現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > カメラとモニターが分離!360度録画できるセイワのセパレート式ドライブレコーダー「PIXYDA PDR900SP」の実力検証

ここから本文です

カメラとモニターが分離!360度録画できるセイワのセパレート式ドライブレコーダー「PIXYDA PDR900SP」の実力検証

掲載 更新 4
カメラとモニターが分離!360度録画できるセイワのセパレート式ドライブレコーダー「PIXYDA PDR900SP」の実力検証

リアカメラセットで360度録画可能!セイワ製GPS搭載ドライブレコーダー PIXYDA PDR900SP

今やクルマのドライブレコーダーは必需品の時代である。

新しいグラフィックでよりスポーティーなイメージを纏ったカワサキ「Ninja 650シリーズ」

しかも、クルマの全周360度、もちろん、リアまで録画するタイプの人気が高まっている。そう、フロントはもちろん、サイド、室内の録画、そしてあおり運転被害に威力を発揮するリヤカメラによる後方録画の必要性があるからだ。

しかし、フロント側に関して、フロントウインドー上部にカメラと大型モニターを取り付ける一体型は、巨大化しつつある先進運転支援機能のフロントカメラやレーダーが付いている車種だと、それがけっこう煩わしく感じることがある。

実際に筆者もフロントウインドー上部にカメラと大型モニター一体型をフロントウインドーの助手席側に取り付けていたのだが、前方視界の煩わしさとともに、操作のためにタッチパネルのモニターをうかつに強く指で触れるとフロントカメラの角度が微妙に変わったりすることもあって(振動で可動部がゆるむケースも)、これもまた悩みの種だった。

カメラとモニター一体型助手席側装着の例

そこで紹介したいのが、カメラとモニターが分離したセパレートタイプ、かつ360度の録画ができ、リヤカメラもセットになっている、あるようでなかなかないセイワのGPS搭載ドライブレコーダー、PIXYDA PDR900SPである。

360度の録画ができるスタイリッシュな円筒形フロントカメラ、5インチのフレームレスガラスモニター、そしてこれまた円筒形のリヤカメラという構成で、クルマの全周水平360度(通常のフロントカメラで死角になりやすい車体側面含む)、および車内録画とリヤカメラによる水平130度の録画が可能となるのだ。

先進運転支援機能に360度セーフティアシストという機能があるが、それに似た安心感が得られることになる。

嬉しいポイントはそこだけではない。夜でも前後ともに明るく録画できるSTARVIS(スタービス/SONYの登録商標)の採用によって高感度を有し、可視光線領域から近赤外線領域までの高画質が実現されているという。

画素数はフロント370万画素(1920×1920)、リア200万画素(1920×1080)。5インチモニターの画面表示はフロントワイド、360度モード、2分割モード、4分割モード、リアカメラモードからワンタッチでセレクトできる。

バックモニターが付いていないクルマであれば、ダッシュボード上の前方視界を妨げない、かつ見やすい場所にモニターを設置することで、バックモニター代わりに使えるのも、セパレート式ならではの大きなメリットだろう。

もちろん、駐車中の当て逃げなどに備える、駐車中に衝撃を感知すると検知10秒前から検知後20秒間の合計30秒間の録画が可能(オプションの常時接続ケーブルが別途必要)なダブル監視録画機能も備えている。

駐車録画中には、モニター裏のLEDを点灯、点滅させることもできるため、録画していることをアピール。イタズラなどの被害抑制にも効果がありそうだ(モニターの裏が車外から見えるフロントウインドー上部、またはダッシュボード上面取り付け時)。

モニター部分には、32GBのものが同包されるマイクロSDカードのスロットがふたつ用意され、リレー録画も可能。録画時間が拡大したのと同時に、各録画モードのメモリ割り当てを「走行優先」「衝撃優先」「駐車優先」「走行専用」の4つのモードからセレクトできる点もうれしい。

