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追加コスト増を懸念するF1チーム代表らが、2020年の予選レース試行を阻止

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追加コスト増を懸念するF1チーム代表らが、2020年の予選レース試行を阻止

 F1上層部によって現在実施に向けて進められている2020年の実験的な予選レースは、各チームの反対によって中止となりそうだ。

 F1オーナーのリバティ・メディアは、2020年シーズンの3レースにおいて新フォーマットを試したいと望んでいた。フェラーリがモンツァでの試行に強く反対したため、ポール・リカール、スパ・フランコルシャン、ソチの週末に新形式のトライアルランを行う候補地と考えられていた。

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 計画では、決勝グリッドを決めるためのタイムアタックによる予選形式を、土曜午後の予選ショートレースに置き換え、さらにドライバーは選手権の順位と逆の順で予選のスタート位置に並ぶことになっていた。

 しかし、このアイデアは反対派であるルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルの両名から強い批判を受けていた。

 またチームは、土曜日の予選レースでマシンがダメージを負う可能性があることと、余分のスペアパーツを用意する必要から追加のコストがかかることを懸念していた。

 レーシングポイントF1チーム代表オットマー・サフナウアーをはじめとするチーム代表たちからは、タイヤの割り当てとパワーユニット(PU/エンジン)の持続性に与える影響についての疑問もあがっていた。

 彼らの懸念が勝り、F1は少なくとも今のところは、2020年に向けた提案を撤回しなければならなくなったようだ。

 『RaceFans.net』の報道によると、この提案については、2020年シーズンにおける実現を急ぐのに必要な、10チームの代表による全会一致の承認が得られなかったという。

 この計画については、水曜日にパリで行われた各チーム、F1代表者、F1運営組織であるFIAによる会議で議論された。

 各チーム代表の間では、この計画に対し大きな反対があることがすでに明確であったため、正式な投票は実施されなかったと見られる。

 以前、F1のスポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、10チームすべてがこの提案を支持していることを示唆していた。しかしながら、その時から少なくとも1チームは提案に拒否権を行使する用意があったのだ。

 だがこの件は必ずしもこれで終わりというわけではない。2020年シーズンの開始までに、様々な関係者とのさらなるミーティングが行われ、もし各チーム代表と3月の前までに決着をつけられれば、この実験は2020年のルールに含まれる可能性があるのだ。

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