岡山国際サーキットで行われたピレリ スーパー耐久シリーズ2019最終戦。優勝した#777 D’station Vantage GT3の藤井誠暢は、特別な1勝になったと感慨深い表情を見せた。
前回の第5戦もてぎに続いてポールポジションからスタートした777号車。藤井が第1スティントを務め、中盤の第2スティントを星野敏、そして最後スティントを近藤翼が締めるという戦略で臨んだ。前戦も途中までは2番手以下を圧倒するレース運びをみせたが、トラブルに悩まされて勝利を手にすることはできなかった。しかし、今回は3時間を通してノーミス、ノートラブルで走り切った。
■第6戦岡山Gr.1決勝|777号車D’station Vantage GT3が今季2勝目
「いつも通りの戦略でした。速さがあるので、とにかく序盤から逃げていく“勝ちパターン”みたいな流れを作りたかったです」
「オートポリスやもてぎでもトップを走りました。レース展開とか色々な要素があって優勝できなかったですけど、速さはずっと持っていました。その中で今回はちゃんと結果になったので良かったのかなと思います。あと、このチームは第3戦富士は欠場しましたが、参戦した5レース全てで表彰台を獲得しました。それも凄く良かったなと思います」
そう語った藤井は、D’station Racingには2017年に加入しスーパーGT(GT300クラス)に参戦。スーパー耐久では今季の第4戦オートポリスから同チームのドライバーとしてエントリーしている。今やすっかりD’station Racingでは欠かせない存在となっているが、このチームで勝利するのは今回が初めてだった。
「実は僕にとってD’station Racingでの勝利は初めてで、しかも星野(敏)さんと組んで勝つのも初めてなんですよ。意外に思われるところもあるかもしれませんが、そういう意味でこの1勝はすごく嬉しいです」
藤井と組んでのレースで初勝利を収めた星野もレース後は満面の笑みをみせた。自身のル・マン24時間レース参戦に伴い第3戦富士を欠場。この影響もありシリーズチャンピオンには手が届かなかったが、この最終戦で来シーズンに繋がる手応えを掴めた様子だった。
「今シーズンは最初と最後で勝てましたけど、(2勝目が)長かったですね。第3戦を欠場したこともあり、チャンピオンは逃してしまいました。シーズン後半は予選を含めて速さを見せられたので、その部分は良かったんですが、なかなか結果が出なくて苦労もしました。でも、最後こうして優勝できて本当に良かったです」
「シーズンが進むに連れてセットアップも徐々に決まってきて、この最終戦がクルマの状態が一番良かったです。来年は体制がどうなるか分かりませんが、またチャンピオンを目指して頑張っていきたいと思います」
そして今回も最終スティントを務めた近藤翼だが、#244 Max Racing RC F GT3が異なる戦略を採っていたため、レース終盤まで気の抜けない状態が続いた。それでも、全力でサポートしてくれたチームに感謝していた。
「今週はクルマも乗りやすくて気持ちよく走れました。本当にチームには感謝しています。僕のスティントでは、244号車が違う戦略を採っていたので、もし彼らが最後ピットに入らなかったらまずいなという状況でした。なので、できる限りプッシュして差を詰めていったという感じで、けっこう余裕はなかったです。でも、チームのサポートもあって星野選手、藤井選手とともに勝てて本当に嬉しかったです」
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