■北米市場のみで展開される最新の日本車を振り返る
国産自動車メーカーは1960年代から本格的な海外進出を果たし、当初は「安かろう悪かろう」という評価でしかなかった日本車でしたが、次第に諸性能が向上し、一気にシェアを拡大しました。
とくに巨大なマーケットである北米では、1980年代にホンダが他社に先駆けてアメリカ工場を建設して現地生産を開始。
その後、各メーカーとも北米のニーズに合わせて、日本では販売されていない専用モデルを販売するようになり、現在は数多くの北米専用車を展開しています。
そこで、日本メーカーの超魅力的かつ最新の北米専用モデルを、3車種ピックアップして紹介します。
●アキュラ新型「インテグラ」
ホンダは2022年3月10日に、アキュラ新型「インテグラ」の先行予約をアメリカで開始したと発表しました。
新型インテグラのデザインは日本でおこなわれ、これまでの3ドアハッチバックから5ドアハッチバックへと大きく変貌を遂げましたがクーペスタイルの流麗なフォルムを採用し、スポーティなモデルであることには変わりありません。
ボディサイズはミリ換算で全長4720mm×全幅1830mm×全高1410mm、ホイールベース2736mmと、現行モデルの「シビック」と「アコード」の中間に位置します。
リアまわりでは、シャープな形状LEDテールランプと、デュアルエキゾーストによってアグレッシブさを強調。
グレード展開は「標準仕様」と「A-Spec」に分かれており、A-Specには運転モードのセレクトによって、減衰特性が変更されるアダプティブダンパーシステム(ADS)を含む「A-Specテクノロジーパッケージ」も設定されています。
なおA-Specの外観では専用アイテムとして、リップスポイラーと前後にA-Specバッジが装着されます。
内装では10.2インチの「Acura Precision Cockpit」と呼称されるデジタルディスプレイのメーターを採用し、さらにスマートフォンの接続が可能な7タッチスクリーンのディスプレイオーディオを装備。
パワーユニットは最高出力200馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒ターボエンジンが搭載され、トランスミッションはCVTが標準でA-Specには6速MTも設定されています。
新型インテグラは2022年春に北米の各ディーラーからデリバリーが開始され、価格はエントリーグレードが約3万ドル(日本円で約350万円)からで、A-Specの価格はまだ明らかになっていません。
●マツダ新型「CX-50」
マツダは新たなSUV商品群の開発を宣言し、その第一弾として北米市場に投入されるのが新型「CX-50」です。2022年2月22日には、グレードや価格が明らかになりました。
新型CX-50は「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のエレガントな上質感とSUVに求められるワイルドさを組み合わせ、これまでのCXシリーズにはないダイナミックなプロポーションを実現。
内装では同社初となるパノラミックムーンルーフを採用することで、開放感あふれる室内空間を演出しています。
また、ワイルドな外観そのままに悪路走破性を高めるため、最低地上高を十分に確保しています。
パワーユニット2.5リッター直列4気筒ガソリンの「SKYACTIV-G 2.5」と同ターボの「SKYACTIV-G 2.5T」がラインナップされ、数年以内にはハイブリッドが追加予定です。
駆動方式は、全車に「i-ACTIVAWD」を設定し、新しい「マツダインテリジェントドライブセレクト」または一部グレードにスポーツ、オフロード、けん引モード(最大3500ポンド)を備えた「Mi-Drive」を標準装備。
CX-50のグレー展開は、SKYACTIV-G 2.5モデルでは、「2.5 S」「2.5 S Select」「2.5 S Preferred」「2.5 S Preferred Plus」「2.5 S Premium」「2.5 S Premium Plus」の6タイプで、価格は2万6800ドル(約315万円)から3万6400ドル(約430万円)です。
SKYACTIV-G 2.5Tでは、「2.5 Turbo」「2.5 Turbo Premium」「2.5 Turbo Premium Plus」の3タイプで、価格は3万6400ドル(約430万円)から4万1550ドル(約490万円)です。
さらに、2022年後半に発売される「2.5 Turbo Meridian Edition」は、オールテレーンタイヤ、サイドロッカーガーニッシュとヘッドライトガーニッシュ、独特のフードグラフィック、18インチアルミホイールを採用したアドベンチャー仕様となっており、価格と詳細は発売日近くに発表予定となっています。
●トヨタ新型「セコイア」
トヨタは2022年1月26日に、フルサイズSUVの新型「セコイア」を発表しました。
セコイアはフルサイズピックアップトラックの「タンドラ」をベースに開発された北米専用のSUVで、初代は2000年に登場し、今回発表された新型は3代目にあたります。
現状では詳細なスペックなどが未発表なためボディサイズは不明ですが、タンドラのボディサイズから推測すると全長5300mm×全幅2035mm×全高2000mm程度と、フルサイズSUVにふさわしい体躯となりそうです。
外観の大きな特徴はフロントフェイスで、巨大で切り立ったグリルによる押し出し感の強さは、トヨタ製SUVのなかでも随一といえます。
また、全体的なフォルムは直線基調のスクエアなデザインが採用され、リア・クオーターウインドウやリアハッチまわりの形状はスポーティな印象です。
内装は3列シートの7人乗りもしくは8人乗りの設定で、デザインは直線基調で統一されており、とくに大型のディスプレイを配置したインパネまわりはワイド感を強調しつつ、シンプルで実用性を重視。
パワーユニットは3.5リッターV型6気筒ツインターボにモーターが組み合わされたハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を全車に搭載。システム最高出力は437馬力を誇ります。
トランスミッションは10速ATで駆動方式はFRの2WDとパートタイム4WDをラインナップ。4WDにはハイとローの副変速機を装備し、新型「ランドクルーザー」にも搭載された「マルチテレインモニター」が設定されるなど、悪路走破性の向上が図られています。
グレードは「SR5」「Limited」「Platinum」「TRD Pro」「Capstone」の5タイプが設定され、なかでもTRD Proは各外装部品をブラック基調とし、ビルシュタイン製ダンパーを装着したサスペンション、BBS製鍛造アルミホイール、スキッドプレートなどが装備され、よりワイルドな外観を演出しています。
新型セコイアの発売は今夏予定となっており、また価格は発表されていません。
※ ※ ※
今回、紹介したCX-50やセコイアは、どちらもオフロード性能が高められたモデルです。さらに北米市場では各メーカーからワイルド系SUVが続々と登場しており、もはや主力になっています。
その理由のひとつが、近年アメリカで流行している新たな旅のかたちである「オーバーランディング」といわれています。
オーバーランディングは車中泊やキャンプを楽しみながら大自然をめぐる旅で、オフロード性能の高いクルマが求められています。
今後、オーバーランド仕様のSUVは、世界的にもトレンドになる勢いです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
「とりあえず増税ね」で50年!? 「世界一高い」自動車諸税&ガソリン税“見直し”正念場 “年収の壁”の向こうの璧
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント