2月18日、日産自動車(以下、日産)は、コンパクトSUV「キャッシュカイ」の新型を発表した。
新型キャッシュカイは、2007年に登場した初代からかぞえて第3世代になる。初代は日本では「デュアリス」として販売されたものの、2代目以降は海外市場専用モデルになった。ちなみに新型は、日産の事業構造改革プラン「Nissan NEXT」において、欧州市場で重要な役割を担うモデルとして位置付けられているという。ライバルはホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」などだ。
新型キャッシュカイは、日産のほかの最新モデル同様「Vモーショングリル」を与えられ、足もとには20インチのアルミホイールを履く。力強さを表現したという。全長×全幅×全高=4425×1838×1635mmのボディは、先代より35mm長く、32mm幅広く、10mm背が高い。
薄型のLEDヘッドライトは、走行環境や歩行者の有無に合わせて自動で配光を調節する。テールランプは点灯時、強い存在感を示すよう、立体感のあるデザインにしたという。ボディカラーは、11種類のモノトーンと5種類の2トーン、と合計16種類から選べる。
内装は、触感の良い柔らかい素材を使い、心安らぐ空間を目指したという。各所のデザインは、販売中の新型「ノート」を彷彿とさせる。12.3インチのTFT液晶パネルのメーターはフルデジタル。新搭載の10.8インチ・ヘッドアップディスプレイは、セグメント内で最大サイズを誇るという。
インパネ上部のインフォテインメントディスプレイは9インチに拡大され、視認性と操作性を高めた。スマートフォンとの連携機能も強化され、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応する。
シート表皮はファブリックが標準で、レザーはオプション。上級グレードのシートには電動調整機構も備わる。また、シリーズハイブリッドモデル(e-POWER)のギアセレクターは、新型ノートを彷彿とさせるコンパクトな形状だ。
欧州初のe-POWER
パワーユニットはハイブリッドのみ。マイルド・ハイブリッドとシリーズ・ハイブリッドのモデルがある。
マイルド・ハイブリッドは1.3リッター直列4気筒ガソリン直噴ターボに小型モーターを組み合わせ、出力は、(1)138ps/240Nm(2)156ps/260Nm、そして(3)156ps/270Nmの3種。6MTまたはCVTを介して、モデルによって、前輪または後輪を駆動する。
シリーズ・ハイブリッドの「e-POWER」は、発電用の1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンに駆動用モーターを組み合わせる。新型ノートと機構はほぼおなじだ。最高出力は140kWで、最大トルクは330Nm。e-POWERのヨーロッパ展開は、今回が初という。
最新のプラットフォームである「CMF-C」は、高剛性と軽量化を図ったもので、新型キャッシュカイの場合、前後ドア、フロントフェンダー、フードはすべてアルミニウム製。
運転支援システムの「プロパイロット」は、ナビゲーションマップとの連携機能が追加され、カーブなどを自動で判断し、速度の微調整をおこなうという。
新型キャッシュカイの日本導入は未定。
文・稲垣邦康(GQ)
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