10月23日、ENEOSスーパー耐久シリーズに参戦するD'station Racingは、11月11~12日に静岡県の富士スピードウェイで開催される今季最終戦『S耐ファイナル 富士4時間レース with フジニックフェス』に向けて、ST-1クラスに参戦するD'station Vantage GT8Rのドライバー体制を変更すると発表した。
長年スーパー耐久シリーズに参戦しているD'station Racingは、今季もST-1クラスにD'station Vantage GT8Rを投入。星野辰也/織戸学/浜健二/ジェイク・パーソンズの4人体制でシリーズを戦ってきた。
S耐第6戦の予選は中升 ROOKIE AMGがGr.1、ヒグチロジスティクスサービス RC350がGr.2のポール獲得
迎える第7戦富士は今季のシリーズ最終戦となるが、そんな一戦に向け、サプライズとも呼べるドライバー体制を組むことになった。Bドライバーだった織戸はそのままに、なんと新たに谷口信輝を起用することになったのだ。
織戸と谷口のコンビと言えば、モータースポーツ界はもちろんのこと、チューニングカー界やドリフト界でもお馴染みの存在。そんなふたりがコンビを組むのは2005年にスーパー耐久ST-1クラスを戦ったADVAN DENAG GT3以来で、なんと18年ぶりだ。
「藤井誠暢マネージングディレクターから『最終戦で面白いことをやろう』という提案もあって、ひさびさのコンビ結成になりました」というのは織戸。
「谷口選手とはかつてスーパー耐久でアドバンvsファルケンの頃に組んで真剣に戦っていましたが、今回は一戦限りのレースですからね。今季最終戦で、楽しんでレースができればと思っています。昔ながらのドリフトコンビがタッグを組むので(笑)、ぜひ富士スピードウェイに遊びに来て欲しいですし、今までと違う雰囲気なので楽しんで欲しいですね」
また、スーパー耐久への参戦は2008~2013年にPETRONAS SYNTIUM TEAMで、さらに2017年の富士SUPER TECでDAMD MOTUL ED WRX STIをドライブして以来となる谷口は「面白い話だと思い、スケジュールを調整して参戦することになりました。最近のスーパー耐久はまったく分からない状況なので“やらかさない”ように慎重に戦わなければいけませんね」という。
「織戸選手と組むのは2005年以来なので、18年ぶりです。だからもちろん楽しみです。“あの頃”とは違ってオッサンふたりですが(笑)、ちょっとでも盛り上げることができればな、と思っています」
織戸は車両のことを熟知しているが、谷口はアストンマーティンのレーシングカーは初めて。また、Aドライバーがまだ決まっていないが、こちらはD'station RacingのSNSでファンの意見も集めるという。なお星野と浜、パーソンズは第7戦富士では別の車両をドライブする予定だという。
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