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「えっ、バーゲンプライスじゃん!?」 現代のランボルギーニ「カウンタック」がオークションに登場! 限定112台の希少車種「驚きの落札価格」とは

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「えっ、バーゲンプライスじゃん!?」 現代のランボルギーニ「カウンタック」がオークションに登場! 限定112台の希少車種「驚きの落札価格」とは

数億円の車両がフツーに取り引きされる時代に

 世界に112台しか送り出されていないランボルギーニ「カウンタックLPI800-4」がアメリカのオンラインオークションであるBring A Trailerに出品され、話題となりました。

【画像】「超カッコイイ!」バーゲン価格で落札されたランボルギーニ「カウンタックLPI800-4」を画像で見る(21枚)

 2021年夏、ランボルギーニは「カウンタック」の名称を復活させました。「カウンタックLPI800-4」は“オリジナル”の「カウンタック」生誕50周年を記念した限定モデルで、112台が世に送り出されました、日本の正規ディーラー経由で購入できた方は、わずか12名だったそうです。

 車名にある“LP”とは、イタリア語の“ミッドシップ縦置き=Longitudinale Posteriore”を、“I”は“ハイブリッド=Ibrido”の頭文字を取ったもの。また数字は、800cv(馬力)と4WDを指しています。

「カウンタックLPI800-4」のハードウェアは、同じく限定車である「シアンFKP37」ゆずりのもの。回生ブレーキで得た電力をリチウムイオン電池よりも軽量、高容量、高出力な“スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ”に蓄え、7速トランスミッションのシフトチェンジ時にブーストとして作動させます。

 そんな超希少な現代版の「カウンタック」が、アメリカのオンラインオークションであるBring A Trailerに出品されました。個人的には、オンラインオークションにて数億円相当の車両が取り引きされる時代になったことに感心してしまいます。

 当該車両は、2022年4月にアメリカ・テキサス州のランボルギーニの正規ディーラー、ランボルギーニ・オースティンにて納車されたもの。ちなみにアメリカ市場への割り当て台数は25台だったそうです。

 Bring A Trailerのコメント欄を漁ってみると、なんと出品したオーナー自信がいろいろと書き込んでいました。

 当初、内外装ともにホワイトとし、本家でも有名な仕様に仕立てることも考えたそうですが、アメリカ市場でオーダーされたうちの7割がホワイトだったことを知り、徹底的にこだわった仕様に仕上げたそうです。

 アメリカ市場向けで“オロエレオス”と呼ばれるゴールドをあしらった車両はこの1台だけ。内装には随所にボディ同色のペイントがあしらわれるなど、カラーコーディネートは完璧です。

 リアに装着される“ランボルギーニ”のレタリング、ドアミラーのアクセント、給油キャップにまで“オロエレオス”があしらわれています。

 付属するスペックシートによると、ランボルギーニのパーソナリゼーション部門“アドペルソナム”のプレートには、「ビットコイン」(運転席側)、「金本位制」(助手席)と入っているそうです。

 出品者は「発注時の時代を反映させたものとコメントしているようですが、ビットコインの“億り人”だったのでしょうか? なお同プレートは、容易に取り外せるとのことです。

 出品者は、最終のラインオフモデルを希望したそうですが間に合わず、“最後から2番目”に生産された車両だそうです。

 新車時価格は264万ドル(約4億392万円)だった「カウンタックLPI800-4」ですが、当該車両は諸費用やさまざまなオプション込みで、トータル283万6528ドル(約4億3399万円)となったようです。

 そんな当該車両には「生産に携わった人たちのサインをボンネット内に書き込んで」という出品者のオーダーを受け、全員がボディカラーと同じゴールドでサインを記入しています。

 その中には、ランボルギーニのデザインセンターを率いるミティヤ・ボルケルトやCEO(最高経営責任者)であるステファン・ヴィンケルマンのサインも見受けられますから驚きです。ちなみに、こんな風変わりなオーダーをしたのは、112台中このモデルのオーナーだけだったとのことです。

●走行距離わずか85マイルの限定車ながら“控えめ”な落札価格

 世界に112台しか存在しない「カウンタックLPI800-4」、しかも走行距離はわずか85マイル(約137km)という当該車両。

「カウンタックLPI800-4」自体、そうそうオークションに出品される車両ではなく、2024年始めにモナコにて200万ユーロ(約3億3150万円)で取引された事例があるくらいです。

 新車時は、ランボルギーニのディーラーに選ばれたごく一部の人にしか購入枠が与えられなかったという超希少な限定車ですから、当然のことかもしれません。

 今回のオークションでは、新車時価格をどれだけ上回るのかと注目されていましたが、落札価格は“控えめ”な250万ドル(約3億8250万円)でした。

 この落札価格は、今後の「カウンタックLPI800-4」の相場に影響を及ぼすのか、それとも今回だけバーゲンプライスだったのか、今後、明らかになることでしょう。

 しかし、112台しか存在しない希少なモデルなので、大富豪なら買い占め&中古車相場のコントロールも不可能ではありませんね。

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みんなのコメント

2件
  • xtr********
    投資としてはエアポケット的な現象でしょう。
    底値でしょうね。つかんでおくべきでした。
    ついでに35GTRイタルデザインも同様で2代目の強さで上がる案件でした
  • Lore in
    こんなセンスない車両では希少でも中古で入手するなんて、そんなプライドのない金持ち少ないでしょうね。
    当選漏れた時点で潔く諦めるべきだよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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