カンヌで脚本賞ほか獲得！ 是枝監督が湖の町を舞台に描く謎多き人間ドラマ『怪物』

　監督・是枝裕和、脚本・坂元裕二、音楽・坂本龍一による映画『怪物』が、第76回カンヌ国際映画祭で＜クィア・パルム賞＞と＜脚本賞＞を受賞しました。

　大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、無邪気な子供たち。それは、よくある子供同士のケンカに見えましたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていきます。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消してしまい……。

『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた是枝裕和監督と、『花束みたいな恋をした』「大豆田とわ子と三人の元夫」などで圧倒的な人気を博す脚本家・坂元裕二、そして音楽には坂本龍一という奇跡的なコラボレーション作です。

　出演は、安藤サクラ、永山瑛太、田中裕子ら変幻自在な演技で観る者を圧倒する実力派。また、二人の少年を瑞々しくかつ情感豊かに演じる黒川想矢と柊木陽太のほか、高畑充希、角田晃広、中村獅童など多彩な豪華キャスト集結しました。

　いったい「怪物」とは？ 登場人物それぞれの視線を通した「怪物」探しの果てに、私たちは何を見るのでしょうか。その結末に心揺さぶられる、圧巻のヒューマンドラマとなっています。

　永山瑛太さんは、かつて『ワイルド7』（2011年）でCB1100、ドラマ「ハロー張りネズミ」（2017年）ではMOTORA、そして現在放送中の「あなたがしてくれなくても」ではフュージョンと、数々のホンダ車に乗ってきた俳優さんでもあります。

『怪物』は2023年6月2日（金）よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショーです。

Comments

カンヌはいつも映画の着眼点が違う

暗く重い問題作な雰囲気。観るのめんどくさい感じ。