F1は、第10戦イギリスGPのフリー走行1回目に、ランド・ノリス(マクラーレン)のマシンに”ペダルカメラ”を搭載した。
ドライバーの足元を映すカメラは、2000年のベルギーGPでペドロ・デ・ラ・ロサが乗るアロウズA21に搭載されて以来、設置されてこなかった。この技術のルーツは、片山右京のティレルにカメラが搭載された1993年まで遡る。鈴鹿を走る片山のヒール&トゥの映像を覚えているファンも多いのではないだろうか。
■ボッタスがFP1トップも不安定な”ブリティッシュウェザー”で半数がタイム計測せず|F1第10戦イギリスGP
F1は新しい放送技術やテクニックの評価の一環として、イギリスGPのFP1でペダルカメラを復活させた。今回搭載されたペダルカメラは、ペダルの奥からドライバーに向けて設置されていた。
これは高速のシルバーストンでノリスがどのようにペダルを操作しているかをファンに見せるためのもので、F1による最初のトライアルとなった。この映像はFP1で生中継され、今後は他のマシンにも搭載される予定だ。
FP1はあいにくのウエットコンディションとなった。その分、ノリスがクラッシュしないよう、繊細にブレーキやアクセルを操作している様子が撮影されていた。
F1の放送・メディア担当ディレクターであるディーン・ロックは、「これは、ファンがアクションをより身近に感じられるよう、放送に導入している一連の革新的な技術のひとつだ」と述べている。
「F1ドライバーはレース中、最高時速300km以上のスピードの中で、いくつもの複雑なタスクを同時にこなしている。このカメラアングルは、ヘルメットカメラなどのイノベーションと並んで、コックピットにいることの難しさをファンに理解してもらうのに役立つ」
今シーズン、F1は好評を博したヘルメットカムの導入に注力している。特にバーレーンGPでのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)の優勝争いでは、ヘルメットカメラの映像が大きな反響を呼んだ。
スペインGPでは、従来のヘリコプター撮影とは異なる上空からのアングルを撮影するために、ドローンカメラが試用された。
ペダルカメラが公式セッションで使われたのは2000年以来となるが、アルファタウリはミサノで2022年マシンのAT03をシェイクダウンした際、ペダルカメラを搭載。ドライバーの足元を撮影している。
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