3月3日、K-tunes Racingは岡山県倉敷市のGRガレージ倉敷で2024年の参戦体制発表会をを行った。スーパーGT GT300クラスの活動が発表されるとともに、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アジア・パワード・バイ・AWSのジャパンカップには、3台体制で参戦することも発表された。
スーパーGTをはじめ、さまざまなモータースポーツ活動を展開しているK-tunes Racingは、2022年からGTワールドチャレンジ・アジアに挑戦を開始。2023年はレクサスRC F GT3、そしてトヨタGRスープラGT4を投入してシリーズに臨んできた。
K-tunes Racingが2024年のスーパーGT参戦体制を発表。新たな気持ちで結果にこだわる一年に
2024年は、さらに1台を加え日本で4戦が開催されるジャパンカップに臨むことになった。まずレクサスRC F GT3は、末長一範/新田守男のコンビで参戦。一方、GT3にはさらに注目の車両を投入することになった。今季日本にも多くの台数が導入されているフェラーリ296 GT3で、スーパー耐久で多くのシーズンをともに過ごしていた山脇大輔と高木真一がコンビを組む。
「今シーズンも新田選手とタッグを組みジャパンカップに参戦させていただきます。個人としてはフル参戦は初めてですが、素晴らしいチーム、ドライバーとともにまずは表彰台を目指して頑張っていきたいと思います」と語るのは末長。
また新田は「ジャパンカップに今シーズンも末長選手と参戦させていただくことになりました。マシンも、RC F GT3でよく知っているマシンで挑みます。速いライバルたちがたくさんいる中でも表彰台を狙っていけるように、チーム一丸となって末長選手とともに頑張っていけたらと思います」とコメントした。
そして、新たにチームに加わることになった山脇は「K-tunes Racingのドライバーとして参戦できることをとても光栄に思っております。今年はとてもハイレベルなシリーズが予想されますが、チームメイトの高木選手と力を合わせ、ポジティブなリザルトを獲得できるよう、最高のパフォーマンスを発揮できるように努力したいと思います」と意気込みを語る。
スーパーGTとともにK-tunes Racingで戦うことになった高木は「ひさしぶりのSRO主催のレースへの参戦になります。フルシリーズは参戦は初めてで、車両も新型のフェラーリ296 GT3ですので、いろいろ手探りになると思いますが、チャンピオン争いができるように山脇選手と協力して、まずは表彰台目指して頑張っていきます」と語った。
「チームも慣れ親しんだK-tunes Racingなので、チームの力を借りながら頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」
そしてもう一台は、GT4クラスに継続して投入されるトヨタGRスープラGT4だ。こちらは永井良周と、高木とともにスーパーGT最多ポールポジションタイ記録をもつ山内英輝が起用されることになった。「アジアの選手たちが集まる大会なだけに激しいレースの中で、まずは表彰台に上がれるよう頑張ります」というのは永井だ。
K-tunes Racingではさらに、2024年もインタープロトシリーズに参戦する。今季は末長一範がジェントルマンクラスとして参戦するのは変わらないが、プロフェッショナルクラスには新たに阪口晴南が加わることになった。かつてスーパーGTで戦っていたチームへの“古巣復帰”となる。
「今年、K-tunes Racingから参戦できることになり大変うれしく思っています。末長選手と切磋琢磨しながらジェントルマンクラスでもプロクラスでもチャンピオンが獲得できるようにレースをしたいと思っています。ご声援をよろしくお願いします」
またK-tunes Racingでは、チームの活動の原点である岡山国際サーキット主催のOKAYAMAチャレンジカップレースのトヨタ86 N-1クラスに参戦する。永井良周、長尾秀義、大塚真弘、野上昌範、藤井大温という5名がドライブし、新田がアドバイザーを務める。
K-tunes racing
GTワールドチャレンジ・アジア参戦体制
レクサスRC F GT3 末長一範/新田守男
フェラーリ296 GT3 山脇大輔/高木真一
トヨタGRスープラGT4 永井良周/山内英輝
インタープロトシリーズ参戦体制
カーナンバー:96
ジェントルマンドライバー:末長一範(岡山トヨペット取締役社長)
プロフェッショナルドライバー:阪口晴南
OKAYAMAチャレンジカップレース参戦体制
マシン:トヨタ86 N-1仕様
ドライバー:永井良周 長尾秀義 大塚真弘 野上昌範 藤井大温
アドバイザー:新田守男
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