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ZF:新しい取締役を任命

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ZF:新しい取締役を任命

ZFは、サビーナ・ヤスクワ氏とホルガー・クライン博士を取締役に任命した。人事マネージャーおよび弁護士としての豊富な経験を有するヤスクワ氏は、2019年1月1日より人事/法務部門の責任者となり、コンプライアンスも担当する。クライン博士は2018年10月1日付けで取締役に就任し、カー・シャシ・テクノロジーおよびアフターマーケット事業部(サービスおよびパーツ事業)を担当。さらに、アジア太平洋およびインド地域を統括し、これらの成長市場で乗用車事業の発展に尽力する。

 ヤスクワ氏は現在コンチネンタル社(Continental AG)に在職しており、2001年以来、ドイツ内外でさまざまな職務を歴任してきた。数年間にわたる中国滞在後、2010年にはインターナショナル・アサインメント責任者および労働法担当顧問となり、2012年にはコンチネンタル・テーベス社(Continental Teves)のビークル・ダイナミクス事業部の人事部長に任命された。2016年にはコンチテック社(ContiTech AG)の人事担当シニア・バイス・プレジデントに就任している。

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 それ以前には、国際商取引法を扱う法律事務所やマスト・イェーガーマイスター社およびプロイサク社で弁護士として勤務していた。ゲッティンゲン大学およびニーダーザクセン州で司法試験に合格している。

 監査役会会長のフランツ-ヨーゼフ・ペフゲン博士は、次のように語っている。「ZFはサビーナ・ヤスクワ氏の取締役就任により、包括的な業界知識や幅広い国際経験を有する、人事および法務のエキスパートを獲得することになります。当社はヤスクワ氏の専門知識を通じて、自動車業界やサプライヤ業界の変革プロセスに起因する人事部門の課題の多様化に積極的に対応し、効果的な成長を遂げることができます」



ホルガー・クライン博士はZF初となるアジア拠点の取締役会を主導

 現在48歳のクライン博士は、2014年に統合管理部門の責任者としてZFに入社した。同部門においては、TRW Automotive社の買収・統合の成功に大きく貢献した。また、事業戦略の見直しや国際的な事業拡大にも積極的な役割を果たした。2017年には、カー・シャシ・テクノロジー事業部の責任者に任命されている。

 クライン博士は1970年にミュールハイム・アン・デア・ルールで生まれ、銀行員としての職業訓練を受けた。その後は機械工学に焦点を絞ってダルムシュタットとリヨンでエンジニアリング・マネジメントを学ぶ。2001年にダルムシュタット工科大学でテクノロジー・マネージメントの博士号を取得し、その後は約15年間にわたって、デュッセルドルフおよびシカゴにおいてコンサルティング企業のマッキンゼーに勤務した。同社のグローバル戦略/経営コンサルティングチームで自動車業界を担当し、欧州諸国、米国、中国、インド、日本での勤務を通じて国際的な経験を積んでいる。クライン博士は、上海オフィスで新たに立ち上げられる取締役会機能を管理する。

 監査役会会長のフランツ-ヨーゼフ・ペフゲン博士は、クライン博士の任命について次のように語っている。「クライン博士は、国際的なマネジメントに関して幅広い経験を有する、自動車およびテクノロジー分野におけるエキスパートであり、ZFにおけるこれまでの職務を通じて、さらに困難なタスクを担う能力があることを実証しています。クライン博士は特に、ZFの新たな方向性の計画立案に貢献しており、カー・シャシ・テクノロジー事業部の責任者として当社の成功に大きく寄与しています」

 取締役会機能の本拠地を上海に移転することは、ZFのさらなる国際化のための重要なステップだ。2015年には、デトロイト近郊のリボニアにも取締役会機能が置かれ、北米市場を担当するとともに、アクティブ&パッシブ・セーフティ・テクノロジー事業部(ブレーキやステアリング・システムも含む)を管理している。

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