現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ランボルギーニ カウンタック デビュー以来眩い光を放ち続けている名車の代表的なモデルを振り返る【スーパーカークロニクル/004】

ここから本文です

ランボルギーニ カウンタック デビュー以来眩い光を放ち続けている名車の代表的なモデルを振り返る【スーパーカークロニクル/004】

掲載 3
ランボルギーニ カウンタック デビュー以来眩い光を放ち続けている名車の代表的なモデルを振り返る【スーパーカークロニクル/004】

スーパーカーといえば「ミッドシップの2シーター、エンジンはDOHCでV8以上。ただし、ほかに惹き付ける魅力があれば例外もあり・・・」というのがざっくりとしたイメージだろうか。1970年代半ばに大ブームが起きてから50年近くの歳月が流れ、そのイメージは少しずつ変わってきているようにも見える。本連載では1966年から現代までスーパーカーを並べていくので、変遷していくさまをお楽しみいただければと思う。【第4回は前回に引き続きランボルギーニ カウンタックを紹介する。】

ランボルギーニ カウンタック(1975~1990年)
前回紹介したカウンタックLP400は、カウンタックとしては最初の市販モデル。以降、カウンタックは進化を続けていくのだが、その中から、代表的なモデルをいくつか紹介しておこう。

また1台、日本のスーパーカーが消える。ホンダ NSXは後世に残すべきクルマである

カウンタック ウォルター・ウルフ
1975年から1978年に、世界で3台だけが製作されたといわれる、LP400のスペシャルモデル。1970年代後半、カナダの石油王でF1チームのオーナーでもあったウォルター・ウルフが、自ら購入したLP400に、大型リアウイングやオーバーフェンダー、ブラーボ用ホイール+超偏平ピレリP7タイヤなどを装着したモデルだ。この後、チューンドエンジンを搭載した2号車が作られ、さらにフレームやブレーキ、クラッチを強化したシャシに、チューンした2号車用エンジンを搭載した最終モデルの3号車が製作されている。このウォルター・ウルフ仕様に感化されて、LP400はLP400Sに進化したといわれている。

カウンタック 5000クワトロバルボーレ
1985年、フェラーリの新たなフラッグシップとして登場したテスタロッサに対抗するため製作された、カウンタック シリーズ最強のモデル。車名が示すとおり4バルブDOHCのヘッドを採用した5164ccのエンジンは、燃料供給装置をウエーバー製の44DCNFキャブ×6基に変更して、最高出力は455psまで強化されていた。併せてシャシもホイールベースを2500mmに延長して直進安定性の向上が図られた。後期型の燃料供給装置はKジェトロニックがオプション設定されたが、排出ガス規制対応用で、最高出力は426psに留まっている。1988年まで生産された。

カウンタック 25thアニバーサリー
1988年のランボルギーニ・デイで、カウンタックの誕生25周年を記念して発表された最終モデル。M.ガンディーニの基本デザインを後継者のオラチオ・パガーニがエアロダイナミクスを中心にリファインしたものだ。新たなエアロデバイスはフロントバンパー&スポイラー、サイドスカート、新デザインのエアボックスなど多岐にわたり、外観のイメージを大きく変えた。そのためカウンタック ファンの間でも好みが分かれると言われている。

搭載されるエンジンは、5000クワトロバルボーレから継承した5167ccのV12 DOHC 48バルブで最高出力は455psを発生。燃料供給装置はKジェトロニックがオプション設定されるのも5000クワトロバルボーレと同じだ。空力パーツで獰猛さを増した25thアニバーサリーは、1990年7月の生産終了までに当時のスーパーカーとしては異例ともいえる650台を超える個体が生産され、カウンタックのフィロソフィは後継のディアブロへと引き継がれた。

