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ポルシェ 第2世代パナメーラ4 E-ハイブリッドがパリでデビュー、さらに国内で予約受注も開始

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ポルシェ 第2世代パナメーラ4 E-ハイブリッドがパリでデビュー、さらに国内で予約受注も開始

ポルシェは、パリモーターショーでワールドプレミアとなる「パナメーラ4 E-ハイブリッド」の予約受注を、2016年10月11日より全国のポルシェ正規販売店で開始する。

ポルシェにとっての「ハイブリッド」という言葉は、持続可能なモビリティというだけでなく、パフォーマンスとも同義語。これは2015年と2016年のル・マン24時間レースを919ハイブリッドで連覇したことが如実に物語っているわけだが、今回のニューモデルにもこの哲学が貫かれている。

パナメーラ4 E-ハイブリッドのパワーユニットに使われる電気モーターは、最高出力が100kW(136PS)で最大トルクが400Nm。これに新しい2.9L V6型ツインターボエンジンの243kW(330PS)と450Nmが加わることにより、システム最高出力は約340kW(462PS)、最大トルクにいたっては700Nmに達する。

この圧倒的なパフォーマンスは電子制御式の4WDによって路面に伝えられ、最高速度はじつに278km/h。加速性能についても、この4ドアハイブリッドスポーツカーをわずか4.6秒で100km/hに到達させることを可能にした。

ハイブリッドシステムの制御方法にも進化がある。先代モデルではエレクトリックドライブの追加パワーを引き出すためには、ペダルを80%以上踏み込む必要があったのに対して、新型ではドライバーがアクセルペダルに触れるとすぐに引き出すことが可能となった。これは918スパイダーのために開発されたプログラムが利用されているとのことで、電気モーターとガソリンエンジンが最初から完璧な調和を取りながら連動するようになっている。

これだけの高性能を発揮しながら、燃料消費量は新ヨーロッパ走行サイクル(NEDC)で2.5L/100km(CO2排出量は56g/km)という高い環境性能を持ち合わせているのも注目に値する。しかも電気の力のみで走るEパワーモードでスタートすると、ゼロエミッション車のままでも最高速度140km/h。最大航続距離は50kmを可能としている。

伝達系も刷新された。先代モデルのクラッチが電子制御油圧式のシステムだったのとは異なり、ニューパナメーラでは、電気クラッチアクチュエータ(ECA)による電気機械的な制御に変更され応答時間が短縮されている。トランスミッションも先代モデルの8速オートマチックトルクコンバータトランスミッションから、他の第2世代のパナメーラモデルと同様、迅速かつ効率的にシフトチェンジを行う新しい8速ポルシェ・ドッペルクップルング(PDK)に変更された。

電気モーターに電力を供給するのは、ラゲッジコンパートメントのフロア下に設置された液冷式のリチウムイオンバッテリーで、エネルギー容量が9.4kWhから14.1kWhに増大したにもかかわらず、重量は従来と同じ。230V、10A接続でフル充電するまでにかかる時間はわずか5.8時間だが、さらにオプションの7.2kWの車載チャージャーと230V、32A接続を選択した場合は3.6時間でフル充電させることができる。

第2世代パナメーラの特徴の一つに、タッチパネルを備えたポルシェ アドバンストコックピットの標準装備があるが、パナメーラ4 E-ハイブリッドではハイブリッド専用のパワーメーターを装備。現在使用している電気パワーやエネルギー回生の状況などを直感的に表示する。

パナメーラ 4 E-ハイブリッドではステアリングホイール内蔵のモードスイッチを備えたスポーツクロノパッケージが標準装備で、モードスイッチとポルシェ コミュニケーションマネージメント システム(PCM)を使って、いくつかのドライビングモードを選択することができる。

モードには、 “スポーツ”の他に、スポーツクロノパッケージに “スポーツプラス”が、さらにハイブリッド専用のモードとしては、“Eパワー”、“ハイブリッド オート”、“Eホールド”および“Eチャージ”がある。このうち“ハイブリッド オート”モードは、自動的にエレクトリックシステムとエンジンの駆動を組み合わせることで、究極の効率性を実現する新しく開発されたドライビングモードとなっている。

ポルシェ パナメーラ4 E-ハイブリッド
トランスミッション:8速PDK
ハンドル:右
希望小売価格(消費税込み):14,070,000円

■問い合わせ先
ポルシェ カスタマーケアセンター 0120-846-911
ポルシェ ホームページ http://www.porsche.com/japan/

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