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トヨタ・ハイラックスが電動化 2.8Lディーゼルに「ハイブリッド」 燃費と走破性向上へ

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トヨタ・ハイラックスが電動化 2.8Lディーゼルに「ハイブリッド」 燃費と走破性向上へ

ハイラックスもついに電動化

トヨタの欧州部門は12月4日、ピックアップトラックのハイラックスに48Vマイルドハイブリッドを導入すると発表した。走行性能と快適性、効率性の向上を図っており、欧州では2024年半ばに発売予定である。

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従来の2.8L 4気筒ディーゼルエンジン(最高出力204ps)にベルト一体型のスタータージェネレーターを追加し、後部座席の下に積んだ48Vバッテリー(重量7.6kg)から電力を供給する。減速時に充電する回生システムも備えている。

加速時には16psの出力と6.6kg-mのトルクを追加してアシストする。トヨタは、これがハイラックスの加速性能(0-100km/h加速10.7秒)にどのような影響を与えるかについては明らかにしていないが、目に見えて性能が向上することはないだろう。

一方で、従来の非電動化ディーゼルエンジンと比べて5%の効率向上を見込んでいる。アイドリングストップ機能も改良され、停車状態でのエンジン停止時間を長く保つことができる。

燃費は公表されていないが、従来車の12.6km/l(WLTPサイクル)を基準にすると、新型では13km/l以上となるはずだ。

また、スロットルレスポンスと静粛性が向上し、発進もスムーズになるため「渋滞時のドライブがより快適になる」という。

オフロード走破性が向上 実用性は変わらず

オフロード性能も向上している。回生ブレーキシステムにより急な下り坂での安定性が高まり、電気アシストにより厳しい地形でもスムーズな加速が可能になるとされている。トヨタによれば、アイドリング回転数も720rpmから600rpmに引き下げられ、コントロールしやすくなっているという。

トヨタは、最大700mmの水深に耐えられるよう、防水性には特別な注意を払っていると述べた。積載能力に変更はなく、最大積載量は1000kg、牽引能力は3500kgである。

ハイブリッドのハイラックスの欧州価格は未定だが、現行モデルよりも若干上昇すると考えられる。

トヨタ・プロフェッショナルの製品マーケティング担当シニアマネージャーであるクウィンテン・シジス氏は、今後のパワートレイン展開について次のように述べている。

「わたし達はマルチ・パスウェイ(メーカー)として行動し、考えており、それはハイラックスを含むすべてのモデルに当てはまります。もちろん、ハイラックスはグローバルモデルであるため、開発にあたってはこの点を考慮する必要があります」

「現在のところ、これ(マイルドハイブリッド)に代わるパワートレインの具体的な計画はありませんが、検討されていることは確かです。今後数か月のうちに、ハイラックスの代替パワートレインがより具体的に展開されるかもしれません。しかし、現時点ではまだ内燃エンジンで行くしかない。これは最初の、小さな一歩なのです」

実際、トヨタは英国で水素燃料電池車のハイラックスFCEVプロトタイプを複数台製造しており、その能力や市場需要についてテストを進めている。

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みんなのコメント

4件
  • tan********
    日本で売るの?
  • wit********
    日本国内販売車両の最大積載量は500kgだったはずですが、変わったんですか?
    それとも、海外仕様の事を仰っているのかな?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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