■青山で展示中のレアモデル「リッジライン」とは
ホンダは2023年7月4日から31日まで、東京都港区青山の本社内にある「Hondaウエルカムプラザ青山」において、創立75周年を記念した企画展示を行います。
なかには普段国内で見ることのない海外専売車種も含まれており、そのひとつが真っ赤なボディが目を引く4ドアピックアップトラック「リッジライン」です。
【画像】おっ…迫力スゴすぎ! 存在感ある「リッジライン」を写真で見る(49枚)
リッジラインは、2005年に初代が登場しました。
北米におけるホンダの研究開発拠点「Honda R&D America」が開発したモデルで、「MDX」「パイロット」「エレメント」に続く4番目の現地開発モデルです。
ピックアップとしてはミディアムサイズながら、フレーム構造を用いず乗用車感覚で運転できるほか、フルサイズトラックに匹敵する広い室内空間と高い牽引性能、優れた走破性能を特徴とします。
現行モデルは2016年6月に発売された2代目で、新たにグローバルライトトラックプラットフォームを採用。
ボディサイズは全長5335mm×全幅1997mm×全高1783-1798mm、ホイールベース3180mmです。
エクステリアは最新のホンダ車に共通するものへと一新されたほか、荷台と一体化したスマートなボディデザイン、ソフトパットを用いるなど上質感を高めたインテリアへと刷新されました。
また牽引性能は5000ポンド(2268kg)を誇り、幅4フィート(122cm)の合板などをホイールハウス間に収めることができる広い荷台部を持ちます。
現在販売中のモデルは2020年10月にマイナーチェンジが行われたモデルで、フロントデザインを大幅刷新。
角ばったノーズや大型化し直立したグリル、たくましく膨らんだフェンダーを採用し、堅牢さを強調しました。
パワートレインは最大出力255馬力・最大トルク252lb-ftを発揮する3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンに9速ATを組み合わせています。
駆動方式は、FFに加えて電子制御4WD「i-VTM4 トルクベクタリング全輪駆動システム」を設定。トルクの70%までを自動的に後輪に送り、各輪の走行状況に応じてそのトルクの100%を左右の後輪間に連続的に配分します。
また全車標準装備されている「インテリジェント トラクション ダイナミクス システム」はで、雪、舗装、泥、砂などの様々な状況下でのパワーデリバリーとパワー配分を最適化。
先進運転支援システム「ホンダ センシング」を採用し、車線維持支援機能や衝突被害軽減ブレーキ、アダプティブクルーズコントロールなどが標準装備されるなど、機能面も向上しています。
価格は3万8800ドル(約560万円)から4万6230ドル(約667万円)に設定されています。
※ ※ ※
なお、今回の企画展示ではリッジラインのほか、「TLX」や「UR-V」をはじめとする北米や中国で展開中のモデルや、「T360」「スーパーカブ C100」など歴史的なモデルなども公開。
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