現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 【価格/サイズ/内装/燃費は?】ホンダ新型アコード 発売日は2/21 ハイブリッドはe:HEV

ここから本文です

【価格/サイズ/内装/燃費は?】ホンダ新型アコード 発売日は2/21 ハイブリッドはe:HEV

掲載 更新 1
【価格/サイズ/内装/燃費は?】ホンダ新型アコード 発売日は2/21 ハイブリッドはe:HEV

はじめに 新型アコードとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)

【画像】新型アコード 隅々まで見る【画像と実車】 全124枚

2月20日、ホンダはアコードをフル・モデルチェンジして21日から発売すると発表した。アコードは、ホンダを代表するアッパーミドルクラスのセダンだ。

初代はシビックの上級モデルにあたるハッチバックとして1976年にデビューし、翌77年にセダンが追加される。2代目以降はセダンのみとなり、代を重ねるごとにサイズアップしていき、日本だけでなく北米やヨーロッパ、アジア、オセアニアなど世界の120を超える国と地域で、累計2000万台(2020年2月現在、ホンダ調べ)が販売されている。

今回のモデルは10代目にあたり、2017年10月に米国で発売され、すでに北米をはじめ南米、中国、オセアニアなどで販売されている。2018年1月には、北米カー・オブ・ザ・イヤーも受賞。日本でも昨年夏にホームページで先行公開され、東京モーターショーにも参考出品されていた。

車名のとおり「人と時代の調和」を目指す新型アコードのプロフィールを解説していこう。

新型アコード 外観

エクステリアは、磨き上げた走りの性能からイメージを膨らませ、動体としての在るべき姿を追求したスタイリングで、アコードならではの上質感や走りのパフォーマンスを表現している。

ロングセラーモデルとしての自信を感じさせる力強く端正なフロントフェイスや、スポーティな走りを実現させ、ゆるぎない安定感を創出する低重心なプロポーションが特長だ。

新型アコードのボディサイズは、全長×全幅×全高が4900×1860×1450mm。

フロントでは、最近のホンダのセダンの共通モチーフであるクロームバーとインラインタイプのLEDヘッドライトを一体デザインとして、ブラック基調の逆台形グリルを組み合わせたマスクが目を引く。

サイドビューはクーペ風の6ライト・スタイルを採用。ホイールベースは従来型より55mm延長され、ロングノーズ化しながらショートオーバーハングでスポーティなプロポーションを生み出している。

リアは横基調のコンビネーションランプと、絞り込まれたトランクのリップやバンパーのエッジなど、ディテールまで磨き上げられている。

新型アコード 内装

インテリアはコンサートホールをイメージした。

水平基調のインパネは薄型の3層構造で、安心感と爽快感を両立させている。またフロントピラーの下端を後方に引くとともにスリム化して、水平視野角を従来型より約10%拡大。

ゼルコバウッド(ケヤキ)調のパネルや、プラチナクロームメッキ仕上げのエアコンダイヤルやドアハンドルなどで、高品位な室内空間を創出している。

メーターは大径2眼タイプで7インチのカラー液晶パネルも組み合わせ、ヘッドアップディスプレイも備える。ステアリングは、しっとりと手になじむ握り心地の本革巻き。ギアセレクターは上級モデルのレジェンドやNSXも採用しているスイッチ式で、先進的な見え方と優れた操作性を両立させている。

シート地は本革を標準装備。フロントは背もたれを従来型より125mm高く設定して上部をタイトに絞り込み、サイドサポートのフロント面をサイド側へツイストさせて、視覚的な爽快感とスポーティイメージを創出しながら、後席からの抜けの良い前方視界を提供する。

リアシートも背もたれの高さを延長し、ゆとりの着座姿勢を実現している。

また後述のようにハイブリッドシステムのレイアウトを検討し、トランク容量はハイブリッドセダンではクラストップの573L(VDA)を確保している。

新型アコード パワートレイン

日本以外の仕向地では1.5L/2.0Lの直4ターボなど、何種類かのパワーユニットが搭載されている新型アコードだが、日本仕様は2モーターによる力強い加速と滑らかな走りを実現するホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」のみを搭載する。

エンジンは、最高出力145psと最大トルク17.8kg-mを発生する2L(正確には1993cc)のアトキンソンサイクルDOHC i-VTEC。

これに発電用と走行用の2つのモーターを内蔵した電気式CVT(無段変速機)を組み合わせる。

走行用モーターの最高出力は184ps、最大トルクは32.1kg-m。

日常シーンのほとんどはモーターで走行し、高速クルージングなどモーターよりもエンジンのほうが高率の良い領域はエンジンで走行し、あらゆる領域で優れた燃費性能を発揮する。WLTCモード燃費は22.8km/L。

パワーコントロールユニット(PCU)はフロントのエンジンルームに、リチウムイオンパッテリーとインテリジェントパワーユニット(IPU)はリアシート下にレイアウトされている。

新型アコード シャシー

ホンダは新型アコードの走りとデザインを圧倒的に進化させるために、低重心・低慣性の「新世代プラットフォーム」を開発した。

主要な骨格を従来型より低く設定し、前後サスペンションは取付け構造を含めて新たに開発。従来型より約15mmの低重心を達成した。

また低重心化によって重心高とロール軸を近づけることで、従来型のプラットフォームに対しロール慣性モーメントを7.2%低減。さらに、ハイブリッドのIPUをリアシート下に搭載してサブフレームやサスペンションの軽量化を徹底し、ヨー慣性モーメントを1.7%低減した。

