ウイリアムズのチーム代表を務めるジェームズ・ボウルズは、F1第21戦サンパウロGPの日曜日に3度のクラッシュが起きたことを受けて、今シーズンの残り3戦に向けて懸念があることを認めた。
ウイリアムズはサンパウロGPの日曜日に痛手を負った。予選でのクラッシュはマシンへのダメージが大きすぎたため、アレクサンダー・アルボンはレースに出場できなかったが、フランコ・コラピントの方は幸運なことに、グリッドからスタートするまでにチームは彼のFW46を修復することができた。コラピントは好スタートを切り、1周目に16番手から12番手へ4つ順位を上げた。しかし、22周目までに彼は苦戦し、その後31周目にセーフティカーの後ろでマシンのコントロールを失った。
アルボン「チームには申し訳ないとしか言いようがない。アクシデントは予測できなかった」:ウイリアムズ F1第21戦決勝
「チームはレースのためにマシンをコースに戻すという素晴らしい仕事をしてくれたが、僕はまたマシンを壊してしまった」と、コラピントはレース後に公式F1ウェブサイトに語った。
「だからチームのためにとても悲しく思う」
「僕たちはインターミディエイトに交換するためにピットストップを行った。タイヤの温度を上げるためにプッシュしていたら、コース上にあった大きな水の流れのなかでマシンのコントロールを失ってしまった」
「今日は僕たちにとって厳しい1日だった。正直に言って、今日は僕たちの思うようにはいかなかった。僕たちのマシンは速かったと思う」
一方アルボンは、「言うまでもなく本当にイライラする1日だ」と語った。
「チームに申し訳なく思うことしかできない。ここ数週間のダメージはとても大きく、次の3レースで厳しい状況に置かれることがわかっているからね」
「ターン1でこんなインシデントが起こるとは思ってもみなかったので、何が起こったのかをきちんと調べる必要がある。ポイントを獲得する絶好のチャンスだっただけに残念だ」
今週末に両車に大きなダメージが生じたことから、ボウルズは、今シーズンの残り3レースをカバーするために残されたポイントと資金額について懸念があることを認めた。
「わずか数時間のうちに、信じられないほど大きなクラッシュが互い違いに3件も起きた」とボウルズはメディアに語った。
「数週間後にラスベガスに行く前に、スペアパーツの状況を再度正常な状態に戻すための膨大な作業が必要だ」
「F1の本質は、スポーツにおける最も素晴らしい感情と結果を感じることができるだけでなく、最低な瞬間も経験できることにある。今週末は、そのふたつのうちの2番目だと言っても差し支えないだろう」
週末の影響は、物理的および経済的損害だけにとどまらなかった。ウイリアムズはポイント数でもアルピーヌに抜かれ、現在コンストラクターズ選手権で9位となっている。
「ライバルのアルピーヌがレースで速かったのは疑いようがない」とボウルズは認めた。
「彼らはあの順位にふさわしかった。彼らは大量のポイントを獲得し、チャンピオンシップでふたたび順位を大きく上げ、我々を9位にまで降格させた」
「しかし、私は諦める時が来るまで決して諦めない。それは、アブダビに到着し、チェッカーフラッグが降ろされるまでは来ないだろう」
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みんなのコメント
それどころか出走すら出来ないとは。
上位チームじゃないだけに、資金力にも限界があるだろう。
ランオフエリアの無いコースもあるので、この先も不安ですね。