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ランボルギーニのCO2削減に対する取り組みが欧州で環境アワードを受賞

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ランボルギーニのCO2削減に対する取り組みが欧州で環境アワードを受賞

「コージェネ欧州地域アワード2019」を受賞

アウトモビリ・ランボルギーニは、イタリアの天然ガス企業「CPLコンコルディア(CPL CONCORDIA)」と共同で、2019年の「コージェネ欧州地域アワード2019(COGEN Europe Recognition Award 2019)」を受賞した。今回、ランボルギーニのトリジェネレーションと地域熱供給への取り組みが高く評価された形だ。

ランボルギーニのCO2削減に対する取り組みが欧州で環境アワードを受賞

賞を主催するコージェネ・ヨーロッパ(COGEN Europe)は、排熱を利用して電力と熱を生産し供給する「コージェネレーションシステム」の普及を目指す欧州の団体。毎年、革新的な技術や実績を通じて、ヨーロッパのコージェネ市場に大きな影響を与えた企業や団体を表彰している。

2015年にグローバル企業として初めてCO2ニュートラル認証を達成

賞の選考は、ヨーロッパ在住の専門家、政府関係者、研究者の代表者による審査グループが担当。10月31日にスペイン・マドリードで開催された表彰式において、アウトモビリ・ランボルギーニとCPLコンコルディアの代表者に賞が贈られている。

アウトモビリ・ランボルギーニのチーフ・マニュファクチャリング・オフィサーのラニエリ・ニコーリは、今回の賞を受けて以下のようにコメントした。

「環境への取り組みはランボルギーニの戦略において不可欠な分野です。我々が事業を行っている地域に対する環境面での責任を考え、積極的な取り組みを進めています」

「第三者認証機関であるDNV GLの『カーボンニュートラリティ』プログラムを通じて、ランボルギーニは、2015年にグローバル企業として初めてCO2ニュートラル認証を達成しました。これは、トリジェネレーション・プラント、そして地域暖房を採り入れたことで実現しています」

様々な環境面での取り組みによりCO2を大幅に削減

二酸化炭素(CO2)を有効活用するエネルギー供給システムの「トリジェネレーション・システム」と、プラントから供給される冷水・温水・蒸気を使って冷暖房などに活用する「地域暖房システム」はCPLコンコルディアと共同で開発され、サンタアガタの本社工場とその近郊に設置されている。

2基のトリジェネレーション・システムは天然ガスにより発電。その電力は2.4MWで、毎年約2万MWを発電する。生成されるエネルギー量は、サンタアガタ・ボロネーゼの全家庭の年間使用電力を賄うことができるという。その結果、毎年合計約1640トンのCO2を削減。CO2排出量をさらに最大1万1400トンまで削減するべく、将来的に天然ガスからバイオガスに変更される予定だ。

また、ランボルギーニは地域暖房システムを活用したイタリア初の自動車メーカーとなった。このシステムは、本社から約6km離れたバイオガス・コジェネレーションプラントで発電時に発生した温水や冷水を地下パイプ経由で供給。工場やオフィスの暖房・冷房などに活用することで、毎年約1800トンのCO2削減を実現している。

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