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リカルド、2戦続けて角田に予選で敗れ……レッドブル重鎮の”厳しい言葉”にも動じず「改善しなきゃいけないのは、自分が一番分かっている」

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リカルド、2戦続けて角田に予選で敗れ……レッドブル重鎮の”厳しい言葉”にも動じず「改善しなきゃいけないのは、自分が一番分かっている」

 2024年のF1は開幕2戦を終え、今週末は第3戦オーストラリアGPが行なわれる。そこで母国レースを迎えるダニエル・リカルド(RB)は、ここまでチームメイトの角田裕毅の後塵を拝する形となっているが、その状況を改善しなければならないと覚悟しているようだ。

 リカルドは開幕2レースの予選で、いずれも14番手。一方で角田は開幕戦11番手、第2戦9番手と、いずれも予選のチームメイト対決では角田に軍配が上がった。決勝でも、開幕戦こそ角田はリカルドにポジションを譲るようチームから指示を受けたことでリカルドが先にフィニッシュしたが、第2戦では角田が先行した。

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 この2戦を終えた後、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコが、リカルドについて厳しいコメントを発した。

 スピードウィークのコラムでマルコは、RBのふたりのパフォーマンスについて、次のように指摘したのだ。

「今シーズンはユウキとダニエルの両方にとって、多くのことがかかっている。ユウキの予選は非常に良かったが、リカルドはすぐに何かを考え出す必要があるだろう」

 リカルドは、マルコがドライバーの評価について実に厳しいことを理解しているが、改善する必要があるのは自分でも十分に認識していると語る。

 マルコの言葉は、母国戦に挑む上で気を散らす要因になったのかと尋ねられたリカルドは、次のように語った。

「いえ、気を散らすようなことはなかった。それは常に、僕らの仕事の重要な部分だと思う」

 そうリカルドは語った。

「最も重要な部分はドライビングだ。でも、皆さん(報道陣)と話すことも重要なんだ。そして何と言われているのかを耳にする。物事がうまくいっている時には、当然皆ポジティブなことを話す。でもうまくいかない時には、あまりポジティブなことは聞かれない。だから、それも重要なことの一部なんだ」

 リカルドは、自分自身が自分に対する最大の批評家であるため、現在の状況が十分ではないことをしっかり認識していると語った。

「このスポーツに熱中すればするほど、自分には出来ると信じてここに戻ってきたことが分かる」

 そうリカルドは言う。

「僕はここに属していると信じている。本当にそうなんだ」

「皆さんがこういうこと(自分が危機にあるということ)を言う時、僕は何かを証明する必要があるのだろうか? もしくは人々を満足させ、だれかを喜ばせる必要があるのだろうか? いや、僕は自分自身のためにここにいるんだ。正直言って、僕はまだやれると分かっている。だから僕は、僕を支えてくれる人々に、誇りに思ってもらいたいのだ」

「もちろん、予選Q3に進出したいし、自分ができると信じている結果を出したい。でも、非常に僅差なんだ。中団グループは非常に僅差。バーレーンの予選では、1周をうまく組み立てなければいけなかった。だから僕は、Q2敗退になってしまったんだ」

「それが14番手と、Q3進出の違いだった。サウジでも、Q1では9番手から16番手までの差が0.1秒ほどしかなかったと思う。でもヒーローに見えるかどうかは、その小さい差で決まるんだ。0.1秒が重要なんだ。だからそれは、僕が最初に自分自身に目を向ける必要があると思う部分だ」

 リカルドは、今季活躍することでレッドブル入りできれば最高だとしながらも、2025年以降のことを考えるにはまだ早すぎると語った。

「そうなれば、それは素晴らしいキャリアの”1周”ということになるだろう。そこでキャリアを終えられることになればね」

 そうリカルドは語った。

「そうなれば、僕は明らかに満足できるだろう」

「僕は毎週末、一歩ずつそれに近づいていくだけだ。1年前、ここに戻ってくるという保証はなかったと思う。その時と同じように、長期的に考えている。でも、今の状況は、満足できるモノじゃない」

「だから今は、自分の仕事に集中している。僕らには、大きな仕事が待っている。そこで何ができるか、やってみるつもりだ。少し色々なことを試してみて、風が僕をどこに連れていってくれるのか、それを見てみようと思う」

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みんなのコメント

3件
  • 山崎勉
    角田のクツに入れたシャンパンをリカルドに飲ませてやりたいネ!
  • オリオン
    マシーンに慣れる時間がまだ必要なだけだろうと思います。乗り続けている角田とそんなにタイム的にはかわりがない。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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