この記事をまとめると
■トヨタにはブランド違いでセンチュリーとLSというふたつのフラッグシップがある
多数のVIPをもてなしてきたトヨタ・センチュリーにまつわるトリビア12選
■2車では採用されるプラットフォームもパワートレインも異なっている
■センチュリーはショーファードリブンなクルマでLSはオーナーカーと性格が異なる
どっちもスゴいトヨタとレクサスの最高峰モデル
トヨタを代表するショーファードリブンであるセンチュリーと、トヨタの高級車ブランドであるレクサスのフラッグシップモデルLS、どちらも1000万円超の超高級車であり、我々には縁遠い車種であるが、果たしてどちらがスゴイのだろうか?
まず、価格で比べるとセンチュリーがモノグレードで2008万円なのに対し、レクサスLSは1071万~1792万円となっており、LSは仕様によって価格差が大きくなっているが、ここはやはり最上級グレードとなる「LS500h “EXECUTIVE Advanced Drive”」を比較対象としたい。
価格ではLSを上まわるセンチュリーのパワートレインは、V8 5リッターの排気量を持つ2UR-FSE型エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムとなっており、システム出力は431馬力を誇る後輪駆動モデルとなっている。
一方のLS500hはV6 3.5リッターの直噴エンジンである8GR-FXS型エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドとなり、システム出力は359馬力で四輪を駆動する電子制御AWDとなる。
運転席に座るかそれとも後席でふんぞり返るか
このクラスでは燃費性能をそこまで気にするユーザーも多くないかもしれないが、カタログ上のWLTCモードの燃費性能は、センチュリーが12.4km/L、LS500hが13.6km/Lとなっており、AWDでありながらLS500hのほうが良好な数値となっている。
採用されているプラットフォームについては、センチュリーがNプラットフォームなのに対し、LS500hはTNGAの設計思想に基づいて生まれた最新のGA-Lプラットフォーム。2017年に登場したLS500hのほうが、2018年に登場した現行センチュリーよりも新しいものという逆転現象となっているのだ。
じつはこれ、明確な理由があり、現行センチュリーに採用されているパワートレインやプラットフォームは先代のレクサスLSをベースにセンチュリーに最適化されたものが使われているのだが、これは「センチュリーは何があってもトラブルが発生してはならない」という信念の元、すでに高い実績と信頼性を誇る従来型のものを採用したという経緯がある。
つまり、センチュリーとレクサスLS、どちらも高級セダンというジャンルで見れば同じ括りとなるが、目指すところはまったく異なっているということになり、単純な数値で見るスペックだけではその違いを計り知ることは難しいということなのだ。
そもそもレクサスLSはオーナードライバーも一定数いるが、センチュリーにおいてはオーナードライバーの数はごくわずか(新車の場合)であることからも、そのキャラクターの違いは一目瞭然と言えるだろう。
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比べる相手が違う。
LSは大量生産できる高級車、センチュリーは職人が手間暇かけて作った走る工芸品。
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