「モーストファンカー2023」はその間に登場したニューモデルから本誌でおなじみの執筆陣と本誌編集長が「運転して楽しいクルマ」を選ぶという企画。第7位~9位にも、ワクワクするクルマたちが選ばれている。(Motor Magazine2023年9月号より)
【第8位<7点獲得>】ランボルギーニ ウルスS/ウルス ペルフォルマンテ
千葉知充:長く付き合うと人一倍愛着が湧くのだろう。2017年のデビューから最近のペルフォルマンテまで海外試乗会で取材、日本国内で北海道やら九州やらあらゆる環境でテストドライブしてきた経験からウルスのことを深く理解していると思っている。いや、愛していると言っても過言ではないかもしれない。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
竹岡圭: 「とうとうスーパーカーまでSUVかいっ!」と、少し斜めに見ていましたが・・・・・・乗るとしっかり「スーパーカー」でした。見た目の迫力とは反対に実は乗りやすい! 視界も意外と悪くなく、意外と小回りも効きます。オフロード性能もハイレベルです。
【第8位<7点獲得>】日産 フェアレディZ
渡辺敏史:どんな形であれ、長い歴史を誇るフェアレディZという名前が引き継がれたことがとても大事。スポーツカーと日常を共にする気持ちよさという当初からのコンセプトを守ったことにも拍手。このご時世に純然たる内燃機で史上最強のパワーを与えて、それをMTで味わえることも素晴らしい。
竹岡圭: GT-Rが「戦闘機」なら、フェアレディZは「ダンスパートナー」だと言われましたが、このネーミングまさにピッタリ。本当に一緒に踊っている感じなんですよ。お互いに意思疎通を図りながら、しなやかにヒラヒラと舞うと言えばいいでしょうか。
【第10位<6点獲得>】フェラーリ ローマスパイダー
佐藤久実:クラシックカーは別として、現代のフェラーリでこれほどエレガントなスタイルのモデルはないだろう。駆動系も速さや凄さを誇張するようなミッドシップ系とは一線を画す。乗り味もしかり。乗り心地、静粛性など快適性が高く、フラットライド感が心地よい。高速でコーナーを攻めてもハンドリングが良く懐深さがある。走りが気持ちいい、美しいオープン。完璧でしょ。
清水和夫:予想よりも買いやすい価格で、多くのエンスーが気にする存在。サーキットではあっという間に200km/hに達するが、飛ばすよりもオープンで風を感じて走るほうが似合う。
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