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マクラーレン、初のシリーズ生産ハイパフォーマンス・ハイブリッドスーパーカー「アルトゥーラ」を国内初披露!

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マクラーレン、初のシリーズ生産ハイパフォーマンス・ハイブリッドスーパーカー「アルトゥーラ」を国内初披露!

新設計の3.0L V6ガソリンツインターボエンジンとモーターにより、最高出力680ps/最大トルク720Nmを実現

マクラーレン・オートモーティブは4月13日、同社初となるシリーズ生産ハイパフォーマンス・ハイブリッドスーパーカー「アルトゥーラ」を国内初披露した。

ジャガー・ランドローバーが新世代EV用にハイブリッドボディを開発!

今回発表されたアルトゥーラの最大のトピックは、新開発となるパワートレイン。排気量2993ccでツインターボチャージャーが搭載されたV6ガソリンエンジンは、最高出力は585PSで リッター200psに迫り、最大トルクは585Nmを発生する。ドライサンプ式でアルミニウム製のため、エンジンは軽量かつコンパクトで、単体重量はわずか160kgと同社のV8ユニットより50kgも軽いという。

このM630と呼ばれるエンジンは、排出ガス性能を最適化するガソリン・パティキュレート・フィルターを採用するなど、極めて洗練された設計になっている。120°のバンク角は、いわゆる“ホットV”へのターボチャージャーの配置を可能にし、パッケージングのアドバンテージを増やし、低重心にも貢献。また、120°レイアウトによって、排気システムの圧力ロスが低減してエンジンパフォーマンスを向上させただけでなく、高強度クランクシャフトの採用が可能となり、レブリミットを8,500rpmに設定して、パフォーマンスとドライバーとの一体感を最大化できたという。

新開発のV6に付加されたのがコンパクトなアキシャル・フラックスEモーターで、こちらはトランスミッションのベルハウジング内に搭載。一般的なラジアル・フラックスモーターより小型で電力密度が高く、最高出力95ps、最大トルク225Nmを発生し8速DCTを組み合わされることで、0-100km/h(0-62mph)加速はわずか3.0秒、0-200km/h(0-124mph)は8.3秒、最高速度は330km/h(205mph)に達する。

またEモーターの動力となるバッテリーパックは、5個のリチウムイオン・モジュールからなり、使用可能な最大電力量は7.4kWh、純粋なEV航続距離は30kmを実現。プラグインハイブリッド(PHEV)機能を備えることで、標準的なEVSEケーブルを使ってわずか2時間半で80%充電が可能だ。また、選択した走行モードに応じて、走行中に内燃エンジンからバッテリーに充電することもできるという。

一方でモノコックも新設計で、高性能ハイブリッドの搭載に最適化され、専用のバッテリーコンパートメントを備えた、マクラーレン・カーボン・ライトウェイト・アーキテクチャー(MCLA)が採用されている。




エクステリアデザインは、スーパーカーらしい低いノーズに、キャブフォワード、ハイテールのスタンスで、マクラーレン特有のディへドラル・ドアは、よりボディに沿って開閉し、ミラーはさらにタイトに折りたたまれて格納されることでドラマチックな雰囲気を演出。ボディはシャットラインやパネル接合部が最小限に抑えられ、リアのクラムシェルは、1枚のパネルをスーパーフォーミングで成形する設計となっている。そのフォルムは空力性能と冷却のために気流を整え、パフォーマンスを最大化するよう造形されており、フロント・スプリッターの中央部分で、eHVACシステムの吸気口であると共に、オプションでADASパッケージのフロント搭載レーダーも配置された。

コクピットはドライバー中心の空間が顕著で、走行モードのセレクターはインストゥルメント・ビナクルに移動しているが、代わりにビナクルがステアリングコラムにマウントされ、ステアリング・ホイールと共に調節でき、運転時の人間工学がいっそう強化された。その結果、ステアリングから手を離さずに走行モードを調節できるようになった。

パワートレインの設定は4モードから選択でき、そのうちEモードでは電気のみを使う排出量ゼロの走行が30km可能。複合的な走行状況に最適なComfortモードでは、走行距離と効率性を最大化するため、ストップ&スタートモードの使用を拡張し、40km/h未満では内燃エンジンを停止するが、より大きな速度とパワーが求められる際は段階的に利用する。またSportとTrackモードでは、低速域のレスポンスと加速のために、電力をよりアグレッシブに利用、一方でハンドリングモードでは、ドライバーの好みや天候、路面状況に合わせて、ダンパーの硬さとエレクトロニック・スタビリティー・コントロールの介入の程度を調節することができる。

そのほかアダプティブクルーズコントロールやレーンデパーチャーウォーニングといった運転支援技術や、ソフトウェアのアップデートをOTAにより可能となるなど、先進のテクノロジーが搭載されたマクラーレン・アルトゥーラ。価格は2965万円~で、今夏からデリバリーが開始される予定だ。




都内で開催された発表会では、マクラーレン・オートモーティブ・ジャパン代表の正本嘉宏氏が登壇しプレゼンテーションを行ったほか、キャスターの安藤優子氏と東京パラリンピック代表に内定しているパラアスリートの山本篤選手によるトークセッションも行われた。

公式サイト https://cars.mclaren.com/jp-ja/artura











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