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〈トヨタ・RAV4〉世界で売れる25年の歴史|前編 月販6000台をキープする売れてるSUV

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〈トヨタ・RAV4〉世界で売れる25年の歴史|前編 月販6000台をキープする売れてるSUV



TOYOTA RAV4 5代目(A50系)

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2019年4月、2年8ヶ月のブランクを経て、日本国内でも再び販売がスタートしたトヨタ・RAV4。
デビュー当初の月販目標は3000台。
しかし蓋を開けてみれば、デビュー1ヶ月での受注台数は約2万4000台。
その後も月に6000~8000台を販売する大人気モデルとなった。

RAV4’s Archives

RAV4の車名は、「Robust Accurate Vehicle with 4 Wheel Drive(ロバスト アキュレイト ヴィークル ウィズ フォー ホイール ドライブ)」の頭文字。
英語でSUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WDという意味。

初代(A10系)


1994年~2000年
3ドア中心にラインアップされた初代。
街に似合うカジュアルなフォルムと優れたクロカン性能を併せ持ち、人気車種へ。

初代登場は1994年。
コンセプトは「見て、乗って、楽しいスモールSUV」。
当時は、今のような都会的SUVはあまりなく、この手のクルマはラダーフレームを採用し、悪路走破性に長けた「ヨンク」「クロカン」がほとんどだった。
そんな時に登場した初代RAV4は乗用車としての使い勝手と、アウトドアが似合うスタイリングと走破性を持つ、いわゆるカジュアルな遊びグルマ。
ボディは乗用車同様にモノコック構造を採用し、乗り心地も良い。
CMには木村拓哉さんが出演していて、大ヒットとなった。
初代には3ドア、5ドア、さらには後席がオープンになるソフトトップもあり、まさに遊べるクルマだった。

2代目(A20系)


2000年~2005年
人気を博した初代のイメージを踏襲した2代目。エンジンはFFが1.8Lガソリン、4WDが2Lガソリン。4WDには5MT車もあった。

2000年に登場した2代目のコンセプトは「21世紀をリードする都会派高性能SUV」。
ソフトトップは廃止されたが、初代を継承し、3ドアと5ドアを設定。
グローバルモデルとなったことでボディサイズは大きくなったが、一新されたエンジンやサスペンションにより、スタイルも走りも洗練され人気を博した。
デビュー当時の月販目標は3500台だったが、発売1ヵ月の累計受注は約1万1000台にもなった。

3代目(A30系)


2005年~2016年
新開発プラットフォーム、高剛性ボディ、2.4Lガソリンエンジン、CVTなどを採用。
前型より全長180ミリ、全幅80ミリ大型化。

3代目は2005年に登場。
それまでネッツ店扱いのRAV4 Jとトヨタカローラ店扱いのRAV4 Lに分かれていたがRAV4と統合されネッツ店専売に。
さらなるグローバル化が進められ、開発テーマは「World NO.1 SUV:Active For Freedom」。
アーバンなスタイリングとアウトドアでの機能性を兼ね備え、世界中で人気を誇った。
しかし、ボディはさらに大きくなり、3ドアは廃止され国内販売はいまいち。
世界的には2013年に4代目が登場していたが、日本国内は投入が見送られ、3代目が2016年まで継続販売されていた。

4代目(A40系)


2013年~2018年
キーンルックで都会的なイメージを増した4代目は残念ながら日本導入はなし。
しかし世界的には爆発的に売れたモデル。

前述の理由で日本では4代目の存在がまったく知られていない。
が、世界ではもはや爆売れ状態。
2017年末の時点で世界全体では累計約812万台、米国では累計約318万台を販売。
さらに2017年は、世界で80万台を超え、そのうち米国では約41万台。
米国において「すべてのSUVのなかで販売台数が最も多いモデル」、「トヨタ車のなかで販売台数が最も多いモデル」となっている。
2018年もその座をキープし、さらに「世界最多販売SUV」という称号も得た。

そして、現行5代目。

世界初披露は2018年3月に開催されたニューヨーク国際自動車ショーで、北米では2018年11月に正式発表された。
日本導入は2019年4月。
初代のようなスモールSUVの面影はなく、大きめなミドルSUVといった印象だが、そのタフなスタイル、先進的なハイブリッド、さらに最先端のトルクベクタリング4WD機構など魅力を挙げたらキリがないほど時代に合ったクルマで、アウトドアブームとも相まって人気は絶好調。
毎月の販売台数は6000~8000台をキープする。

USのショーにてPHVをお披露目 日本、米国では2020年デビュー


11月22日から開催されたアメリカ・ロサンゼルスオートショーにて、RAV4のプラグインハイブリッドである「RAV4 Prime(米国車名)」が世界初披露された。
ハイブリッドと同じ2.5Lエンジンに新開発の大容量リチウムイオン電池やモーターの大容量化により、加速性能は時速0-60Mile(0-96km/h)加速において5.8秒(RAV4のハイブリッド車は7.8秒)を達成。
またEV航続距離は約62km。
環境性能と走行性能を両立させた注目のモデルだ。

デザインはミッドグリルとロアバンパーを採用し、PHV専用となるよう。

Adventure



タフなAdventure
オフ感の強いグレード、アドベンチャー。エンジンは2Lガソリンのみが選べ、駆動方式も4WDのみ。
専用パーツが多く、フロントシートや19インチアルミも専用となり、ツートン色が選べるのもアドベンチャーのみとなる。


5代目となる現行(型式はA50系)モデルは、クロスオクタゴンと呼ぶ2つの八角形を90度ずらして組み合わせたとする造型が特徴。
RAV4はどちらかというとこれまでスマートな印象の強いSUVだったが、現行はタフさを全面に押し出した力強いフォルムがウリ。
アドベンチャーと標準車とでフロントグリルやフォグ周りなどのデザインを変え、2種類のスタイルを設定。
アドベンチャーではとくにオフっぽさが強い。


定員は5名。
前席は程よいサポート感があり運転しやすい。
後席も広く大人でも十分快適。Xグレード以外は合成皮革仕様。
写真はアドベンチャー。


シンプルで上質な車内。
前方視界は開放的で圧迫感は全くないが、車幅がそれなりにあるので車幅感覚を掴むには慣れが必要かも。


荷室床のデッキボードは裏面が樹脂製となっていて、水や泥汚れのある荷物を積む際はボードを裏返して使用すれば拭き取りも簡単。

標準車



アーバンな標準車
アーバンなスタイリングで都会的なイメージを持つ標準車。
2Lガソリンと2.5Lガソリン+ハイブリッドが選べそれぞれ2WDの設定もある。
ガソリン、ハイブリッドどちらもXが廉価、Gが上級グレードとなる。

RAV4 パーフェクトブックより(2019.12.02)

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みんなのコメント

5件
  • プラドやランクルみたいにゴツくてデカいSUVの前ではオモチャにしか見えないのが残念だね。
  • 2代目くらいの時期に、ホンダが5DrSUVを出してそれが爆売れしたもんだから、RAVもどんどん5Drが中心となった。さらに、米国で売れ出すとモデルが大型化するの例にもれず、どんどん大きくなってしまった。個人的には、初代や2代目の3Drの軽さが懐かしい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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