11月8日~10日に開催されたセントラルラリー愛知・岐阜の最終日となった10日、メイン会場となる愛・地球博記念公園(モリコロパーク)に、2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグが来場。スバルWRX STIのグループN仕様車でデモランを実施した。
この光景に多くのラリーファンがスバルの黄金期を思い返したに違いないが、再びWRCでスバルの勇姿が見られるかもしれない。発端となったのは、2022年に予定されているWRCのレギュレーション変更だ。この車両規定の一新に合わせて、スバルのWRC復帰計画が再燃している。
■トヨタ社長、三菱とスバルのWRC参戦を期待「彼らの復帰をサポートしたい」
既報のとおり、FIAは2022年よりレギュレーションを一新し、ハイブリッドシステムの導入を発表。同時に現行規定で定められている車両サイズよりも大きい車両をベースとする場合は、サイズの縮小を行う“スケーリング”が認められたほか、チューブラーフレームによるプロトタイプカーの導入も認められた。まさに大胆な規定の刷新で、その狙いは新規マニュファクチャラーの参戦を促すためのものだが、この車両規定の変更でWRCへの参戦に興味を示したのが、1995年のコリン・マクレーを筆頭に、2001年のリチャード・バーンズ、2003年のペター・ソルベルグと3名のドライバーズチャンピオンを輩出したほか、1995年から1997年にかけてマニュファクチャラーズ部門で3連覇を達成したスバルだった。
関係者によれば、スバルはWRC復帰に向けた調査を開始するようで、参戦費用やテクニカルパートナーの選定、さらにマーケティングの方法などをリサーチするという。
こう書くと、まだ手探りの状況にあるように思えるが、すでに具体的なプランが描かれている模様だ。「プロモーションを考えると、主力モデルは唯一のハイブリッドラインナップとなるXVハイブリッドになるでしょう。ハイブリッドのスポーツイメージを訴求するためにはWRCは最適なツール」と前出の関係者は語る。前述のとおり、ボディサイズを縮小するスケーリングが行えるほか、プロトタイプカー、つまり純粋なレーシングカーでの参戦も認められていることから、SUVベースのデメリットもスポイルできるはずだ。
一方、テクニカルサプライヤーの選出に関しては、これからの調査次第ということになりそうだが、一説によればフォードのサテライトチームとして活動するMスポーツからスバルの担当者へコンタクトがあったという。もしレギュレーション変更に合わせてスバルが復帰するようなら、フォードのワークス復帰に期待が持てないMスポーツにとって、スバルは魅力的な存在となるに違いない。逆にフォードで培った全てのリソースを活かすことができるだけに、スバルにとってもMスポーツは最高のテクニカルパートナーとなるだろう。
以上、断片的な情報をもとにスバルのWRC復帰計画をまとめたが、個人的にはペター・ソルベルグ・ラリーチームをパートナーに、オリバー・ソルベルグがスバル車で参戦するところを見てみたい。いずれにしても、スバル復帰参戦の噂が実現する日を楽しみにしたいものだ。
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