現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > ロッキー/トヨタに新開発ハイブリッド追加…軽自動車にも展開!日産e-POWERと似ている!?

ここから本文です

ロッキー/トヨタに新開発ハイブリッド追加…軽自動車にも展開!日産e-POWERと似ている!?

掲載 更新 30
ロッキー/トヨタに新開発ハイブリッド追加…軽自動車にも展開!日産e-POWERと似ている!?

ダイハツ/トヨタは2021年11月1日、5ナンバーサイズのコンパクトSUV「ロッキー/ライズ」に一部改良を実施した。ロッキーの価格は166万7000~234万7000円、ライズの価格は170万7000~232万8000円。

■ハイブリッドのシステム構成は基本的にe-POWERパワーと似ている

【本国発表】メルセデス・ベンツのSLが約10年ぶりのフルモデルチェンジ! メルセデスAMGがゼロから設計し、PHEV登場も間近か!?

改良のハイライトはハイブリッド車の新設定である。新開発のハイブリッドシステム「eスマートハイブリッド」をFF車に搭載した。電気のeとスマート(賢い、機敏な)を組み合わせて、電気の力できびきびと走る良品廉価なハイブリッドであることを表現したネーミングである。ダイハツは1960年代から電気自動車の研究に取り組むなど電動車開発の歴史は長い。こうした知見と、トヨタグループの技術やノウハウを活用し、ダイハツならではのハイブリッドシステムを開発したという。

メカニズムは、新開発となる1.2L直列3気筒ガソリンエンジンで発電し、その電力を利用してモーターで走行するシリーズハイブリッド方式を採用。エンジンを発電専用とし、リチウムイオン電池に電気を蓄え、100%モーターでの走行となる点など、システムの基本的な構成は日産ノートなどに搭載している「e-POWER」と似ている。ただし、モーターの出力やトルクはノートの85kW(116ps)/280Nm(28.6kgm)に対して、ロッキー/ライズは78kW(106ps)/170Nm(17.3kgm)とやや低めの設定だ。

小さな排気量でシンプルな構造とコンパクトなサイズを実現。発電と充放電を最適に制御することで、コンパクトSUVクラストップレベルの低燃費(28.0km/L)と低価格を達成した。また、100%モーターでの走行となるため、レスポンスのよい加速性能が低中速走行に適していて、街乗りでの使用頻度が高いコンパクトカーにうってつけのシステムである。ダイハツによると、このハイブリッドシステムはロッキー/ライズを皮切りに今後、軽自動車にも展開していくとのことである。これによって、目下のダイハツの電動化戦略が見えてきた。

ハイブリッド車には、アクセルペダルの踏み加減を調整するだけで車速をコントロールできる「スマートペダル」を採用。アクセルからブレーキへの踏み替え操作の頻度が減り、ドライバーの負担を軽減しながら軽快な走りを実現した。出足の力強い加速が特徴のノーマルモードと、燃費指向のエコモードを設定しており、低速時にはクリープ走行を残すことで使い勝手に配慮している。なお、スマートペダルOFFでの走行も可能だ。


■純ガソリン車も1.2L新エンジン搭載

ハイブリッド車に搭載する新型の1.2L直列3気筒「WA型」エンジンは、FFの純ガソリン車にも採用。燃費性能とともに、低回転時のエンジントルクを高めることで、力強くスムーズに加速する日常使いに適したエンジンとした。圧倒的な高速燃焼を実現する高タンブルストレートポートや燃焼促進と燃焼ガスのクリーン化をもたらすデュアルポート+低ペネトレーション噴霧といった新技術の採用によって、ハイブリッド車用ではクラストップレベルの熱効率(最大40%)を達成。純ガソリンFF車の燃費は20.7km/Lで、コンパクトSUVナンバー1の数値をマーク。従来の1Lターボ車に比べると約10%向上している。ちなみに、4WD車には従来の1Lターボエンジンを継続採用している。

そのほか、先進安全装備「スマートアシスト」に関しては、タフトから採用した新ステレオカメラを採用。ダイハツ車最多となる19個の予防安全機能を搭載。衝突警報機能や衝突回避支援ブレーキ機能が夜間の歩行者検知に対応した。標識認識機能(進入禁止/最高速度/一時停止)で見逃し予防に効果を発揮する。

また、電動パーキングブレーキの採用もポイントで、全車速追従機能付きACC(アダプティブクルーズコントロール)に停車保持機能を追加。長距離運転時の渋滞なども快適にサポートする。

