積算6794km 感心する車内の収納力
英国ではロックダウンが収まり、従来のように職場への自動車通勤が復活した。長期テスト車両は、途中でルーフラインの異なるスポーツバックへ切り替わったが、Q4 eトロンの印象は共通している。毎日の通勤にも乗りやすい。
【画像】アウディQ4 eトロン スポーツバックと兄弟モデルのVW ID.4 メルセデスEQAも 全107枚
クルマで過ごす時間が増えたことで、ディティールまで観察できるようになった。プラスの面もマイナスの面も、ゆっくり感じ取ることができる。
このクラスのクロスオーバーを選ぶ層は、往々にして家族がいて、荷物を運ぶ機会も少なくない。前回はQ4 eトロン・スポーツバックの広い荷室へ触れてみたが、手持ちの小物類も多いはず。アウディに限らず、フォルクスワーゲンでも同様だろう。
Q4 eトロンのフロント・ドアパネルの前方には、太めの水筒も収まるホルダーが付いている。センター・アームレストの下には、充分な容量の小物入れがある。
荷室フロアは、高さ調整が可能。ホイールアーチの手前側にも、意外に大きい小物入れが用意されている。車内の収納力には、感心させられる。
また、ダッシュボード中央とメーター用、2面のモニターのグラフィックは高精細。インフォテインメント・システムは、シンプルなメニューレイアウトでタッチ間違いが少なく、ユーザー・インターフェースも明瞭だ。
エアコン用に、実際に押せるハードボタンが残されている点も◎。タッチモニターに集約されることなく。
安心して遠出できる正確な航続距離
Q4 eトロンはシートも快適。座り心地に優れ、300km程度一度に運転しても、お尻や背中が痛くなることはない。ファブリックで仕立てられている点も、筆者の好み。寒い日でも、ヒーターで温まるまで冷たいレザーへ我慢する必要もない。
出発前に車内を暖めておけるのもうれしい。充電器につながずとも、駆動用バッテリーでまかなえる。
メーター用モニターに表示される航続距離は、かなり実際に近い。気温や運転の仕方などが変化しても数字を信じられるから、安心して遠出できる。電費は、肌寒い気温の日で4.5km/kWh。約350kmの航続距離が得られる。
温かい日には、6.4km/kWh近くまで電費が伸びる。これは、一度の充電で480km以上も走れる計算。長距離の自動車旅行でも充電計画を立てやすく、電気切れの心配も過度にする必要はないと感じている。
褒めるべき点が多いQ4 eトロンで、唯一まだ慣れないのが丸くないステアリングホイール。ほとんど6角形で、駐車時など切り返す時には今でも戸惑うことがある。
標準のQ4 eトロンには、円形の一般的なステアリングホイールが付く。これは285ポンド(約4万7000円)のオプションとなるのだが、あえて選ぶ必要はないように思える。
2022年のブランド・ベストセラーも狙える
利便性に優れ快適で、洗練されているQ4 eトロン。プレミアム・ブランドのアウディとして、ほかのモデルとの差別化も重要。フロントマスクのデザインには、もう少し時間を割いても良かっただろう。
特にフロントグリル部分は、大きなプラスティック製パネルで覆われている。この処理には、疑問がなくはない。
とはいえ、日常的な使い勝手は上々。英国のアウディは、2022年にブランドでのベストセラーになるだろうと予想しているが、実際にそうなり得る仕上がりだといえる。
ワゴン風ボディのQ4 eトロンと、クーペ風のQ4 eトロン・スポーツバックを合わせると、既に1万2000km以上を筆者は運転したことになる。穏やかで快適な移動時間は、今後も同様に続くはずだ。
テストデータ
気に入っているトコロ
不安のない航続距離:これまで航続距離で不安を抱くことはなかった。目的地までストレスフリーといってイイ。
気に入らないトコロ
レーンキープ・アシスト:褒めにくい英国の道路条件では、すぐに車線を維持できなくなってしまう。
テスト車について
モデル名:アウディQ4 eトロン・スポーツバック 40 スポーツ(英国仕様)
新車価格:4万5775ポンド(約764万円)
テスト車の価格:5万4565ポンド(約911万円)
テストの記録
電費:5.3km/kWh
故障:スピードメーターの不具合
出費:なし
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