ところで、ここ最近のクルマであれば、先進運転支援機能が充実しているはずだが、そうではない車種にとっては、とくにこのPIXYDA PDR900SPは有効だ。というのは、ドライブレコーダー機能に加え、フロントカメラを用いた車線逸脱警告(GPS速度が50km/h以上で機能)、前方車両発進警告、前方衝突警告機能(GPS速度が30km/h以上で機能)も付いているからである。

カーナビゲーションなどへのノイズ干渉対策、LED信号機対応、事故などの衝撃でバッテリーからの電源供給がストップした時に一時的に蓄えた電源を使い映像ファイルを保存するスーパーキャパシタや高温保護システムの採用、マイクロSDカードの書き込みエラーが起きにくいフォーマットフリーであることも注目点である。

さて、PIXYDA PDR900SPを取り付けたのは、フォルクスワーゲン・ゴルフ7。このフロントカメラと5インチモニターが分離しているセパレートタイプでは、フロントウインドー上部における大型モニター付きドライブレコーダーのような占領面積が少なくて済むのが第一のメリットで、フロントカメラはコンパクトだからフロントウインドーの中央部分寄りにすっきりと取り付け可能。

モニターはダッシュボード上面、またはミニバンのようにフロントウインドーの面積が大きい場合は、フロントカメラを助手席側、画角の確認や操作を行うモニターを運転席側に取り付ける・・・といったパターンが王道であることは言うまでもないのだが、筆者はフロントウインドーをなるべくすっきりさせたいため、5インチのモニター(W136×H73.5×D27mm)に関して、ほかの取り付け場所を模索。

ゴルフの場合、ダッシュボード上を含め、運転席周りに取り付けるのに相応しい場所はなかなか見つけにくいのだが、センターコンソールのカップホルダー部分の手前、センターコンソールボックスの前方の壁面が、ほかの操作、機能にまったく影響しない(コンソールボックスの開閉操作やカップホルダーのボトルにも干渉せず)、手元でモニターを操作できるちょうどいい装着場所であった(バックモニターとしては位置的に機能しないが、純正バックモニターは装備済み)。ただし、GPSの受信部分がモニター背面にあるため、GPSが受信できない可能性があり、モニター取り付け時にはそのあたりの確認が不可欠である。

個人的にはドライブレコーダーのモニターは走行中、画面を凝視するものではなく、しっかりと録画されていれば問題なく、タッチパネル式ならその操作が可能であれば、設置場所はどこでもよいと思っているので、今回の取り付け位置はそれなりにスマートな!?取り付け場所だと気に入っている。

もちろん、クルマによっては様々な設置場所の自由度があるはずで、自身のアイデアでセパレート式のメリットを最大限に生かせる場所を探すとよいだろう。その上で、くどいようだが、GPSの受信状況はしっかりと確認したい。

取り付け後、ドライブに出発前から安心感が増したことは、言うまでもない。ドライブ旅行の思い出動画、画像をスマホやパソコンで再生できる点も、ドライブレコーダー装着の安心に加えた楽しみ方である。

