3月23日、2024年F1世界選手権の第3戦オーストラリアGPの予選が行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が自身通算35回目となるポールポジションを獲得した。2番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続いた。角田裕毅(RB)は今季2度目のQ3進出を果たし8番手となった。
FIA F2第3戦のスプリントレース終了直後の現地時間16時、曇り空のもと、気温18度、路面温度36度、湿度54%というコンディションで予選は開始された。
■Q1:地元戦を迎えたリカルドがQ1敗退
ローガン・サージェント(ウイリアムズ)の欠場に伴い、18分間のQ1は4台が脱落となる。
セッション開始から5分が経過したところでフェルスタッペンが最初のアタックを敢行、まずは1分17秒478をマークするが、フェルスタッペンは無線で強いアンダーステアを訴える。
その直後にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分17秒244をマークしトップに浮上。2戦ぶりの予選を迎えたサインツが0.045秒差の2番手で続き、ここでフェラーリがワンツーとなる。
角田は残り10分というタイミングで1分17秒824をマークし、暫定9番手に浮上する。地元戦を迎えたダニエル・リカルド(RB)のファーストアタックは振るわず1分18秒085となり、暫定14番手となる。
フェルスタッペンは一旦ピットへ戻り、最初のアタック時と同じタイヤでコース入り。2アタック目は1分17秒229となるが、この時点でフェラーリ勢は1分16秒台までタイムを上げており暫定4番手に。
また、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が1分16秒に入り、フェラーリ勢に続く暫定3番手でセッション終盤を迎えた。残り3分を切ったところでフェルスタッペンは3アタック目を敢行、引き続きユーズドタイヤで1分16秒819をマークし3番手につけるとそのままピットへ。
サインツ、セルジオ・ペレス(レッドブル)、フェルスタッペンら上位6台がピットに戻る中、Q2進出をかけた中段勢の戦いが白熱する。
角田は1分17秒356をマークし8番手に浮上しQ2進出を決める。地元戦を迎えたリカルドは最終アタックでタイム更新も、トラックリミット違反と判定され最速タイムが抹消に。
結果、16番手ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)、17番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、18番手リカルド、19番手周冠宇(キック・ザウバー)の計4台がノックアウトとなった。なお、周はターン10で左フロントウイングを破損したようだ。
■Q2:角田9番手、メルセデス2台を上回る
続く15分間のQ2、セッション開始3分というところでサインツが1分16秒671をマークする。ただ、その直後にはフェルスタッペンがニュータイヤで1分16秒387をマークしトップに浮上する。
各車Q2ファーストアタックを終えた時点で2番手オスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手サインツ、4番手ルクレール、5番手ランド・ノリス(マクラーレン)というオーダーに。角田はまず、ユーズドで1分17秒445をマークし暫定12番手につけた。
残り6分を切り、ここでニュータイヤを履いたサインツが1分16秒189をマーク、フェルスタッペンを0.198秒上回りトップに浮上する。ルクレールもアタック入りするが、記録は1分16秒569、サインツから0.380秒遅れの暫定3番手となった。
セッション終盤、暫定首位サインツ、暫定2番手フェルスタッペン、暫定11番手のアルボンは最終盤はコース入りせず。ルクレールは1分16秒304までタイムを上げ、フェラーリがワンツーでQ2を終えた。
そんななか、角田は1分16秒791をマークし9番手に浮上。首位のサインツから0.6秒差、5番手ペレスから0.16秒差という好タイムをマークし、Q3進出を決めた。
一方、メルセデス勢は苦戦。ジョージ・ラッセルは10番手でギリギリQ3進出を決めたが、ルイス・ハミルトンは11番手となりQ2敗退に。
そして昨日までサージェントが使用していたシャシーに乗るアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)は12番手に。以下、13番手バルテリ・ボッタス(キック・ザウバー)、14番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、15番手エステバン・オコン(アルピーヌ)の5台がQ2敗退となった。
■Q3:フェルスタッペンが35回目のPP獲得
ポールポジションを決める最終Q3は12分間。まずはサインツが1分16秒331をマークし、これがターゲットタイムとなる。ただ、その直後にはフェルスタッペンが1分16秒048を叩き出し、早々にサインツを0.283秒引き離す。
セッション前半を終えた時点でフェルスタッペン、サインツ、ルクレール、ペレス、ノリス、ピアストリ、ラッセル(ユーズド)、1分17秒390をマークした角田(ユーズド)というトップ8に。
なお、アロンソはターン6でコースオフしQ3最終アタックを取りやめに。ストロールは他車がピットに入る最中にアタックに入り、ニュータイヤで1分17秒201、暫定8番手となる。
残り2分を切り、残る9台もニュータイヤでアタックへ。フェルスタッペンが1分15秒915を記録。この週末初の1分15秒台を叩き出しフェルスタッペンが自身通算35回目のポールポジションを獲得した。
サインツもタイムアップを果たすが、0.270秒届かずの2番手に。そして3番手にペレス、4番手にノリスが続いた。ルクレールはコースオフがあり、最終アタックを5番手で予選を終えた。
6番手ピアストリ、7番手ラッセルと続き、角田はラストアタックで1分16秒788をマークし、8番手という好位置で予選を終えた。9番手ストロール、10番手アロンソとなった。
2024年F1第3戦オーストラリアGP、58周の決勝は日本時間24日13時にスタートが切られる予定だ。
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