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リア・ブロックが「私のルーツ」に回帰。全米ラリー協会の最終戦でスバルUSAのWRX STIをドライブ

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リア・ブロックが「私のルーツ」に回帰。全米ラリー協会の最終戦でスバルUSAのWRX STIをドライブ

 現地法人としてスバル・モータースポーツUSAを運営する北米スバルは、米国ラリー協会(American Rally Association/ARA)のシリーズ戦として10月11~12日にミシガン州で開催される最終第8戦『Lake Superior Performance Rally(レイク・スペリオル・パフォーマンス・ラリー/LSPR)』に向け、現在はF1アカデミー門下生としてキャリアを積むリア・ブロックの起用を発表。レギュラーを務めるブランドン・セメナックに代わり、新開発のVB型『スバルWRXラリーカー』のステアリングを握る。

 昨季のARAで“オープン2WD”クラスを制覇し、その後はウイリアムズF1チームの支援を受け、女性だけで争われるF1配下のステップアップ・シリーズ、F1アカデミーに参戦している彼女は、先の9月21~22日に開催されたシンガポール・ラウンドで2戦連続で4位に入るなど、今季最高の成績を収めている。

強豪DRRが“ダッジ”と提携。王者ラーソンが『ホーネットR/T』でデビューウイン/ナイトロクロス開幕戦

 そんなリアが今回ドライブするVB型『スバルWRXラリーカー』は、ARA最高峰の“オープン4WD”クラスに投入されている最新モデルであり、昨季後半戦のデビュー以降、無類のパフォーマンスを示し続けている。

「LSPRに参戦する気持ちは、興奮という言葉では言い表せないほどよ!」と、まずは喜びの言葉を述べたリア。

「スバルとバーモント・スポーツカー(VSC)は、トップレベルの車両でラリーに出場するという素晴らしい機会を与えてくれた。感謝してもし切れないくらいね」

 長年、スバルのファクトリーパートナーを務めるVSCによって設計、製造、開発が進められた最新モデルは、高剛性化と低重心化を追求したスバルグローバルプラットフォーム(SGP)を軸に、心臓部には先代からキャリーオーバーしたうえで最適化が施されたEJ20を搭載する。

 そのVSCによるカスタムビルドのターボチャージャーとインタークーラーを備え、義務付けられた33mm径のリストリクターや最大ブースト圧の22psi(約1.52bar)などクラス要件を満たしつつ、最高出力は320PS、最大トルク380lb-ft.(約516Nm)を発生する。

■「ラリーはずっと私のホームでありルーツ」とリア
 このLSPRはリアにとってアメリカ国内ラリーの最高峰クラス(Open 4WD)におけるデビュー戦となり、シーズンではセメナックのペアを務めるキートン・ウィリアムズとともにWRXのシートに収まる。

 そんな彼女の父、ケン・ブロックは、2021年にこのWRX STIの先代モデルをドライブし、まさに同じイベントで優勝しており、これが2006年以来の勝利となっていた。

「ラリーはずっと私のホームであり、私のルーツよ」と続けたリア。

「家族と私は、このチームと特別な歴史を持っている。この節目を他の誰かと一緒に迎えたくはないと思っているの。ラリーカーで競技するのは久しぶりだけど、このとてつもなく速いトップレベルのクルマで、いかに使い方を学べるかという挑戦をとても楽しみにしている」

 実際のラリーウイークでリアのチームメイトを務めるのは、おなじみトラビス・パストラーナとリアノン・ジェルソミーノ組となり、リアノンは彼女と昨季のOpen 2WDでコドライバーとしてともに戦った仲でもある。

 また、リアは2023年にグレンヘレン・レースウェイで開催された『Nitorocross(ナイトロクロス)』の1戦でパストラーナの“代打”としてシリーズに初参戦しており、最高峰クラスで1000PSを超える水素燃料電池スタックを搭載したグループE車両『FC1-X』を操った。

 さらにバージニア州リッチモンドでの2024-25シーズン開幕戦からは、強豪ドレイヤー&レインボールド・レーシングに加入。今季より名門ダッジブランドと提携し、同じくFC1-Xをベースとする『ダッジ・ホーネットR/T』をドライブしている。

「今週末の目標は、楽しみながら速く走り、力強く快適にラリーを終えることね」

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みんなのコメント

1件
  • tnw
    昔はフロントヘビーの女性ウケしないような車だったのに、商業発展的な最低の責任転嫁の要領なんだろうな。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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