セイワPDR900SP

https://pixyda.jp/pdr900sp/

文 青山尚暉

こんな記事も読まれています

唯一アプリリアで挑むTeam TATARA aprilia。イタリア人ライダー擁して鈴鹿8耐2年連続SST表彰台を狙う
唯一アプリリアで挑むTeam TATARA aprilia。イタリア人ライダー擁して鈴鹿8耐2年連続SST表彰台を狙う
AUTOSPORT web
BMW新型「M5」世界初公開 7代目に進化した高性能セダンは初のハイブリッド採用で727馬力
BMW新型「M5」世界初公開 7代目に進化した高性能セダンは初のハイブリッド採用で727馬力
VAGUE
660ccの「小さなスポーツカー」って最高! スバル本気の“走り仕様”は「ス―チャー×4WD」搭載! オープンカーも用意した「すごい軽自動車」とは
660ccの「小さなスポーツカー」って最高! スバル本気の“走り仕様”は「ス―チャー×4WD」搭載! オープンカーも用意した「すごい軽自動車」とは
くるまのニュース
メダル獲得の最短ルートを道案内!? パリ五輪出場、サーフィン松田詩野選手にパナソニックがエール
メダル獲得の最短ルートを道案内!? パリ五輪出場、サーフィン松田詩野選手にパナソニックがエール
AUTOCAR JAPAN
デコブルーバードにデコミラにデコキャラバン! デコトラ乗りさえも震撼させた「デコ車」たち
デコブルーバードにデコミラにデコキャラバン! デコトラ乗りさえも震撼させた「デコ車」たち
WEB CARTOP
愛車の履歴書──Vol43. 勝地涼さん(前編)
愛車の履歴書──Vol43. 勝地涼さん(前編)
GQ JAPAN
『ヴォクシー・ハイブリッド』&『ノア・ハイブリッド』用、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズが新たな品番で販売開始
『ヴォクシー・ハイブリッド』&『ノア・ハイブリッド』用、ブリッツの車高調キット「DAMPER ZZ-R」シリーズが新たな品番で販売開始
レスポンス
いかにもドイツ車らしい──フォルクスワーゲン・ゴルフIIGTI試乗記
いかにもドイツ車らしい──フォルクスワーゲン・ゴルフIIGTI試乗記
GQ JAPAN
夏の車内に「ペットボトル置きっぱなし」は超危険! うっかり放置で「火災」の事例も! さらに「健康被害」まで考えられる理由とは
夏の車内に「ペットボトル置きっぱなし」は超危険! うっかり放置で「火災」の事例も! さらに「健康被害」まで考えられる理由とは
くるまのニュース
軽自動車がキャンピングカーに! 若者ユーザーの増加に期待…東京アウトドアショー2024
軽自動車がキャンピングカーに! 若者ユーザーの増加に期待…東京アウトドアショー2024
レスポンス
【コラム】英国人F1レポーターから見た角田裕毅の“暴言”問題「看過されるべき発言ではない。しかしF1での立場は失われない」
【コラム】英国人F1レポーターから見た角田裕毅の“暴言”問題「看過されるべき発言ではない。しかしF1での立場は失われない」
motorsport.com 日本版
Hyundaiとヒルトングランドバケーションズが国境を越えたZEV体験でパートナーシップを締結
Hyundaiとヒルトングランドバケーションズが国境を越えたZEV体験でパートナーシップを締結
LE VOLANT CARSMEET WEB
【2024年版】日産 エクストレイルVS三菱 アウトランダーを徹底比較
【2024年版】日産 エクストレイルVS三菱 アウトランダーを徹底比較
グーネット
【MotoGP】シート喪失ジャック・ミラー、KTMの不誠実な態度に驚き「ファミリーの一員として留めたいと言っていたのに」
【MotoGP】シート喪失ジャック・ミラー、KTMの不誠実な態度に驚き「ファミリーの一員として留めたいと言っていたのに」
motorsport.com 日本版
夏は彼女を作って「ドライブデート」に行きたい! タイプ別に選んだ「女子ウケ抜群」の軽自動車 5選
夏は彼女を作って「ドライブデート」に行きたい! タイプ別に選んだ「女子ウケ抜群」の軽自動車 5選
くるまのニュース
[car audio newcomer]ダイハツ・アトレー デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 後編
[car audio newcomer]ダイハツ・アトレー デッキバン(岩田達也さん)by ピットハウスコスギ 後編
レスポンス
“休日出勤”でこの速さ! 準備不足ながら優勝のWRC王者ロバンペラにトヨタも驚き「最初は不機嫌だったが、ひとたび自信をつけたらこれだ」
“休日出勤”でこの速さ! 準備不足ながら優勝のWRC王者ロバンペラにトヨタも驚き「最初は不機嫌だったが、ひとたび自信をつけたらこれだ」
motorsport.com 日本版
ディフェンダー史上最もタフなニューモデル、「オクタ」登場!究極のパフォーマンスとラグジュアリーの融合
ディフェンダー史上最もタフなニューモデル、「オクタ」登場!究極のパフォーマンスとラグジュアリーの融合
LE VOLANT CARSMEET WEB

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村