2023年F1メキシコシティGP(メキシコGP)決勝で、スクーデリア・アルファタウリのダニエル・リカルドは7位入賞を果たした。6位のジョージ・ラッセル(メルセデス)とは0.550秒差だった。
リカルドはチームにとってシーズンここまででベストの結果を挙げて6ポイントを獲得。これによりアルファタウリは、コンストラクターズランキングで、ハースとアルファロメオを抜いて(アルファロメオとは同点)、8位に浮上した。
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チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、リカルドのレースについて、次のように振り返った。
「今日の午後、ダニエルは素晴らしい走りをしてくれた。タイヤをとてもうまく管理し、我々が彼に求めたすべてのことを実行してくれたのだ」
「赤旗が出たタイミングは、彼によって有利ではなかった。その時点で、ユーズドタイヤしか残っていなかったからね。それでも彼は最後まで強力な戦いをした」
「後続のマシンを抑えるためにやれることすべてをやった。あと1周あれば、ラッセルをとらえていただろう。ラッセルはミディアムタイヤでとても苦労していた」
「マシンのパフォーマンスが優れていることを証明し、確認することができたのは素晴らしいことだ」
「今日の結果により、我々はアルファロメオと同ポイントで並び、選手権の順位としては我々の方が上に立つことになった。そしてさらに上のウイリアムズとのギャップも縮めている。マシンに速さがあり、アップデートが機能していると思うので、今後のレースのなかでこのギャップを縮めていきたい」
■ダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=7位(71周/71周)
4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今、たくさんの感情を抱えている。もちろん、最高の気分だよ。このトラックで2回スタートを切ることになり、息をのむような瞬間を過ごした。ターン1までが長くて、何が起きてもおかしくないからね。
最初のスタートでは、ターン1に4番手で入っていき、4番手のままでコーナーを脱出できたので、よかったと思う。その後、赤旗が出たことで、レースを台無しにされるのだと分かった。でも、ケビン(・マグヌッセン)があれほどの大クラッシュの後で怪我をしないで済んだので、本当によかった。
2回目のスタートではハードコンパウンドを履いていたが、ライバルたちはミディアムタイヤを選択していたので、落としたポジションがひとつだけだったのは、ベストのシナリオに近かった。うまくやれたと思う。
リズムに乗ろうと努力しているなかで、(マクラーレンのランド・)ノリスと少しバトルをしたが、その後、彼を前に出した。僕たちの考えでは、ノリスがジョージに追いつくことで、ジョージと僕たちの距離が縮まると考えたんだ。そのとおりになったよ。最終ラップでかなりジョージに近づいたけれど、抜くには至らなかった。それでも終盤にメルセデスと戦ったというのはエキサイティングな出来事だ。
全体的に良い週末だった。貴重な6ポイントを稼ぐことができたからね。この調子でこれからも頑張ろう。
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