新機能のCTA(コーナリングトレースアシスト)は、旋回時に車両が外側に膨らんでいることを検知すると、内輪にわずかな制動力を加えるというシステム。旋回方向を補正し、コーナリングの安定化に寄与するという。

装備面では、キーを持って施錠状態の車両に近づくとルームランプが点灯するウェルカムランプ機能を標準に。ハイブリッド車には降車後の足元を照らすヘッドランプ点灯延長機能を採用。さらにハイブリッド車にはオプションで非常時給電システム付きのアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)を用意した。

外観ではロッキー/ライズともに新デザインのアルミホイールを採用するなど、細部を変更することでハイブリッド車であることをアピールしている。

〈文=ドライバーWeb編集部〉

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
WRC最終戦「ラリージャパン2024」開幕! 日本勢の「TGRチーム」活躍に期待! 会場はすごい熱気に! 高橋プレジデントや太田実行委員長が語る! 今大会の「見どころ」は?
くるまのニュース
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
アストンマーティン、技術責任者ファロウズ更迭は今季の不振が理由と説明「彼は2023年のマシン開発に大きな影響を与えたが……」
motorsport.com 日本版
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
ブルーインパルスがラリージャパン2024開幕を祝う航空ショー。6機が豊田スタジアム上空で華麗なスモーク
AUTOSPORT web
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
[15秒でニュース]首都高速八重洲線通行止め…10カ年計画の新環状線プロジェクト
レスポンス
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
GMのF1計画に新たな動き。アンドレッティの設備引き継ぎ、2026年からキャデラックブランドで参戦か?
motorsport.com 日本版
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
約148万円! スバル新型「軽ワゴン」発表! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載! ”大開口“実現の「シフォン」が販売店でも話題に
くるまのニュース
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
アウディ Q6 e-tronの中国専用「ロング版」はただ長いだけじゃない…広州モーターショー2024
レスポンス
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
タナク総合首位。勝田貴元はステージ優勝2回で総合3番手まで0.1秒差|WRCラリージャパンDAY2午後
motorsport.com 日本版
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
<新連載>[失敗しない初めてのスピーカー交換]ツイーターだけを“追加 or 交換”するのは、アリ!?
レスポンス
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
レッドブル、リヤウイングのスペック選定でミス?「空気抵抗が大きすぎる上に、この1スペックしかない」
motorsport.com 日本版
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
約270万円! ホンダ新型「“4.8m級”セダン」登場に反響多数! 斬新「光るボンネット」採用の「“迫力”顔マシン」に「近未来的」の声! 天井はほぼガラスな“超開放感”内装もスゴイ「L」中国で発売し話題に
くるまのニュース
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
ドーナツターン追加や坂の角度が緩やかに。ラリージャパン2024豊田スタジアム特設コースの変更点をチェック
AUTOSPORT web
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
全長5m超えのレクサス高級「“3列シート”SUV」に反響多数! 堂々「カクカク」デザインに「憧れる」「カッコイイ」と熱視線集まる! 広々内装も魅力的な新型「TX」に「日本でも欲しい」の声も
くるまのニュース
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
ポップで個性的なモンスター達が作り出す世界観! SHOEIが「Z-8」にNEWグラフィック「YAGYO」を追加
バイクのニュース
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レクサスのレザーもリサイクルでグッズに、リョーサンがトヨタと共同開発
レスポンス
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
グリーンがアクセントの爽やかコスが素敵! SUPER GTのGreen Braveは2人の「埼玉GreenBraveサポーターズ」が応援します
Auto Messe Web
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
【試乗】新型CR-Vの日本導入は水素燃料電池車のみ! 特殊なクルマかと思ったら実用性十分の「買いやすい」モデルだった
WEB CARTOP
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
ベントレー マリナーの技が冴える「エクスプレッション オブ テクスチャー」。感性を刺激する「コンチネンタルGTスピード コンバーチブル」ベースの特注モデル
Webモーターマガジン

みんなのコメント

30件
  • 妬み嫉みが激しいですね。
    売れたら困るんでしょうか、どうぞアンチさんもご自愛ください。
  • ディスる事しかできないアンチ

    悔しいのなら、この車を超えるような車を造ってくださいと
    贔屓メーカーに懇願してみては?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

166.7231.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

103.0300.0万円

中古車を検索
ロッキーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

166.7231.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

103.0300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村