[ アルバム : カウンタックの歴代モデル はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい!  幻の「ちびメリ」とは?
日産「“ミニ”ケンメリGT-R」実車展示に大反響! “全長3m級”ボディの「斬新スポーツカー」がスゴい! 幻の「ちびメリ」とは?
くるまのニュース
MIGRATRAIL のマルチハンガー「ADD HANGER LARGE/アドハンガーラージ」が発売!
MIGRATRAIL のマルチハンガー「ADD HANGER LARGE/アドハンガーラージ」が発売!
バイクブロス
5兆円超えって凄すぎ!! 営業利益5兆3529億円! トヨタが日本企業1位に輝いた理由はハイブリッドだった!?
5兆円超えって凄すぎ!! 営業利益5兆3529億円! トヨタが日本企業1位に輝いた理由はハイブリッドだった!?
ベストカーWeb
道路に書かれた「謎の▽」 意味はナニ? 大事な意味だけど…意外と忘れがち? 「白い逆三角」の正体とは
道路に書かれた「謎の▽」 意味はナニ? 大事な意味だけど…意外と忘れがち? 「白い逆三角」の正体とは
くるまのニュース
[旧型アルファード]新車時は450万円前後だったよね? 中古でも450万円超えってマジ!? 今後はどうなるのよ!!!!
[旧型アルファード]新車時は450万円前後だったよね? 中古でも450万円超えってマジ!? 今後はどうなるのよ!!!!
ベストカーWeb
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
ハチロク乗りもGR86乗りもすれ違ったら敬礼必至! 偉大なるご先祖「TE27」のレビン&トレノが胸熱すぎるクルマだった
WEB CARTOP
最強の「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がワールドプレミア! 新型「R」「Rヴァリアント」発売へ
最強の「フォルクスワーゲン・ゴルフ」がワールドプレミア! 新型「R」「Rヴァリアント」発売へ
LE VOLANT CARSMEET WEB
日本最大級のモーターショー「ジャパンモビリティショー」が2024年も開催決定! 10月15日~18日に幕張メッセで「CEATEC」と併催。
日本最大級のモーターショー「ジャパンモビリティショー」が2024年も開催決定! 10月15日~18日に幕張メッセで「CEATEC」と併催。
くるくら
ヤマハ『MT-03 ABS』『MT-25 ABS』2024年モデルを発表。新色ダークグレーを採用
ヤマハ『MT-03 ABS』『MT-25 ABS』2024年モデルを発表。新色ダークグレーを採用
AUTOSPORT web
【ロイヤルエンフィールド】免許取得&新車購入で最大5万5,000円をサポートする「ライセンスサポートキャンペーン2024」を7/1より開催!
【ロイヤルエンフィールド】免許取得&新車購入で最大5万5,000円をサポートする「ライセンスサポートキャンペーン2024」を7/1より開催!
バイクブロス
大気汚染で年間4000人死亡! そんな渋滞ロンドンに登場した「信号システム」の驚きパフォーマンスとは
大気汚染で年間4000人死亡! そんな渋滞ロンドンに登場した「信号システム」の驚きパフォーマンスとは
Merkmal
約250万円! ホンダ 新型「コンパクト”ミニバン”」発表! 8年ぶり全面刷新の「フリード」どんなクルマ?
約250万円! ホンダ 新型「コンパクト”ミニバン”」発表! 8年ぶり全面刷新の「フリード」どんなクルマ?
くるまのニュース
これでF1のトラックリミット問題は解決する? レッドブルリンクで新たな対策が登場
これでF1のトラックリミット問題は解決する? レッドブルリンクで新たな対策が登場
motorsport.com 日本版
ホンダの本命、「N-VAN」がカワイイEVになって登場! 商用から個人ユースまで使える4タイプをラインナップ。
ホンダの本命、「N-VAN」がカワイイEVになって登場! 商用から個人ユースまで使える4タイプをラインナップ。
くるくら
どちら側が一般的? バイクの給油、左右どっちの給油レーンに入るのが良い?
どちら側が一般的? バイクの給油、左右どっちの給油レーンに入るのが良い?
バイクのニュース
ホンダ新型「“夜型”SUV」公開! ブラック感高めた「スタイリッシュモデル」! めちゃお買い得な「CR-V」台湾に登場
ホンダ新型「“夜型”SUV」公開! ブラック感高めた「スタイリッシュモデル」! めちゃお買い得な「CR-V」台湾に登場
くるまのニュース
BMW1シリーズ新型に頂点、300馬力の「M135」…英イベントに出展へ
BMW1シリーズ新型に頂点、300馬力の「M135」…英イベントに出展へ
レスポンス
走りがマジでスポーティな[プリウス]!! e-POWERは”ひと踏み惚れ”の力あり!? 燃費も走りも超いいクルマ3選
走りがマジでスポーティな[プリウス]!! e-POWERは”ひと踏み惚れ”の力あり!? 燃費も走りも超いいクルマ3選
ベストカーWeb

みんなのコメント

3件
  • カッコええなぁ
  • カウンタック。良いね。
    モデルが新しくなるたびにゴテゴテのデコレーションが施されていくのがちょっと残念だけど。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

449.01080.0万円

中古車を検索
V8の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

3320.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

449.01080.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村