こうした各部の軽量化や超高張力鋼板の適用拡大により、完成車重量は従来型より50kg軽減しながら大幅な高剛性化を達成。動的性能の向上に大きく貢献している。

サスペンション形式は、フロントにマクファーソンストラット式、リアにE型マルチリンク式を採用し、優れた操縦安定性と応答性を実現。また、上質な乗り心地をもたらし、シーンに合わせたドライブモードの切り替えが可能なアダプティブ・ダンパーシステムをアコードとして初めて採用している。

新型アコード 装備

新世代プラットフォームの採用で、新型アコードは全方位に対し、より優れた衝撃吸収・分散構造を実現している。さらに先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備した。

衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリングといった従来の機能に加え、後方誤発進抑制機能とオートハイビームを新たに追加。これにより、新型アコードはサポカーS<ワイド>に該当する。

快適装備も充実している。

前席まわりでは、8インチ大画面ナビゲーションシステム、スマートフォンのワイヤレス充電器、運転席8ウェイ(4ウェイ電動ランバーサポート付き)/助手席4ウェイのパワーシートを搭載。

さらに後席乗員も恩恵を受ける装備としては、プラズマクラスター技術搭載のインテリジェント・デュアル・フルオートエアコン、チルトアップ機能付きフロント電動スモークドガラス・サンルーフ、リアベンチレーション、リアドアサンシェード、シートヒーター(運転席/助手席/後席左右)……などなどを装備。オプションで後付けが必要なものはないといっていいだろう。

新型アコード 価格

日本仕様の新型アコードは、前述のようにパワートレインはハイブリッドのe:HEVのみで、駆動方式もFF(前輪駆動)のみだ。

グレードも「EX」のみのモノグレードとなる。消費税10%込みの車両価格は、465万円。

月間の販売計画台数は、300台とされている。

新型アコード スペック

アコードEXの主要諸元は下記のとおりとなっている。

価格:465万円(税10%込み)
全長×全幅×全高:4900×1860×1450mm
ホイールベース:2830mm
重量:1560kg
ドライブトレイン:直4 DOHC+モーター
排気量:1993cc
最高出力(エンジン):145ps/6200rpm
最大トルク(エンジン):17.8kg-m/3500rpm
最高出力(モーター):184ps/5000-6000rpm
最大トルク(モーター):32.1kg-m/0-2000rpm
トランスミッション:電気式無段変速機
駆動方式:横置きFF
WLTCモード燃費:22.8km/L
タイヤサイズ:235/45R18 94W

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
「マジで!?」ホコリまみれの“スクラップ車”が14億5000万円で落札!? 50年ぶりに見つかった1956年製メルセデスの“驚きの価値”とは?
VAGUE
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
ミツオカ「M55」発売決定! 2025年生産販売台数は100台で、2024年11月22日から受付開始
Webモーターマガジン
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
【10月の新車販売分析】受注停止車種が多くともトヨタ1強にかわりなし! 軽乗用車はホンダとダイハツの2位争いが熾烈に!!
WEB CARTOP
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
『簡単にキズが消えた!』初心者でも簡単、コンパウンドで愛車の浅いキズを手軽に修復するテクニック~Weeklyメンテナンス~
レスポンス
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
くるまのニュース
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
スクーターのようでスクーターではない!? シリーズ最大排気量イタルジェット「ドラッグスター700ツイン・リミテッドエディション」発表
バイクのニュース
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
MINI コンバーチブル【1分で読める輸入車解説/2024年最新版】
Webモーターマガジン
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
【最新モデル試乗】期待のストロングHV登場! SUBARUクロストレックS:HEVの実力
カー・アンド・ドライバー
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
新車198万円! スバルの全長4.3m「“7人乗り”ミニバン」が凄い! 得意な「AWD×水平対向エンジン」採用しない“謎のモデル”に注目! 意外な「小型ミニバン」誕生した理由とは
くるまのニュース
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
愛車の履歴書──Vol54. 池松壮亮さん(番外・後編)
GQ JAPAN
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
トヨタ世界初!謎の「“パイ”エース」に大反響! 屋根なし&12人乗りに「成人式仕様みたい」「オトナも楽しめそう」の声! “マル秘システム”搭載の「ハイエース」がスゴイ!
くるまのニュース
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
頑張れ日産! フェアレディZの2025年モデル発表、あわせて新規注文を再開!
カー・アンド・ドライバー
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
もう待ちきれない! [新型GT-R]はなんと全個体電池+次世代モーターで1360馬力! 世界が驚く史上最強のBEVスポーツカーへ
ベストカーWeb
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
「ジャパンモビリティショー2024」に若者たちはどう感じたか? 対話と提案で「次世代モビリティ社会」を作る
ベストカーWeb
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb

みんなのコメント

1件
  • カタログ見て書いたよう作文
    昨今のライターさんは極力主観は入れないよう
    訓練されてるらしい
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

465.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.8549.8万円

中古車を検索
アコードハイブリッドの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

465.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

49.8549.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村