電動SUVのフラッグシップモデル
メルセデス・ベンツが新型EQS SUVを発表した。EVラインナップの高級フラッグシップとして、今年末に発売される予定である。アウディeトロンやBMW iXの対抗馬となる。
【画像】メルセデス・ベンツEQS SUV【GLSやライバルSUVと写真で比較】 全117枚
米国で製造されるEQS SUVは、セダンのEQSやEQEと同様、EV専用のEVAプラットフォームを採用している。シングルモーターの後輪駆動モデルと、デュアルモーターの四輪駆動モデルが用意される。
全モデル共通で、セダンのEQSと同じ107.8kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載。メルセデス・ベンツによると、バッテリーはフロアパン内に格納されているため、ほぼフラットなフロアと、SUVモデルの中で最も低い重心を実現しているという。
空力重視のデザイン 低めのスタンス
全長5125mm、全幅1959mm、全高1718mmと、内燃機関搭載のGLSよりも82mm短く、幅は3mm広く、高さは105mm低い。また、ホイールベースは75mm長い3210mmで、セダンのEQSと同じ。エクステリアは、丸みを帯びた滑らかな表面を多用したものとなっている。
フロントバンパー下部まで大きく張り出したブラックパネルグリル(オプションでスターパターン加工も用意)、LEDヘッドライト(オプションでデジタルライト機能付き)、左右を結ぶLEDライトバーなど、他のEQモデルとの類似性を感じさせるスタイリングが特徴的だ。
EQS、EQEと同様、クラムシェル型ボンネットは整備時のみ開ける仕様で、ウィンドウォッシャー用のフィラーを運転席側のフロントパネルに組み込んでいる。
窓はサッシュレスではないが、フラッシュ式ハンドルを全車に標準装備している。ボディサイドの気流をスムーズにすることで空力効率を向上するというランニングボードもオプションで設定。空気抵抗係数はまだ明らかにされていないが、フルフラットのアンダートレイの影響もあり、SUVの中で最も空力効率に優れていると関係者は示唆している。
航続距離600km以上 200kWhの急速充電に対応
欧州では、2種類のモデルと3種類のパワートレインを導入する。
エントリーモデルは「EQS 450」で、シングルモーター後輪駆動のEQS 450+と、デュアルモーター四輪駆動のEQS 450 4マチックがある。出力はそれぞれ360psで、トルクは58kg-mと81.5kg-mを発揮する。
電費はWLTPサイクルで23.0~18.6kWh/100kmとされ、航続距離は536~610kmとなる。ツインモーターのEQS 450 4マチックは、1回の充電で507~613kmを走行できる。最大200kWのDC急速充電に対応し、10~80%を31分で充電することができる。
上位モデルは、最高出力543psと87.4kg-mを発揮する四輪駆動の「EQS 580 4マチック」だ。セダンのEQSよりもわずかに強力だが、航続距離はエントリーモデルのEQS 450 4マチックと同じ数値を実現している。
エネルギー回生には、D+(惰性走行)、D(標準的な回生)、D-(回生重視)の3つのレベルが用意される。また、走行状況に応じて自動的に回生量を変化させるD-Autoと呼ばれる設定も選択可能だ。
オフロードも走行可能な足回り
足回りは、エアサスペンションのエアマチックと可変ダンピングコントロールを備えたフロント4リンク、リアマルチリンクを標準装備している。走行中、80km/hまでは車高を最大25mm上げることができ、110km/h以上では「コンフォート」モードで10mm、「スポーツ」モードで15mm自動的に下がり、空気抵抗を減らして電費効率を高める。
標準では最大4.5度の後輪操舵が可能だが、オプションで10度まで上げることができ、旋回円は11.9mから11.0mへと、小型ハッチバックとほぼ同じになる。
主な走行モードは「エコ」、「コンフォート」、「スポーツ」、「オフロード」の4種類で、オフロードは電子スタビリティコントロールのON/OFFが選択できる。
オフロードモードでは、トラクションコントロールシステム、アンチロックブレーキ、ダウンヒル・スピードレギュレーションと、スロットルのマッピングが調整される。メルセデスは、「軽いオフロードに挑戦できる」と述べている。
最大7人乗り 最新機能満載のインテリア
ハイマウントのダッシュボードには、12.3インチのデジタルメーターと12.8インチのインフォテインメント・ディスプレイが標準装備されているほか、EQS 580には8コアプロセッサと24ギガバイトのRAMを内蔵したハイパースクリーンが搭載されている。幅1410mmのハイパースクリーンは、12.3インチのメータースクリーン、17.7インチのインフォテインメント・スクリーン、12.3インチの助手席スクリーンを一体化したものだ。
「ヘイ、メルセデス!」の音声コントロールに対応するほか、無線によるソフトウェアアップデートも可能だ。また、オプションでARナビ対応のヘッドアップディスプレイも用意されている。
3列目シート(オプション)では足元と膝のスペースは狭くなるが、最大7人乗りが可能となる。ラゲッジスペースは195Lを確保している。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
僅か2、3年でどんどん効率が改善されてきてる。
若い技術で進化のスピードが速いから、商品力維持は大変そうだな。