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フェルスタッペンが3年連続ポール! マクラーレンに続きウイリアムズが躍進見せる。角田裕毅は14番手|F1オランダGP予選

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フェルスタッペンが3年連続ポール! マクラーレンに続きウイリアムズが躍進見せる。角田裕毅は14番手|F1オランダGP予選

 ザントフールトを舞台にF1第14戦オランダGPの予選セッションが行なわれた。ここでポールポジションを獲得したのは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンだった。

 グランプリ2日目は雨に見舞われた今回のオランダGP。この前に行なわれたFIA F2のスプリントレースは悪天候の影響を受けたが、F1の予選セッションが開始される頃には雨が上がり、気温17度、路面温度22度というコンディションだった。

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 18分間のQ1がスタートすると各車がインターミディエイトタイヤで続々とピットアウト。分厚い雲の隙間からは青空も覗いていたが、再び雨が接近していたこともあり、再びコンディションが悪化する前にタイムを出そうとアタックを急いだ。

 また、このザントフールトは1周4.259kmと比較的短くコース幅も狭いため、20台で走るQ1ではクリアラップを取ることが難しく、各車はコース上に留まってアタックする上で良いポジションを探しながらタイム計測を続けた。

 周回を重ねるたびにタイムが上がり、タイムシートの並びも目まぐるしく変わっていった。残り時間が少なくなると、レッドブル勢やメルセデス勢、アルピーヌ勢を除く14台が2セット目のタイヤを投入した。

 早めにタイヤを替えていたウイリアムズのアレクサンダー・アルボンが1分20秒939でトップ通過。終盤には一時的に雨が降ったこともあり、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)や好調マクラーレン勢を抑えることができた。

 なお、FP2で負傷したダニエル・リカルドの代役として急遽F1デビューとなったアルファタウリのリアム・ローソンは20番手でQ1敗退となった。

 15分間のQ2では、まずフェルスタッペンが1分21秒921のターゲットタイムを記録。このタイムをウイリアムズのローガン・サージェントが上回るも、フェルスタッペンは続く周回で1分20秒690、1分20秒282とタイムを更新してトップを維持した。

 Q2終盤にはマクラーレンのランド・ノリスを除く14台が2セット目のインターミディエイトタイヤでアタックを実施し、フェルスタッペンが1分18秒856を記録してトップ通過となった。Q3へ駒を進めたのは、レッドブル勢とマクラーレン勢、フェラーリ勢、ウイリアムズ勢とフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)とジョージ・ラッセル(メルセデス)の10名だった。

 一方で角田裕毅はトラフィックの影響があったか、当落線に0.163秒届かず14番手でQ2敗退となった。

 迎えた12分間のQ3。この頃には上空の雲も晴れ、雨のリスクは消え去った。ウイリアムズ勢とラッセル、アロンソ、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)はQ3最初からソフトタイヤを投入。まずインターミディエイトでコースに出ていた他のドライバーも、すぐさまピットへ戻りスリックタイヤへ交換した。

 まずアルボンが1分15秒743でトップに立ち、僚友サージェントも1分16秒748を記録して2番手に続いたが、その直後にサージェントはターン2で濡れた路面にタイヤを落としてスピン。右サイドからマシンをウォールに当ててしまった。

 このクラッシュを受けて、Q3は8分13秒を残して赤旗提示。過半数のドライバーがタイムを出していない状況で、一度ガレージにマシンを戻すこととなった。

 マシン回収とバリア修復のため、20分間の中断を経てセッション再開。この間に路面もさらに乾き、レーシングラインはほとんどがドライとなった。

 走行再開後、まずはラッセルがアタックラップを完了し1分12秒578でトップへ。そのタイムをノリスが0.529秒上回り、ピアストリも2番手で続いた。

 3番手フェルスタッペンもセクター1で全体ベストを記録してトップ浮上を狙う中、4分5秒を残してまたも赤旗。今度はフェラーリのシャルル・ルクレールがターン9でオーバランし、クラッシュを喫してしまったのだ。

 ただ、この赤旗は長引くことはなく、6分の中断を経てセッション再開。残るドライバー8名が最終アタックに出た。

 まずはフェルスタッペンから計測を開始すると、他を圧倒する1分10秒567をマーク。ノリスはセクター1でフェルスタッペンを上回ったものの、セクター2での遅れが響き、0.537秒届かない……他にフェルスタッペンのタイムを脅かすドライバーは現れず、彼のポールポジションが確定した。

 フェルスタッペンは母国オランダGPで3年連続でのポール獲得。決勝ではフロントロウにノリスが並ぶこととなった。

 3番手にはラッセル。チームメイトのルイス・ハミルトンはQ2敗退の13番手と、チーム内で明暗が分かれた。

 4番手にはアルボンが入り、名門ウイリアムズが復活の兆しを見せている。5番手アロンソ以下サインツJr.、ペレス、ピアストリというトップ8。クラッシュのあったルクレールが9番手、サージェントが10番手となった。

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