現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > ヒュルケンベルグ、アロンソの対ラッセル戦術を批判「あのコーナーでしかけるのは間違っている」

ここから本文です

ヒュルケンベルグ、アロンソの対ラッセル戦術を批判「あのコーナーでしかけるのは間違っている」

掲載
ヒュルケンベルグ、アロンソの対ラッセル戦術を批判「あのコーナーでしかけるのは間違っている」

 F1第3戦オーストラリアGPでは、最終周にジョージ・ラッセル(メルセデス)がクラッシュしたが、ハースのニコ・ヒュルケンベルグはラッセルとバトルしていたフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が駆け引きをする場所を間違ったことがその原因だと考えている。

 アロンソはラッセルと6番手を争っていたが、FIAのレーススチュワードはアロンソがターン6で通常より100メートル早く減速したことで”潜在的に”危険なドライビングをしたと判断した。

■アロンソ、ペナルティに不満止まらず「フェアなレースだったのに……アレもモータースポーツの技術の一部」

 挙動を乱したラッセルがクラッシュし、アロンソは6番手でフィニッシュしたものの、レース後にドライブスルー相当となる20秒のタイム加算ペナルティを受けた。

 このペナルティに驚いた者は多かったが、ヒュルケンベルグはアロンソがそうしたドライビングをしたのが間違いだったと考えている。

 日本GPを前にmotorsport.comからこの件についての見解を求められたヒュルケンベルグは、次のように答えた。

「個人的な見解だが、すべてを見たとき、正直なところフェルナンドの戦術にはあまり感心しなかった」

「メルボルンはストリートサーキットだ。あそこはかなり狭くて、時速260~270kmでコーナーに進入し、出口は見渡せない。もし何らかの理由でフラッグシステムか誰かの判断が遅れて、僕たちの誰かがジョージに追突していたら、結果も彼の気持ちもまったく違ったものになっていただろう」

「だから、ああいう戦術はF1ではよくあることだが、あの特殊なコーナー、あのスピード、出口がブラインドという状況では、間違ったやり方だと思う」

 ヒュルケンベルグは、そうした守備的戦術がドライバーにとって必要なことだと認めてはいるものの、そのような動きがどこで行われるのかについて考える必要があると主張した。

「さっきも言ったように、間違った速度域、間違ったコーナーだったと思う」

「(スピードの)変化も、減速も明らかに大きなところだった。だからジョージに起こったように、オーバーリアクションでリヤのグリップを簡単に失ってしまうんだ」

「昨年、アレックス(アレクサンダー・アルボン)があそこでクラッシュしたように、あのコーナーではバリアがクルマをサーキットに戻してしまうんだ」

「あそこに関して、今後何かを変える必要があるのは確かだ。コーナーを曲がったときに、コースの真ん中にクルマがいるのは本当に良くないからね」

 ヒュルケンベルグは、アロンソの件がF1日本GP金曜夜のドライバーズブリーフィングで議論されることを期待している。

「僕が理解できないのは、あの直後、彼は無線でスロットルの問題について話していたことだ。スロットルがスタックしたとかしていないとかね」

「でもその後、彼はそのことを話さなくなった。ただ標準的な手順であり戦術だったと話すだけになったんだ。それは一致しないし、彼は意見を変えたようだ。でも、さっきも言ったように、個人的にはあまり印象的ではないよ」

 一方でアロンソはオーストラリアGPのあと、自分のドライビングにペナルティが科せられたことに失望を示した。

「ターン6からの立ち上がりスピードを最大にして、彼に対するディフェンスをしたかったんだ」

「レーシングドライバーなら誰でもすることだし、危険だとは感じていなかった」

「ハードではあったが、フェアなレースだっただけに、スチュワードからペナルティを受けたのは残念だ。それでもジョージが無事でよかった。コースの真ん中で彼のマシンを見るのは気分のいいものではなかった」

