Chevrolet K5 Blazer-E
シボレー K5ブレイザー-E
最高出力400psを発揮、アウディQ3シリーズにハイパフォーマンス仕様の「RS Q3」が登場
1977年製SUVをEVにコンバート
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大予防の観点から、今年はオンラインでの開催となったSEMAショー。「SEMA 360」と銘打たれた今回のアメリカ車の祭典で、シボレーはK5ブレイザーのEVコンバート仕様を発表した。
古きよきアメリカンフルサイズSUVの代表格、シボレー K5ブレイザー。とくに1973年に登場した第2世代は、18年間にわたり生産され続けたロングセラーモデルである。
今回シボレーがSEMA 360で公開した「K5ブレイザー-E」は、1977年製K5ブレイザーをベースにしたEV。175psの6.6リッターという大排気量V8の代わりに「ボルト EV」用の電動システムを組み込んだフル電動SUVだ。
アナログ計器をそのまま流用することも
「K5ブレイザー-E」は電圧400V、電力量60kWhのリチウムイオンバッテリーを荷室に搭載。「ボルト EV」用の最高出力300ps/最大トルク360Nmのモーターに、4速ATを組み合わせる。ワイヤーハーネスや衝撃保護システム、バッテリーの温度管理機構、過充電防止機能、回生ブレーキなども「ボルト EV」のものを流用する。
トランスファーケースやドライブシャフト、アクスルなどは、オリジナルのコンポーネンツをそのまま搭載するという。オプションのコントローラーユニットを装着すれば、オリジナルの燃料計をそのままバッテリー残量表示として使うこともできる。
2021年後半から展開するプロジェクトとは
今回発表した「K5ブレイザー-E」は、シボレー パフォーマンスが2021年後半から展開する、とあるプロジェクトのデモンストレーションだ。すなわち、内燃機関搭載モデルをピュアEVに換装できる「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージである。
すでにシボレーは2018年に「eCOPO カマロ コンセプト」、2019年にはピックアップトラックベースの「E-10 コンセプト」を公開しており、EVコンバージョンキットの販売を目して着々と準備を進めてきた。「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージの本格導入により、いよいよそのプロジェクトが陽の目を見ることになる。
「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージの展開にあたって、販売店やアフターマーケットパーツを扱う企業は、高圧システムや充電設備の取り扱いに関するトレーニングを受け、必要なツール、装備などを取り揃えることになる。
ガソリンの要らないヴィンテージアメリカン
60kWhの「エレクトリック コネクト & クルーズ」パッケージに含まれるのは次の5項目。
・60kWhバッテリーパック
・200psの電動モーター
・DC-ACインバーター(電動モーター用)
・DC-DC コンバーター(電装品用)
・ワイヤーハーネス、バッテリー温度管理用コントローラー及びウォーターポンプ
シボレーは今後、愛車のピックアップトラックやSUVをEVに換装できるコンバージョンキットをアフターマーケットに向けて徐々に展開していく。ガソリンをがぶ飲みせずに走る古きよきアメリカンヴィンテージが街中に現れる日は、そう遠くないかもしれない。
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