10月6日、テック3・GASGAS・レーシングは来季ペドロ・アコスタがMotoGPに参戦することを発表。これにより、すでに来季の契約を結んでいたポル・エスパルガロがシートを喪失することになったが、彼は合意の上での決定だったと語った。
現在Moto2クラスのポイントリーダーに立っているアコスタが、KTM陣営からMotoGPに昇格するのは確実視されていたが、すでにKTMはファクトリーチームおよびサテライトのテック3のライダー4名と来季の契約を結んでいたことから、問題に直面していた。
■ペドロ・アコスタのMotoGP昇格が決定。代わってポル・エスパルガロがシート喪失の憂き目に……
KTMはスズキの撤退によって生じたグリッド枠を活用してバイクの台数を増やそうとするなど、数ヵ月に渡って解決策を模索してきたが、エスパルガロが後進にシートを譲る形で問題に終止符が打たれた。
テック3とGASGASが発表した声明によれば、エスパルガロはアコスタのためにテストライダーとして身を引くことにチームと合意したという。
エスパルガロは自身のソーシャルメディアでそれを認め、KTMやGASGASの親会社であるピエール・モビリティ・グループを『MotoGPにおけるリファレンス(手本や参考にしたいもの)』にするという長期的なビジョンの一環として行なわれた決定だと述べた。
「皆さん、こんにちは。ご存知の通り、僕はソーシャルメディアのファンではないが、ピエール・モビリティ・グループの将来に関するニュースに対して多くの励ましや応援のメッセージを受け取っているので、いくつかのことを明らかにしたいと思う」
「まずは、たくさんのメッセージをありがとう。それでも、一方的な決断ではないことをお伝えしたい!」
「MotoGPにフルタイムで参戦し、レースを続けたかったのは事実だ。というのも、僕にはまだベストに入るだけのスピードがあると思うからだ」
「しかしピエール・モビリティ・グループが現在抱えている契約上の問題を考慮して、僕が身を引いて来季テストチームに参加し、ワイルドカードを何度か獲得することで、グループをMotoGP世界選手権におけるリファレンスにするための長期的な協力関係を築くことで合意した」
「まだ今年、多くのレースが残っている。僕は団結は力だと信じているひとりなので、思い出に残るシーズン終盤を迎えるために団結していきたい!」
エスパルガロは開幕戦ポルトガルGPのFP2で転倒、複数ヵ所を骨折するなど重症を負ってシーズン前半の欠場を余儀なくされた。オーストリアGPのスプリントで6位となったのが今季のベストリザルトとなっている。
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みんなのコメント
契約の内容や条件の中に色々あるとは思うけど。
やっぱ、プロの世界は厳しいね。
ケガの影響があまりにも大き過ぎた。このテストライダーも1年で終わりそう。ペドロサいるしね。