こんな記事も読まれています

KTM、自主管理による破産手続きを開始へ…90日以内の完了めざす
KTM、自主管理による破産手続きを開始へ…90日以内の完了めざす
レスポンス
インディアンの新型「クルーザー」登場! 「伝説のエンジン」を搭載!? 「極太トルク」で“グングン”走る! 「最新技術」搭載の古き佳きアメリカンバイクとは
インディアンの新型「クルーザー」登場! 「伝説のエンジン」を搭載!? 「極太トルク」で“グングン”走る! 「最新技術」搭載の古き佳きアメリカンバイクとは
くるまのニュース
ディズニーデザインの限定キャンピングカー第4弾は「ライオンキング」! 発売は1月31日
ディズニーデザインの限定キャンピングカー第4弾は「ライオンキング」! 発売は1月31日
レスポンス
レクサス新型「スポーティSUV」に大反響!「デザイン凄いな」「“100万円以上”値下げはオトク」「運転面白い」の声! メーカー初の“画期的システム”専用車の「RZ」25年モデル米国で登場!
レクサス新型「スポーティSUV」に大反響!「デザイン凄いな」「“100万円以上”値下げはオトク」「運転面白い」の声! メーカー初の“画期的システム”専用車の「RZ」25年モデル米国で登場!
くるまのニュース
若手育成向けレーサーマシンも続々登場! 日本とヨーロッパの若手育成環境の違いとは レーシングライダー大久保光のEICMAレポート
若手育成向けレーサーマシンも続々登場! 日本とヨーロッパの若手育成環境の違いとは レーシングライダー大久保光のEICMAレポート
バイクのニュース
「すごい衝突事故…」 常磐道が一時「通行止め」! 「大型トラックが衝突、大破」し上下線ふさぐ 現場は1車線区間 福島~宮城県境は迂回必要に
「すごい衝突事故…」 常磐道が一時「通行止め」! 「大型トラックが衝突、大破」し上下線ふさぐ 現場は1車線区間 福島~宮城県境は迂回必要に
くるまのニュース
ポルシェも認めたネクセンのスポーツSUVタイヤ「N’FERA RU1」にモータージャーナリスト・島下泰久さんが試乗。その実力は?
ポルシェも認めたネクセンのスポーツSUVタイヤ「N’FERA RU1」にモータージャーナリスト・島下泰久さんが試乗。その実力は?
くるくら
国沢親方がメッタ斬り!! 直也さん、ナベさん、サクラが2位は評価が高すぎるのでは!?
国沢親方がメッタ斬り!! 直也さん、ナベさん、サクラが2位は評価が高すぎるのでは!?
ベストカーWeb
F1デビューで環境激変。一躍有名人となったコラピント、SNSから距離を置く「アレは有害だから……」
F1デビューで環境激変。一躍有名人となったコラピント、SNSから距離を置く「アレは有害だから……」
motorsport.com 日本版
6000万円超え! いすゞ新型「超スゴい“精悍”モデル」登場! 70人乗りで画期的な「段差ゼロ」&340馬力の“静音ユニット”搭載! 新型「エルガEV」がラインオフ
6000万円超え! いすゞ新型「超スゴい“精悍”モデル」登場! 70人乗りで画期的な「段差ゼロ」&340馬力の“静音ユニット”搭載! 新型「エルガEV」がラインオフ
くるまのニュース
まさかの復活! JR武蔵野線に沿う深夜急行バス 東武「ミッドナイトアロー」12月の金曜日から
まさかの復活! JR武蔵野線に沿う深夜急行バス 東武「ミッドナイトアロー」12月の金曜日から
乗りものニュース
さすがフランスの燃料メーカー! トタルのバイオ燃料は「ワイン製造の絞りカス」から作られていた
さすがフランスの燃料メーカー! トタルのバイオ燃料は「ワイン製造の絞りカス」から作られていた
WEB CARTOP
“世界最古のバイクメーカー”発「ヴィンテージ感のあるレトロバイク」が2025年モデルへ進化! 最新の「クラシック350」は快適な先進機能が充実
“世界最古のバイクメーカー”発「ヴィンテージ感のあるレトロバイク」が2025年モデルへ進化! 最新の「クラシック350」は快適な先進機能が充実
VAGUE
日産『リーフ』次期型はAWDクロスオーバーに進化! 初のデュアルモーター搭載も
日産『リーフ』次期型はAWDクロスオーバーに進化! 初のデュアルモーター搭載も
レスポンス
セルジオ・ペレス、F1引退後の”インディカー参戦”には興味なし「怪我などせずにキャリアを終えたい」
セルジオ・ペレス、F1引退後の”インディカー参戦”には興味なし「怪我などせずにキャリアを終えたい」
motorsport.com 日本版
高すぎる「クルマの税金」が大変化? 「二重課税」や「ガソリン税」解消なるか! もはや“旧すぎる”「複雑な自動車税制」現状の課題は? 電動化の今こそ「変わるチャンス」か
高すぎる「クルマの税金」が大変化? 「二重課税」や「ガソリン税」解消なるか! もはや“旧すぎる”「複雑な自動車税制」現状の課題は? 電動化の今こそ「変わるチャンス」か
くるまのニュース
全長4mに「FR」採用! トヨタの「“6速MT”スポーツカー」が凄い! “4人乗り”で実用的な「小型クーペ」にクルマ好きから反響殺到! 市販化待望の「S-FR」とは
全長4mに「FR」採用! トヨタの「“6速MT”スポーツカー」が凄い! “4人乗り”で実用的な「小型クーペ」にクルマ好きから反響殺到! 市販化待望の「S-FR」とは
くるまのニュース
いよいよ始動 首都高の「老朽海底トンネル」造り替え 使われていない“裏ルート”が本線に生まれかわる!? 都市計画素案が公表
いよいよ始動 首都高の「老朽海底トンネル」造り替え 使われていない“裏ルート”が本線に生まれかわる!? 都市計画素案が公表
乗りものニュース

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村