スーパーGT第3戦鈴鹿の公式予選が行われ、#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴/関口雄飛)がポールポジションを獲得した。
気温31度、路面温度48度と真夏日のコンディションとなった鈴鹿サーキット。予選で使用するタイヤは決勝でのスタートタイヤになる可能性があるため、残り時間ギリギリまでピットで待機して各車がコースインしていった。
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残り9分になって#19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資)がコースインしたのを皮切りに続々とコースイン。タイムアタックを行なった。
まず#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生)が1分47秒076と好タイムをマークしたが、これを#1 RAYBRIG NSX-GT(ジェンソン・バトン)が0.3秒上回る1分46秒760を記録。さらに#8 ARTA NSX-GT(野尻智紀)が1分45秒916を叩き出しトップに浮上した。
これに#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)も1分46秒350をマークし、ホンダ勢が上位を独占した。このままQ1が終わるかと思われたが、タイムアタックのタイミングをずらした#6 WAKO’S 4CR LC500(大嶋和也)が1分46秒144で2番手に食い込むと#37 KeePer TOM’S LC500(ニック・キャシディ)も1分46秒311で3番手に入った。ここでセッションが終了し8号車がトップ通過を果たすも、レクサス勢が速さをみせたQ1となった。
またランキングトップの23号車は10番手、前回の第2戦富士で優勝した#38 ZENT CERUMO LC500は14番手となり、ウエイトハンデが影響したのかQ2進出はならなかった。
続くQ2では、#12 カルソニック IMPUL GT-R(佐々木大樹)がいち早くタイムアタック。1分46秒216をマークしてトップタイムを記録したが、これを上回る速さをみせたのが、Q1同様37号車だった。Q2を担当した平川亮がQ1でのトップタイムを上回る1分45秒788を叩き出し暫定トップに躍り出た。
これに対し、今回もタイムアタックのタイミングを遅らせた36号車。Q2を担当した関口雄飛はセクター1こそ遅れをとったが、そこから徐々に遅れを取り戻していき、平川を0.033秒上回る1分45秒775をマーク。今季初のポールポジションを勝ち取った。
2番手には平川/キャシディ組の37号車がつけTOM’Sがフロントロウを独占。3番手には8号車がつけたがトップから0.4秒の差をつけられることになった。また日産勢では唯一のQ2進出となった12号車は4番手につけた。
ポールポジションを獲得した関口は、ちょうど1週間前に開催されたスーパーフォーミュラ第2戦で圧倒的な速さをみせて優勝を飾るなど、勢いに乗っているドライバーのひとり。スーパーGTでも今季初優勝に向けて幸先の良いスタートを切った。
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