FIAのジャン・トッド会長は、将来的にF1を最大12チームで構成したいという望みを現在も持っているが、新規参入チームは真に高い競争力と事業継続性を備えているべきだと語った。
最後に12チームでチャンピオンシップが争われたのは、2012年シーズンのこと。このときは苦戦続きだったHRT F1チームがシーズン終了時点で破産申請に追い込まれ、その2年後にはケータハムも撤退して10チーム構成となった。さらにマノーF1も2016年末で消滅したが、この年はハースF1チームが新たに参戦しており、チーム数は10を下回ることはなかった。
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これ以降はF1に新しい参入チームがないまま現在に至るが、一方で長い間活躍しているメルセデス、レッドブル、ルノーといったビッグチームがこのままF1に留まり続けるのかという疑問の声も上がり始めている。フェラーリは、現F1オーナーのリバティ・メディアが取りまとめた2021年施行の新ルールに同意しない場合のF1撤退を示唆していたほどだ。
しかしトッドは、これ以上グリッドは縮小しないと自信を見せており、実際に今後数年間をかけてチーム数を微増させることを目論んでいる。
トッドは『Motorsport Week』に対して「12チーム構成が望ましいと考えている。それがF1世界選手権を継続するうえで適正な数だと思う」と語った。
「とはいえ、10チームでも成立はする。それらが(真に)良いチームで競争力があるならば、成立するだろう」
「以前も話したと思うが、我々の優先事項は健全なチームに入ってもらいたいということだ。量より質だ」
「まずは11番目のチームを入れたいが、それは競争力を持つ健全なチームで、F1に何かをもたらしてくれるところであってほしい」
「私の意見としては、レースの最後尾を定位置とするようなチームが11番目になってしまったら、F1を向上させるための付加価値をファンに提供できない」
■最大の問題は『チーム構造の固定化』
トッドは、現在のF1における最大の問題のひとつは、上位を独占するビッグ3と、大きな中団グループ、そしてウイリアムズのような苦戦続きのバックマーカーという構造が固定化してしまっていることだと認めた。
「私は10の健全なチームよりも12の健全なチームの構成を選ぶ。ただし、それが健全な10チームと苦戦する2チームということなら必要ない。本当に適正なチームが加わると確信できるのであれば、私個人としてはぜひF1を12チームで構成したいと考えている」
だが、F1グリッドの枠を獲得し、続けていけるような有望候補は本当にいるのだろうか?
「参入に関心を寄せるチームはときどき現れる。正直に言って、これまでのところ堅実性を確信させてくれるようなチームには出会っていない」とトッドは認めた。
「私が予備的に言葉を交わした人たちのほとんどは、健全なビジネスモデルで運営していける枠組みを示すようなルールが見たいと話していた」
「ほかのスポーツと同じく、チームの保有によって事業価値を築いてほしい」
「そういう趣旨で、参入までのプロセスというのは、新チームの保有をいかに単なる情熱の追求で終わらせずに、優れた事業計画として成立させられるかなのだという話をした」
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