マツダは2021年4月26日、コンパクトカー「マツダ3」とクロスオーバーSUV「CX-30」の一部商品改良を実施し、全国のマツダ販売店で発売した。
今回の改良内容は、「マツダ3」と「CX-30」の新世代ガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」搭載車について、ドライバーの意図に応える瞬発力を高めた自在感と走行性能をそのままに、排出ガス性能と燃費を改善した。これにより当該エンジン搭載のマツダ3ファストバックおよびセダンのFF・AT車、ファストバックのFF・MT車でサンルーフ付き、CX-30は全グレードについて、2030年度燃費基準における減税対象(購入時の自動車税率〈環境性能割〉とエコカー減税〈重量税〉)となった。
また、「CX-30」はすべての機種でフロントおよびリヤのダンパー特性を見直した。これにより、荒れた路面でのサスペンションの動きを滑らかしに、より自然で穏やかな乗り心地が得られるようになった。
「e-SKYACTIV X」は、マツダ独自の燃焼制御方式である火花点火制御圧縮着火(SPCCI)技術に、マイルドハイブリッドを組み合わせたシステムで、マツダ3は2020年11月に、CX-30は同年12月に出力や応答性を高めるなど走行性能向上を図る改良を実施している。それからわずか半年ほどでの改良だ。
具体的な改良内容と、その意図をマツダ広報部に聞いたところ、改良の内容は前回同様に“エンジンなど制御系システムのソフトウェアアップデート“によるものだという。
ではなぜこのタイミングなのか? それは「新たな燃費基準である2030年燃費基準にいち早く対応した」とのことで、これまでも行われてきた“最新技術をいち早くユーザーに還元する”マツダの企業姿勢にブレはない。
が、マツダ3に関して言えば、「e-SKYACTIV X」の国内投入後、1年を待たずに2度のアップデートが行われ、1度目は出力向上とドライバビリティの向上、今回の2度目で排出ガス性能と燃費といった環境性能の向上だ。まさに買いのタイミングが見極めづらいという、何とも歯がゆい一面も……。
とはいえ、マツダ3、CX-30ともに、これまで自動車税(環境性能割)と重量税(エコカー減税)の恩恵を受けられるのはディーゼルエンジン搭載車のみだったが、「e-SKYACTIV X」搭載車が対象になることで、以前よりも買いやすくなるという点では両車の購入検討者には朗報であることは間違いない。
前回の出力向上等のアップデートについては、無償アップデートというマツダの神対応により既販ユーザーも恩恵を享受できたのだが、今回の改良内容については「検討中」(同広報部)とのこと。はたしてどうなる?
■マツダ3 e-SKYACTIV X搭載車
〈ファストバックはAT・MT車、セダンはAT車〉
[価格帯]
319万8148~368万8463円
[燃費値]
( )内は改良前の数値
FF・6速AT車:17.3km/L(17.2km/L)
FF・6速MT車:17.9km/L(17.4km/L)
4WD・6速AT車:16.6km/L(16.2km/L)
4WD・6速MT車:17.1km/L(16.8km/L)
[自動車税率(環境性能割)/エコカー減税(重量税)]
FF・6速AT車:1%/25%軽減
FF・6速MT車:2%/対象外
4WD・6速AT車:2%/対象外
4WD・6速MT車:2%/対象外
■CX-30 e-SKYACTIV X搭載車
[価格帯]
319万8148~368万8463円
[燃費値]
( )内は改良前の数値
FF・6速AT車:17.3km/L(16.8km/L)
FF・6速MT車:18.2km/L(17.0km/L)
4WD・6速AT車:16.5km/L(15.8km/L)
4WD・6速MT車:17.6km/L(16.4km/L)
[自動車税率(環境性能割)/エコカー減税(重量税)]
全e-SKYACTIV X搭載車:2%/対象外
■MAZDA3の詳細
■CX-30の詳細
〈文=ドライバーWeb編集部〉
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みんなのコメント
1馬力1万円高くらいじゃないと売れないと思う。もしくは装備を追加して特別感を出すとかね。