高級車市場に挑戦状
中国の自動車メーカーであるニオ(NIO)は、新型EVの「ET9」を公開した。2025年初頭に中国で発売される見込みで、価格は80万人民元(約1600万円)からとされる。
【画像】中国新興企業の「本気」を感じるEVセダン【ニオのET7、ET5を写真でじっくり見る】 全31枚
ニオの最先端モデルであり、これまでで最も高価なモデルでもある。欧州の高級車ブランドに対抗するフラッグシップモデルとなる。
ボディサイズは全長5300mm、全幅2016mm、全高1620mm、ホイールベースは3250mm。
ET9の発表会で、ニオのウィリアム・リーCEOはメルセデス・マイバッハSクラス、アウディA8、BMW 7シリーズ、ポルシェ・パナメーラに言及し、新型車が狙っている市場を示した。
リーCEOはET9を「ランドジェット」と表現している。この言葉は、アウディが2020年のコンセプトカーで使用した造語である。
古典的なセダンのボディラインと現代的なSUVのラインが組み合わされた、クーペ・クロスオーバーのシルエットを持つ。最低地上高200mm、最大23インチのホイールを履く。
キャビンは2+2の4人乗りレイアウトとなっている。リアシートはET9専用開発で、18ウェイの電動調整機能とリクライニング機能を備える。また、フロントシート後部には14.5インチの有機ELが取り付けられている。
リアシートには折り畳み式テーブルと10Lのミニ冷蔵庫が用意され、最大7つの電動サンシェードも装備される。
5分で255km分を充電
心臓部には、新開発の900Vアーキテクチャと独自の1200V SiC(炭化ケイ素)パワーモジュールが組み合わされている。ニオによれば、最大600kW、765Aの充電に対応し、5分間で255km分を充電できるという。
新しいアーキテクチャを採用することで、電気モーターのサイズと重量を既存のET7の800Vシステムよりも削減した。
ET9には、5nm、32コアの車載プロセッサ「NX9031」が搭載される。500億以上のトランジスタを持ち、業界平均より75%高速で、毎秒6兆以上のコマンドを実行できるとされている。これにより、センシング、コンピューティング、プランニング、コントロールの同時処理が可能になる。
パワートレインとしては、新たに開発された2基の電気モーターを採用。リアには最大2万rpm、最高出力340kW(462ps)のモーターを、フロントには180kW(245ps)のインダクションモーターを搭載する。
120kWhのリチウムイオンバッテリーには円筒型セルを採用し、セルエネルギー密度は292Wh/kgとされる。バッテリーは交換可能で、外出先での充電時間を省くことができる。ニオの第4世代のバッテリー交換ステーションは、最大23個のバッテリーを貯蔵し、1日あたり最大480回の交換作業が可能だ。
「スカイライド」と呼ばれるシャシー・システムで各輪を個別制御し、ステア・バイ・ワイヤ、四輪操舵を実現するとされる。
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