昨シーズン限りでフェラーリを離れ、今季からアストンマーチンに加入したセバスチャン・ベッテルは、F1での満足度は勝つかどうかだけではなく、チームを成長させるためにどう手助けするかなど、他の部分でも得ることができると語った。
ベッテルはレッドブル在籍時の2010年から2013年にかけ、4年連続でのF1ドライバーズチャンピオンに輝いた。そしてその後もフェラーリに加入するなど、長くトップチームで過ごしてきた。
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ただ今季から加入するアストンマーチンは、チーム名称がレーシングポイントだった昨年1勝を挙げたものの、これはジョーダン時代の2003年以来の優勝……近年力を増しつつあるが、トップチームの一角とはまだ言えない状況だ。
ベッテルのフェラーリ時代のチームメイトであるキミ・ライコネンも、トップチームとは言えないザウバーに移籍し、今もアルファロメオで活躍している。つまり元チームメイト同士のふたりは、同じような状況にあるわけだ。
勝ちを目指して戦うことが難しい状況で、どのようにモチベーションを維持するのか? ライコネンの事例に引き合いに出して尋ねられたベッテルは、次のように語った。
「基本的には、僕は勝つためにグリッドにいる。しかしご存知のように、僕らは今、それを目指す立場にはいない」
ベッテルはそう語った。
「でもチームはみんな元気にやっている。思うに、それが僕らがいる理由だと思う。キミについてコメントするのが正しいことかは分からない。でも、僕らは皆、マシンに乗る時に最大限のことを達成したいと思っているはずだ」
「でも、自分自身のことしか話すことはできない。確かに、僕が求めているのはレースに勝つことだ。以前それをやったことがあって、とっても気分が良かった。だから、もう一度それをやりたいと思っている」
ドライバーとしてのピークを過ぎたとしても、F1を愛することができると思うか? そういう厳しい問いかけにも、ベッテルは丁寧に次のように答えた。
「僕らは皆、F1への愛情を共有していると思う。そうでなければ、僕らは今のポジションに辿り着けなかっただろう。だからそれは、僕らをここに結びつけているモノだと思う」
ベッテルはそう語った。
「個人的なモチベーションは違うかもしれない。でも、やっぱり自分自身のことしか話すことができない。勝つこと、それが僕の究極の理由であり、それが僕がここにいる意味だと思う」
「僕はまだドライブするのが好きだから、それを失うことはないと思う。でも、戦うこともずっと好きだった。コース上で他のドライバーと戦うこと、誰が一番優れているのかを見極めること、色々な障害を乗り越えるためにチームと一緒に働く日々……理由はひとつだけではないが、とにかく僕はレースに勝ちたいと思っている」
しかしベッテルは、自分のモチベーションがなくなれば、後進にシートを譲ると語った。
「そしてもうひとつは、他のスポーツと比較すると、F1のシートには限りがある。心がもうそこにはなくなってしまった場合には、脇に立つ時だ。他の若者たちにチャンスを与えよう」
「テニスでは、自分の力を示すことができる。他のスポーツでは、他の選手のチャンスを奪うことはないからね。でも、それは別の競技だ。でもこのレースでは、たった20のシートしかない。でも様々な異なる見え方があるから、自分のやりたいように自由にやればいいと思う」
なおベッテルはアストンマーチン加入直後はなかなか好成績を残すことができなかった。しかし徐々にマシンに慣れ、モナコでは5位、アゼルバイジャンでは2位に入り表彰台を獲得している。
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