■トータル出力245ps EV走行可能距離は約50km
独アウディは2020年12月17日、コンパクトSUV「Q3」とクーペSUV「Q3スポーツバック」にプラグインハイブリッドモデル「Q3/Q3スポーツバック 45 TFSIe」を追加、2021年の第2週よりプリセールを開始すると発表した。
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Q3/Q3スポーツバック 45 TFSIeのエンジンは、150psを発揮する1.4TFSIを搭載。これに85kWを発揮する電気モーターを組み合わせることで、システム最高出力は245ps(180kW )、システム最大トルクは400Nmを発揮する。
駆動方式はFF、モーターは6速Sトロニック(DCT)のハウジング内に組み込まれるため、TFSIエンジンが停止している場合でもギアの選択が可能になる。
Q3/Q3スポーツバック 45TFSIeの0-100km/h加速は7.3秒、最高速度は210km/hというパフォーマンスを誇る。WLTPモードでのEV航続可能距離は、Q3 45TFSIeが51km、Q3スポーツバック 45TFSIeが50kmで、満タン時からの航続可能距離は両モデルとも約710kmになる。
96個のセルからなる13.0kWhのバッテリーはリアアクスルの床下に配置。バッテリーシステムには独自の冷却回路があり、エアコンの回路に接続することで、要求がもっとも高い場合でも効果的に冷却することができる。充電は出力3.6kWの400Vソケットで約3時間45分でフル充電が可能で、スマホアプリ「my Audi」を使えば、スマートフォンから充電、タイマー充電予約、エアコンのオンオフなどを操作することも可能だ。
おもな運転モード「オートハイブリッド」モードでは、1.4TFSIと電気モーターを自動で使い分け、効率的に走行をおこなう。ドライバーはEVボタンを押すことで、電気駆動を優先させることもできる。またアクセルペダルから足を離すと、ほとんどの状況下で惰性走行をおこなう。
ドライバーがブレーキを踏むと、日常運転のブレーキ操作の大部分、つまり減速Gが約0.3Gまでは電気モーターが単独で減速をおこない、最大40kWのエネルギーを回収しバッテリーに蓄える。ブレーキをさらに強く踏んだときのみ油圧式ホイールブレーキが作動するが、その切り替わりはまったく気づかないレベルだという。
標準装備のAudiドライブセレクトシステムは、エンジンだけでなく、トランスミッションやパワーステアリングなどのシステムプロファイルも変更する。ドライブモードは「ダイナミック」「コンフォート」「オート」そしてドライバーが個別に設定できる「インディビデュアル」が用意されている。
荷室容量は通常時で380リッターを確保。最大荷室容量はQ3 45TFSIeでは1375リッター、Q3スポーツバック 45 TFSIeは1250リッターとなる。オプションで電動テールゲートも用意する。
Q3 45TFSIeとQ3スポーツバック 45TFSIeのプリセールは、2021年1月第2週から開始される。
ドイツでのベース価格はQ3 45TFSIeが4万6000ユーロ(日本円で約580万円。19%のドイツ付加価値税含む。以下同)、Q3スポーツバック 45TFSIeが4万7400ユーロ(約600万円)となる。日本でも2021年内に導入される予定だ。
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来年発売の新型アウトランダーPHEVをよく研究して下さいませ。