6月2日、2024年MotoGP第7戦イタリアGP MotoGPクラスの決勝がムジェロ・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は転倒リタイアで終えている。
土曜日に行われたスプリント同様、中上はフロントにミディアムタイヤ、リヤにソフトタイヤを履いて23番グリッドから決勝に臨んだ。
母国でドゥカティワークスが1-2フィニッシュ。マルティンは最終ラップで敗れ3位/第7戦イタリアGP
スタートで1台かわした中上は、オープニングラップで順位を失ったヨハン・ザルコ(ホンダ・カストロールLCR)の後ろを走行する。序盤はチームメイトから約0.5秒のギャップで続いていた中上だったが、4周目を終えたあたりからザルコの背中が少しずつ遠ざかる。
しかし中上は再びペースを立て直し、自己ベストを更新。8周目を終えた時点でザルコとの差は約0.4秒まで縮まった。さらにペースを上げて自己ベスト相当のタイムを刻んでいた9周目、中上は12コーナーで転倒してしまう。今週末も堅実な走りを見せていただけに、残念なリタイアとなってしまった。月曜日は、同じムジェロ・サーキットで開催されるテストに参加する。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:転倒リタイア)
「昨日とコンディションが少し変わり、難しい走りを強いられました。早い段階からフロントのフィーリングが完全ではなく、思うように攻められなくなり、9周目の12コーナーでフロントから転倒してしまいました。もし完走していてもポイント獲得は難しかったと思います。明日のテストでは、どんな状況でも確実にポイントを獲得できるレベルに引き上げていきたいです」
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