メルセデス・ベンツは、6月30日から7月2日にかけてドイツで開催されたシュロス・バンスベルク・スーパースポーツ・クラシックスに、伝説的なスポーツカー2台を出展した。1台は1957年に誕生した「300SLロードスター」(W198)、もう1台は実験車両の「C111」だ。
シュロス・バンスベルク・スーパースポーツ・クラシックスは、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州ベルギッシュ・グラートバッハで2009年より開催されているイベント。金曜日の夜に開始し、土曜日は朝9時から260kmを巡るラリーが開催。そして日曜日にはコンクール・デレガンスが行われる。
メルセデスが出展した「300SL」は言わずもがなの名車。最初にガルウイングドアを備えたクーペが登場し、後にオープントップのロードスターに切り替わった。
もう1台の「C111-II」は、1970年に登場したロータリー(回転ピストン型)エンジン搭載のモデル。1969年のフランクフルトショーで3ローター式エンジンの「C111」が登場。ガルウイングドアを採用した、ウェッジシェイプのボディスタイルを持つスポーツクーペだった。
搭載するロータリーエンジンは、フェリックス・ヴァンケル博士が考案したことからヴァンケルエンジンと呼ばれ、この時代には各社が開発に取り組んでいた。後に量産に成功したマツダのロータリーエンジンも、発想の元はこのヴァンケルエンジンである。メルセデスが開発したC111のヴァンケルエンジンは、最高出力280hpを発生した。
続いてメルセデスは、ヴァンケルエンジンを4ローター化し、最高出力350hpを達成した「C111-II」を1970年3月のジュネーブショーで発表した。こちらはさらなる高性能化により、0-100km/h加速が4.9秒、最高速度は300km/hと現代の水準でみても高性能といえる水準だった。
結果的にはヴァンケルエンジンは耐久性に問題を抱え、市販されることはなかったが、C111シリーズのプロジェクトはこの後もディーゼルエンジンや通常のレシプロエンジンが搭載されたり、ボディ形状が変更されるなどの発展を遂げ、市販化まであと一歩というところまで漕ぎ着けた。しかしながら結果的に販売はされなかった。
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